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net版『現代日本語文法概説』第一部あとがき
この原稿は、もともと何らかの形で出版することを考えていたものですが、
それよりも、インターネットのホームページにのせてしまったほうが多くの人
に使ってもらえるという、当たり前の事実に気がついて、こういう形で公開す
ることにしたものです。
そのためには、内容を検討しなおして、書き直すべきだと思っていたのです
が、それだけの体力と気力がなくて、ほとんどそのままの形でのせることにな
りました。それでも、多少のお役に立つだろうと思います。
下にあるのは、コピー機で両面印刷し、図書館の製本機で仮製本したものの
「あとがき」です。それから数年たってしまいました。
2004年1月5日 庭 三郎
第1部・第2部あとがき
なんとかここまでたどりつきました。先はまだまだ長いのですが、一つの区
切りをつけられるところまで来ました。ここまで印刷したものを綴じて、何人
かの方に見ていただき、御批判・御指摘をいただきたいと考え、野田時寛さん
を通じてお願いすることになりました。第3部・第4部は合わせて一冊分の予
定で、1年後ぐらいにはまとめたいと思っています。第2部の目次の後に、第
3部・第4部の予定目次をのせておきました。
日本文法研究8年のレポートです。文法に興味を持ったのは学生時代からで
すが、本を書こうと思って多少まじめに勉強を始めたのは8年前のことです。
私の願いは、日本語教育のために、実用的でしかも体系的な文法の本を書く
ことです。この本が、その目標の実現に一歩でも近づいていることを願ってい
ます。
全体のそもそもの構想から、項目の立て方、原稿の検討と数回に及ぶ書き直
し、参考文献捜しに至るまで、すべてにわたって野田時寛さんの協力を得まし
た。野田さんの厳しい指摘と悪口雑言のおかげで分量が初稿の3倍以上になり
ました。原稿が完成すれば出版社まで紹介していただけるとのことで、心から
お礼を申し上げます。
1998年8月31日
第1部(第二刷) あとがき
上の「あとがき」から2年たってしまいました。いまだにこの仕事から抜け
出せません。99年の10月に「第3部」を一応まとめたまではよかったので
すが、その後ほとんど進みませんでした。やっと、多少の書き直しをし、20
ページほど増えた「第1部」ができあがりました。同じように、「第2部」も
もうすぐできあがる予定です。「第3部」の見直しはまだ先の話です。さらに、
短い「第4部」も。
「百里を行く者は九十里を半ばとす」ということわざの意味がしみじみとわ
かってきました。
2000年9月15日
庭 三郎
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