全体一覧表へ複合動詞 文型用例集 ま〜わ
マ行・ヤ行・ワ行 目次
み む め も や ゆ よ わ まう 舞い上がる 舞い上げる 舞い落ちる 舞い降りる 舞い込む 舞い散る 舞い戻る まかる まかり通る まがる 曲がりくねる まぎれる 紛れ込む まく巻 巻き上がる 巻き上げる 巻き起こす 巻き起こる 巻き返す 巻き込む 巻き付く 巻き付ける 巻き取る 巻き直す 巻き戻す まく撒 まき散らす (まき直す) まくす? まくし立てる まくる まくり上げる まける 負け越す まざる 混ざり合う まじる 混じり合う まぜる 混ぜ合わせる 混ぜ返す まつ 待ちあぐむ 待ち合わせる 待ち受ける 待ちかねる 待ちかまえる 待ちくたびれる 待ちこがれる 待ち望む 待ち伏せる 待ちわびる (待ち明かす 待ち暮らす 待ち付ける 待ち設ける 待ち渡る) まつる 祭り上げる まつわる まつわりつく・まとわりつく まとう まといつく まとめる まとめ上げる まねく 招き入れる 招き寄せる まもる 守りきる 守り続ける 守り通す 守り抜く まよう 迷い込む 迷い出る まるめる 丸め込む まわる 回り込む みえる 見え透く みがく 磨き上げる 磨き込む みせる 見せ合う 見せかける 見せつける 見せびらかす みだれる 乱れ飛ぶ みちびく 導き出す みちる 満ちあふれる 満ち足りる みつける 見つけだす みつめる 見つめ合う みる 見合う 見飽きる 見上げる 見あたる 見誤る 見合わせる 見出す 見入る 見受ける 見失う 見送る 見落とす 見下ろす 見返す 見限る 見かける 見かねる 見交わす 見切る 見極める 見下す 見くびる 見比べる 見越す 見込む 見下げる 見定める 見知る 見据える 見透かす 見過ごす 見捨てる 見損なう 見初める 見損じる 見出す 見立てる 見違える 見尽くす 見つける 見繕う 見つめる 見積もる 見通す 見とがめる 見とどける 看取る 見とれる 見直す 見習う 見慣れる 見抜く 見逃す 見計らう 見放す 見張る 見間違う 見守る 見回す 見回る 見向く 見破る 見分ける 見渡す 見忘れる (見顕す 見覚える 見変える 見澄ます 見それる 見残す 見晴らす 見開く 見ほれる 見やる) むかう 向かい合う むかえる 迎え入れる 迎え撃つ (迎え取る) むく 向き合う 向き直る (向き変わる) むく剥 むき出す (むしる むしり取る) (むす 蒸し返す) むすぶ 結び合わせる 結びつく 結びつける (むせぶ むせび泣く) むせる むせ返る むれる 群れ飛ぶ めかす めかし込む めぐる 巡り会う めす 召し抱える (召し上げる 召し使う 召し連れる 召し取る 召し寄せる) もうす 申し上げる 申し合わせる 申し入れる 申し受ける 申し送る 申し遅れる 申しかねる 申し聞かせる 申し込む 申し添える 申し立てる 申しつける 申し伝える 申し出る 申し述べる 申し渡す (申し越す 申し継ぐ 申し開く) もえる 燃え上がる 燃え移る 燃え落ちる 燃えさかる 燃え立つ 燃え尽きる 燃えつく 燃え残る 燃え広がる (もえる 萌え出る) もぐ もぎ取る もぐる 潜り込む もたせる もたせかける もたれる もたれかかる もつ 持ち上がる 持ち上げる 持ち歩く 持ち合わせる 持ち帰る 持ち替える 持ちかける 持ち崩す 持ち越す 持ちこたえる 持ち込む 持ち去る 持ち出す 持ち直す 持ち運ぶ 持ち回る 持ち寄る (持ち扱う 持ちきる) もつれる もつれ合う もつれ込む もむ 揉み合う 揉み消す 揉みつぶす 揉みほぐす もらう もらい下げる もらいそこねる (もらい受ける) もる 盛り上がる 盛り上げる 盛り返す 盛り込む 盛りつける 盛り分ける (盛り殺す) もれる 漏れ聞く 漏れ出す 漏れ出る やく 焼き上がる 焼き上げる 焼き切る 焼き切れる 焼き殺す 焼き捨てる 焼き付く 焼き尽くす 焼き付ける 焼き直す 焼き払う やける 焼け落ちる 焼け死ぬ 焼け出される 焼け付く 焼け残る (やけこがす 焼けこげる) やせる やせ衰える やせこける やせ細る やとう 雇い入れる やぶる 破り捨てる 破り取る やぶれる 敗れ去る (やむ 病みつく) やる やり合う やり返す やりかける やりこなす やりこめる やりすぎる やり過ごす やり損なう・損ねる やりつける やり通す やり遂げる やり直す やり残す ゆう 結い上げる (結い付ける) ゆく 行き会う 行き当たる 行き交う 行き過ぎる 行き違う 行き着く 行き詰まる 行き届く 行き渡る (行き暮らす 行き暮れる 行きどまる 行き悩む) ゆする 強請り取る (ゆする 揺すりあげる) ゆずる 譲り合う 譲り受ける 譲り渡す (ゆでる ゆでこぼす) ゆる 揺り動かす 揺り起こす ゆれる 揺れ動く (ゆわえる 結わえ付ける) よう 酔いしれる 酔いつぶす 酔いつぶれる 酔っぱらう よける 避け損なう・損ねる よごれる 汚れきる よせる 寄せ合う 寄せ集める 寄せ合わせる 寄せ付ける (寄せかける) よぶ 呼び入れる 呼び起こす 呼び返す 呼びかける 呼び交わす 呼び込む 呼び覚ます 呼び捨てる 呼び出す 呼び立てる 呼びつける 呼び止める 呼び慣れる 呼び戻す 呼び寄せる よむ 読み上げる 読みあさる 読み誤る 読み合わせる 読み終える 読み落とす 読み返す 読み替える 読み聞かせる 読み切る 読み下す 読み比べる 読みこなす 読み込む 読みさす 読み過ごす 読み進む・進める 読み捨てる 読み出す 読み違える 読み解く 読み飛ばす 読みとる 読み直す 読み流す 読み慣れる 読みふける 読み間違える (読み破る) よる 寄り合う 寄り集まる 寄りかかる 寄り切る 寄りすがる 寄り添う 寄り倒す 寄りつく よる選 より抜く より分ける (よる 縒り合わせる) よろこぶ 喜び合う 喜び勇む よわる 弱り切る 弱り果てる (りきむ 力みかえる) (わかつ 分かち合う 分かち持つ) わかる 分かり合う 分かりかねる 分かり切る わく沸湧 わき上がる わき返る 沸き立つ わき起こる わき出す わき出る わける 分け合う 分け入る 分け与える (わずらう 煩いつく) わすれる 忘れかける 忘れ去る 忘れ果てる わたる 渡り合う 渡り歩く わらう 笑い返す 笑いかける 笑い崩れる 笑いこける 笑い転げる 笑いすぎる 笑い出す 笑い続ける 笑い飛ばす (笑いさざめく 笑い捨てる) わる 割り当てる 割り入れる 割り切る 割り切れる 割り込む 割り出す 割り付ける 割り引く 割り振る 割り戻す われる われ返る 全体一覧表へま
まう
[まいあがる] もの・人ガ 所ニ ・コンドルは強く羽ばたいて、大空に舞い上がっていった。 ・強い風が吹き、校庭の土ぼこりが舞い上がった。 ・かわいい子からラブレターをもらって、彼は舞い上がっていた。 [まいあげる] 人ガ ものヲ 所ニ ・春の風が校庭のほこりを舞い上げている。 ・突風に舞い上げられた落ち葉が空を舞っている。 [まいおちる] ものガ 所ニ ・枯れ葉がひらひらと舞い落ちる秋の夕暮れ、公園で空を見上げていた。 ・桜の花びらが風に吹かれ、流れるように舞い落ちる中を二人で歩いてみたい。 [まいおりる] ものガ 所ニ ・一羽の鶴が雪の上に軽やかに舞い降りた。何と優雅な鳥なんだろう。 ・その日、私は幸せな一夜を恋人と過ごした。コウノトリが舞い降りてきたのは、たぶん あの夜なのだろう。 [まいこむ] ものガ 所ニ ・窓を開けるとあたりは一面の雪景色で、かすかに降る雪がちらちらと舞い込んできた。 ・調子のいい時にはいいことが続くもので、うちの店にうまい話が舞い込んだ。 [まいちる] ものガ 所ニ ・落ち葉の舞い散る停車場で、亡くなった妻によく似た人を見かけた。 ・小雪の舞い散るゲレンデで、僕らは思う存分スキーを楽しんだ。 [まいもどる] 人ガ 所ニ ・4年間世界を放浪していた兄が突然家に舞い戻ってきた。 ・私は20年前この研究所にいたのですが、しばらく企業で研究開発に携わっていました。 また縁あってここに舞い戻ってくることになりました。よろしくお願いいたします。まかる
[まかりとおる] ものガ ・こんな理不尽なことがまかり通っていいはずがない。 ・今はウソと差別が堂々とまかり通る世の中になってしまっている。まがる
[まがりくねる] ものガ ・曲がりくねった山道を登っていくと、小さなホテルがあった。 ・旅館の廊下は迷路のように曲がりくねっていて、一人では元の所に戻れないような気がした。まぎれる
[まぎれこむ] 人・ものガ 人・ものニ ・どこで紛れ込んだのか、幼児が市民マラソンのスタートラインに立っていた。 ・苦労して書いた原稿が古雑誌の束に紛れ込んでしまったらしい。 全体一覧表へまく巻く
[まきあがる] ものガ ・突然、強い風が吹き、砂ぼこりが巻き上がった。 ・突風が巻き上がり、瓦が吹き飛ばされた。 [まきあげる] 人ガ ものヲ ・釣り糸が強く引かれたので、釣り人は急いで糸を巻き上げた。 ・ポーカーでまけて、すっかりお金を巻き上げられてしまった。 ・子どものころ、よく弟のこづかいを巻き上げた。 [まきおこる] ものガ ・南の海上に竜巻が巻き起こった。 ・会場から盛大な拍手が巻き起こった。 [まきおこす] もの・人ガ ものヲ ものニ ・彼女の活躍がテニスブームを巻き起こした。 ・首相の不用意な言動が日本に大混乱を巻き起こした。 [まきかえす] 人ガ ・ハーフタイムで3点リードされていたが、何とか巻き返し、同点に追いついた。 ・そこの所、もう一度テープを巻き返して聞かせて下さい。 [まきこむ] 人・ものガ ものヲ ものニ ・一人の運転手の不注意が20台を巻きこむ大事故になった。 ・夫婦げんかが両方の親を巻きこんで、大さわぎになった。 ・大ぜいの人を巻きこんで戦争に反対する運動を起こそう。 ・ちょっとした事から変な事件に巻き込まれた。 ・交通事故に巻きこまれてけがをした。 ・機械に服がさわると巻きこまれてしまうから、気をつけてください。 [まきつく] ものガ ものニ ・朝顔のつるが竹垣に巻きついている。 ・ひものはしが車のじくに巻きついてしまって、とれない。 [まきつける] 人ガ ものヲ ものニ ・ロープのはしは、足にひっかからないように、このハンドルに巻きつけておきます。 ・棒の先にボロきれを巻きつけて、それに油をしみこませた。これに火をつけてあかりにするのだ。 [まきとる] 人ガ ものヲ ものニ ・その電気のコードはこのドラムに巻きとってください。(コードを) ・残ったテープは別のリールに巻き取っておいた。 [まきなおす] 人ガ ものヲ ものニ ・包帯が緩んできたので巻き直した。 ・ケーブルがいい加減に巻いてあったので、きちんと巻き直した。 [まきもどす] 人ガ ものヲ ・フィルムが終わった(=使い終わった)から巻きもどしましょう。 ・録音テープを巻きもどしてください。まく撒く
[まきちらす] 人・ものガ ものヲ ・30年前は、性能の悪い車が排気ガスをまき散らしながら走り回っていた。 ・インターネットなんて、ごみのような情報をまき散らすだけだ。 ・この季節は杉が花粉をまき散らす、ゆううつな季節だ。 ・公害をまき散らす大型トラックが住宅街を通り抜けないようにしたい。まくす
[まくしたてる] 人ガ ものヲ ・自分の主張をまくし立てるだけでは議論は進まない。相手の意見をよく聞きなさい。 ・一方的にまくし立てられて、こちらは何も言えなかった。まくる
[まくりあげる] 人ガ ものヲ ・暑くなってきたのでボタンを一つはずし、袖をまくり上げた。 ・医者は患者のシャツをまくり上げさせて聴診器を胸に当てた。まける
[まけこす] 人ガ ・大関が負け越した。来場所は勝ち越さないと大変だ。 ・七勝八敗で負け越してしまった。まざる
[まざりあう] ものガ ものト ・この国の文化は、いくつかの文化が混ざり合ってできたものです。 ・日本人は、さまざまな民族の血が混ざり合っている。まじる
[まじりあう] ものガ ものト ・空の青とゆうやけのピンクが混じり合ってとても良いながめになった。 ・小さい頃のことは、いろんな記憶が混じり合っていて、前後関係がよくわからない。まぜる
[まぜあわせる] 人ガ ものヲ ものト ・セメントと砂をよく混ぜ合わせてください。 ・材料を混ぜ合わせてから、スープを加えます。 [まぜかえす] 人ガ ものヲ ・人のまじめな話を冗談で混ぜ返すな。 ・真剣に改革案を論じているのに、くだらないダジャレで混ぜ返されて腹が立った。 全体一覧表へまつ
[まちあぐむ] 人ガ 人・ものヲ/文ヲ ・信者は神の国の到来を待ちあぐんでいる。 ・国民は政治が変わるのを待ちあぐんでいた。 [まちあわせる] 人ガ 人ト / ものガ ものヲ ・みんなと駅の前で十時に待ち合わせた。 ・この電車は特急列車を待ち合わせるため、2分ほど停車する。 [まちうける] 人・ものガ 人・ものヲ/文ヲ ・私が行くと、待ち受けていたように皆が書類を持って説明に来た。 ・人々は春の到来を待ち受けていた。(春が来るのを) ・どんな困難が待ち受けていようとも、私は恐れない。 ・前途に何が待ち受けているかは、神のみぞ知る、だ。我々はただ進むのみ。 [まちかねる] 人ガ 人・ものヲ/文ヲ ・春を待ちかねているかのように、木々の芽がふくらんできた。 ・彼女が来るのを待ちかねて、その間にタバコを10本も吸ってしまった。 ・ごはんの時間になるのを待ちかねて、せんべいをぼりぼり食べてしまった。 [まちかまえる] 人・ものガ 人・ものヲ ・家に帰ると、妻が待ちかまえていた。テレビゲームの対戦の続きだ。 ・相手の攻撃を待ち構え、即座に反撃できるようにした。 ・危険が我々を待ち受けているだろう。 [まちくたびれる] 人ガ 人・ものヲ ・いくらおいしい料理を作ると言われても、もう待ちくたびれたよ。まだできないの? ・クリスマスの夜、子供は夫の帰りを待っていたのだが、待ちくたびれて眠ってしまった。 [まちこがれる] 人ガ 人・ものヲ/文ヲ ・今日こそ、長い間待ちこがれていた定年退職の日だ。今日から自由だ! ・難民たちは帰国できる日をひたすら待ちこがれていた。 [まちのぞむ] 人ガ ものヲ/文ヲ ・世界の多くの人は、世界に平和が来ることを待ち望んでいます。 ・心ひそかに独裁政権が倒れ、革命が起こることを待ち望んでいた。 [まちぶせる] 人ガ 人ヲ/文ヲ ・犯人たちは、道路工事を装って、現金輸送車が来るのを待ち伏せていた。 ・バッグをひったくろうと、一人歩きの女性を暗がりで待ち伏せていた。 [まちわびる] 人ガ 人・ものヲ/文ヲ ・学校の帰り道の公園で、彼のクラブが終わるのを待ちわびていた。我ながら純情だったなあ! ・雪国の人が春を待ちわびる気持ちは、本当に強いものがある。まつる
[まつりあげる] 人ガ 人ヲ (ものニ) ・会長はもう年だから名誉会長に祭り上げて、会長の実務は若い人に任そう。 ・戦死した彼は軍神として祭り上げられ、家族はそのことに縛られることになった。まつわる/まとわる
[まつわりつく・まとわりつく] 人・ものガ 人・ものニ ・幼い娘がまつわりついて、買い物もゆっくりできない。 ・浴衣の裾が足にまとわりついて歩きにくい。 ・スカートが静電気を帯びて、足にまとわりつくので困りました。 ・子供がまだ小さく、一日中まとわりつくので、家事ができません。かわいいのはいいのだけれど、、、。 全体一覧表へまとめる
[まとめあげる] 人ガ ものヲ ・この辞書は、まとめ上げるのにとても時間がかかった。 ・国民の意識を無理にでも一つにまとめ上げないと、戦争などというものはできない。まねく
[まねきいれる] 人ガ 人・ものヲ ・店の主人は客を中に招き入れた。 ・その作戦は、逆に敵を招き入れる恐れはないか? [まねきよせる] 人ガ 人・ものヲ ・多くの買い物客を招き寄せるために、イベントを計画している。 ・その愚かな行為が災いを招き寄せる結果となった。まもる
[まもりきる] 人ガ 人・ものヲ ・敵の攻撃から国を守りきった。 ・序盤に得た一点を最後まで守りきって、決勝戦に進んだ。 [まもりつづける] 人ガ ものヲ ・日本の古い伝統を守り続けて行きたいと思います。 ・彼は一生その秘密を守り続け、誰にも明かさないまま死んだ。 [まもりとおす] ・相手チームの猛攻に耐えて、ゴールを守り通した。 ・政治権力からの圧力に抗して、大学の自治を守り通した。 [まもりぬく] 人ガ ものヲ ・わたしたちは自分の持ち場をさいごまで守りぬくつもりです。 ・今の組合は組織を守り抜くことを第一に考え、人間を大切に考えていない。まよう
[まよいこむ] 人ガ ものニ ・ホンコンの町を散歩していたら、いつのまにか知らない所に迷いこんでしまった。 ・山道で違った道に迷い込んだらしく、いくら行っても目的地に着かない。 [まよいでる] 人・ものガ ものニ ・タヌキが林の中から幹線道路に迷い出てきてしまった。 ・きのう銀座通りでライオンがつかまった。これは、あるデパートがショーに使う予定で 用意してあったのだが、オリの戸があいていたためにふらふらと外へ迷い出たものらしい。まるめる
[まるめこむ] 人ガ 人ヲ ・男の子がおもちゃをほしがって泣き出したが、いろいろ言って、なんとか丸め込んで家に 帰ることができた。 ・仕事が増えて大変ですと上司に文句を言ったんだけど、この仕事が終わったら合コンに 連れて行ってやるからとか言われ、うまく丸め込まれちゃった。まわる
[まわりこむ] 人ガ 所ニ ・敵のうしろに回り込め。 ・頂上の北側に回り込んで、そこから登ることにした。 全体一覧表へみ
みえる
[みえすく] ものガ ・見えすいたことを言うな。本当は知っているんだろう? ・体の調子が悪いので、と見えすいたうそをつかれて、デートを断られた。 ▽「見えすいた〜」の形で使われる。みがく
[みがきあげる] 人ガ ものヲ ・毎年12月になると、正月をむかえるために母は、家中をきれいにそうじして、すっかり磨き 上げるのだった。 ・兄はまだ運転免許が取れていないのに、車をぴかぴかに磨き上げて喜んでいる。 [みがきこむ] 人ガ ものヲ ・この家の廊下は磨きこんであるから、鏡のようにピカピカだ。 ・彼女の肌は磨き込んであるかのようにつやつやしている。みせる
[みせあう] 人ガ 人ト ものヲ ・友だちとノートを見せ合ったりして、いっしょに勉強した。 ・幼稚園の男の子がおチンチンを見せあっている。まあ、かわいいと言えばかわいいけど。 [みせかける] 人ガ ものヲ ものニ / 人ニ 文ト ・金持ちにガラスだまを宝石に見せかけて高く売りつけた。 ・右に行くと見せかけて、左にボールを蹴った。 [みせつける] 人ガ 人ニ ものヲ ・おい、おい。おくさんとなかの良いところをそんなに見せつけるなよ。おれたちはまだ、 恋人だっていないんだぜ。 ・この戦争でP国はQ国に3日間でまけてしまった。これはQ国の強さを内外にまざまざと 見せつけた戦争であった。 [みせびらかす] 人ガ 人ニ ものヲ ・彼は自分の恋人を見せびらかすように大学内を歩き回った。 ・自分の才能を見せびらかしてはいけない。ねたまれる。みだれる
[みだれとぶ] ものガ ・選挙の前はいろいろな噂、憶測が乱れ飛び、私のような部外者はそれを楽しんだ。 ・彼の挨拶の間、支持者の声援と批判者の罵声が乱れ飛んで、声がよく聞こえなかった。みちびく
[みちびきだす] 人ガ ものヲ ・この問題の答えを導き出すには、いくつかの公式を使わねばならない。 ・以上の議論から、次の結論が導き出される。みちる
[みちあふれる] ものガ ものニ ・会場は喜びに湧く人々の明るい声に満ちあふれていた。 ・地球の表面には人間が満ちあふれ、今にもこぼれ落ちそうだ。 [みちたりる] 人ガ ものニ ・経済的、物質的には不足するところもあるが、人間どうしのつながりに関しては満ち足 りた生活をしていると言えるだろう。 ・満ち足りた気持ちで暮らせる日が、たとえ一日でも来ないだろうか。みつける
[みつけだす] 人ガ ものヲ ものカラ ・この大勢の人の中から、一人を見つけだすのは大変だ。 ・山のような資料の中から、探していた資料をとうとう見つけ出した。みつめる
[みつめあう] 人ガ 人ト ・二人はお互いの目を見つめ合った。 全体一覧表へみる
[みあう] ものガ ものニ ・この労力に見合うだけの成果を上げたい。 ・われわれの貢献に見合った報酬を出すべきだ。 [みあきる] 人ガ ものヲ ・富士山は見るたびに姿を変えるから、いくら見ても見あきません。 ・同じコマーシャルを何回やるんだろう。もう見飽きたよ。 [みあげる] 人ガ ものヲ ・西田さんは60才になってまた大学に入ったそうだ。見上げたものだ。 ・夜、満天の星空を見上げると、人間なんて小さいものだとつくづく思う。 [みあたる] ものガ ・きのうこのあたりに本をおいたのだが、どうも見あたらない。 ・町内のお祭りに行ったが、知った顔は見あたらなかった。 ・ドアの鍵が壊され、空き巣が入ったらしいのだが、荒らされた跡は見あたらない。 [みあやまる] 人ガ 人・ものヲ ・ドライバーが信号を見誤ったことが事故の原因だ。 [みあわせる] 人ガ 人ト ものヲ ・子どもがおもしろいことを言ったので妻と顔を見合わせてわらってしまった。 ・台風が近づいているそうなので、出発は見合わせた。 [みいだす] 人ガ 人・ものヲ ・わたしはあの方に見いだされて画家として世に出ることができた。 ・生きる目的を見いだせなくて(=見つけられなくて)、まよっているわかものが多い。 ・やっとさいきん、この問題の解決の糸口を見いだしました。 [みいる] 人ガ ものニ ・観客は緊張して舞台の演技に見入っていた。 ・その化学者は、悪魔にでも魅入られたように、あやしげな実験を繰り返した。 [みうける] 人ガ ものヲ ・お見受けしたところ、道にまよっているようですが、どちらへ行かれるのですか。 ・これはよく見うける光景だ。 [みうしなう] 人ガ ものヲ ・前の車のあとをつけていたのだが、踏切で待たされ、見失ってしまった。 ・人生の目標を見失ってしまったような気がする。 [みおくる] 人ガ 人・ものヲ ・国へ帰る友だちを空港で見送った。 ・見送りに行きますから、出発の時間を知らせてください。 ・緊張したバッターは絶好球を見送ってしまった。 ・いい応募者がいないので、今回は採用を見送りましょう。 [みおとす] 人ガ ものヲ ・小さなまちがいも見落とさないように、よく見てください。 ・パーティーの招待者のリストに彼女の名前がないことを見落としていた。 [みおろす] 人ガ ものヲ ・山の上から見下ろすと、谷はとても深いように見えた。 ・ホテルの窓から町を見下ろしていた彼女は、小さな子どもが彼女を見上げている のに気づいた。 [みかえす] 人ガ 人・ものヲ ・家がびんぼうだったので、クラスメートによくバカにされた。それでわたしは卒業 したあと、みんなを見返してやろうと、いっしょうけんめい働いた。 ・問題の解答を書いたあと、間違っていないか、もう一度よく見返した。 [みかぎる] 人ガ 人ヲ ・あの男はいくら注意しても、悪い所を直そうとしないので、とうとう私はあの男を 見かぎることにした。 ・細々と店を続けていたが、この業界の前途を見限って、転業することにした。 [みかける] 人ガ 人・ものヲ ・きのう駅で高山さんを見かけた。 ・あの人、見かけない人だね。だれ? [みかねる] 人ガ ものヲ ・おばあさんが大きな荷物を持って大変そうだったので、見かねて持ってあげた。 ・新入社員がもたもたやっているので、見るに見かねて手伝ってやった。 [みかわす] 人ガ 人ト ものヲ ・友だちが予想したとおりの問題がテストに出たので、その友だちと互いに顔を見かわした。 ・あの二人は何かあると目と目を見交わしている。どうもあやしい。 [みきる] 人ガ 人・ものヲ ・あの展覧会は午後だけでは見切れないから、朝から行かないと。 ・こう次から次へと問題を起こすんじゃ、とてもお前の面倒を見切れないよ。 [みきわめる] 人ガ ものヲ ・状況をよく見きわめてから、わたしたちの動き方をきめましょう。 ・失敗の原因をよく見極めて、次回からの実験に生かしたい。 [みくだす] 人ガ 人ヲ ・あの男はほかの人を見下すような態度をする。 ・私は、みんなから「バカなヤツだ」と見下されていました。 [みくびる] 人ガ 人ヲ ・弱いと思って相手を見くびると、ひどい目にあうかもしれないよ。 ・相手は試合の前の晩、酒を飲んでいたそうだ。見くびられたものだ。 [みくらべる] 人ガ ものヲ ものト ・八百屋で野菜を見比べて、新鮮なものを買う。 ・これをあれを見くらべてみると、あちらの方がずっと良いようだ。 [みこす] 人ガ ものヲ ・十年、二十年さきのことを見こして人生の計画を立てるべきだ。 ・渋滞を見越して朝早く出たのは正解だった。 ・我々にはどうせ勝てないと見越して、相手は1軍の選手を休ませ、2軍を出してきた。 全体一覧表へ [みこむ] 人ガ ものヲ(ものト)/ ものニ ものヲ ・価格を千円上げたので、年間一千万円の増収が見こまれる。 ・あなたを男と見こんで頼むのだが、ゆみ子さんにこの手紙をわたして、返事を 聞いてきてもらいたい。 ・推計には必ず誤差を見込んだほうがいい。 [みさげる] 人ガ 人ヲ ・友だちのノートを写して出すなんて君は見さげた男だ。 ・人に見下げた態度をとる者は、自分が見下げられた時、文句を言う権利がない。 [みさだめる] 人ガ ものヲ ・目標をよく見定めて、それに向かってしっかり進むことが大切だ。 ・お化けとか幽霊とか言われているものも、よく正体を見定めれば、怖いものではない。 [みしる] 人ガ 人ヲ ・会場には特に見知った顔はいなかった。 [みすえる] 人ガ ものヲ ・彼女は、僕の目をじっと見据えて、こう言った。 ・現実を見据えて、よく考えて書かれた評論だ。 [みすかす] 人ガ ものヲ ・こちらの心中を見透かされて、交渉で強く出ることはできなかった。 [みすごす] 人ガ ものヲ ・小さなまちがいでも見すごしてはいけない。 ・小さなことだから見すごされることが多い。 [みすてる] 人ガ 人・ものヲ ・アキラはダメな人間だが、自分の子どもだから見すてるわけにはいかない。 ・私を見捨てないでください。 [みそこなう] 人ガ ものヲ ・忙しくて展覧会に行く暇がなく、有名な絵を見そこなってしまった。 ・あの男はもう少ししっかりした男だと思ったんだけどね。見そこなっていたね。 [みそめる] 人ガ 人ヲ ・私が彼を見初めたのは、中学3年の時でした。 ・彼女は王子様に見初められ、結婚を申し込まれました。 [みそんじる] 人ガ 人・ものヲ ・残業で遅くなり、9時からのドラマを見損じた。 [みだす] 人ガ 人ものヲ ・私がフランス映画を見だしたのは、大学生の時です。 [みたてる] 人ガ ものヲ ・父にネクタイを上げたいのですが、どんなものがいいか分からないので、ひとつ見立ててくれ ませんか。 ・むかし、木切れを仏様(ほとけさま)に見立てておがんでいる男がいました。 [みちがえる] 人ガ 人・ものヲ ・二、三年会わない間にゆみ子さんは見ちがえるほどきれいになった。 ・暗いところで仕事をしていたため、いくつか数字を見違えたらしい。計算が合わない。 [みつくす] 人ガ ものヲ ・チャップリンの映画は見尽くした。どれも傑作だ。 ・アニメの評論を書いてみたいが、量が多くて見尽くせない。 [みつくろう] 人ガ (人ニ) ものヲ ・特にご希望がなければ、適当に見繕って料理をお出ししますが。 ・妻の誕生日のために花を買いたいのですが、何か見つくろっていただけませんか。 [みつける] ・かぎをなくしてしまったので、さがしていたが、きょうやっと見つけた。 ・この部屋にちょうど良いカーテンはないかと、探していたが、今日デパートでちょうと ぴったりの色の物を見つけた。 [みつめる] 人ガ 人・ものヲ ・「わたしの今の気持ち、分かるでしょう。」と彼女に見つめられて、わたしは何も言え なくなってしまった。 ・彼女はじっとその絵を見つめていた。 全体一覧表へ [みつもる] 人ガ ものヲ ・台所のリフォームにいくらかかるか、業者に見積もってもらった。 ・将軍は丘の上に立って、敵の兵力を見積もった。 [みとおす] 人ガ ものヲ ・このドアを開けると、奥の部屋まで見通すことができます。 ・専門家でも今後の展開を見通すのは難しいだろう。 ・人生、一歩先のことが見通せない。手探りで進むだけだ。 ・平凡なアニメで、最後まで見通さないうちに、結末がわかってしまう。 [みとがめる] 人ガ ものヲ ・守衛は、大きなカバンを持った男を見とがめて、中身を見せるように言った。 ・係官に見とがめられずに、国境を通り過ぎた。これで安全だ。 [みとどける] 人ガ ものヲ ・仕事の結果を見届けるまでは安心できません。 ・試合は最期まで見届けないと、どうなるかわからない。 [みとる] 人ガ ものヲ ・親の最期を見とるのは、子供としての義務だ。 ・このまま一人で生きていくと、誰にも看取られず死んで行くんだな、と思う。 [みとれる] 人ガ ものニ ・あき子さんのうつくしさに見とれていて、話しかけるのをわすれてしまった。 ・女優があまりきれいなので、見とれてしまって話の筋などわからなかった。 [みなおす] 人ガ 人・ものヲ ・テストの解答をよく見直したら、間違いに気がついた。 ・計画を最初から見直す必要がある。 ・いい加減な人だと思っていたら、意外にまじめなので見直した。 [みならう] 人ガ 人・ものヲ ・私も母を見習って、人の悪口は言わないようにしよう。 ・あのチームには、我々が見習うべき点がたくさんある。 [みぬく] 人ガ ものヲ ・子供は、大人のウソを見抜いているが、気付かないふりをする。 ・教授は、彼女の素質を見抜いて助手にした。 [みのがす] 人ガ ものヲ/文ヲ ・今日は決勝戦のテレビ中継があったんだ! 見逃してしまった! ・子供が庭の柿をとっていくぐらいは見逃してやるさ。 [みはからう] 人ガ ものヲ ・ちょうどよい時を見計らって、次の料理を出す。 ・いとこの結婚の贈り物を、何か見計らっていただけませんか。 [みはなす] 人ガ 人ものヲ ・あいつは医者も見放すような状態になるまで我慢していたらしい。ほとんど自殺だね。 ・どうも今回ばかりは運に見放されたようだ。試験のヤマがまったくはずれた。 [みはる] 人ガ ものヲ ・「えっ!?」彼女がバッグから出した写真をみて、私は目を見張った。 ・お前は裏口を見張っていろ。誰か来たら知らせるんだぞ。 ・みんなの荷物を預かって、とられないように見張っていた。 [みまちがう] 人ガ 人・ものヲ ものト ・英語の辞書だと思って持ってきたら、見間違っていた。フランス語の辞書だ。 ・朝、寝ぼけて時計の針を見間違ったらしい。今から行ってもひどい遅刻だ。休むか。 [みまもる] 人ガ 人・ものヲ ・優しい両親に見守られて、私は何一つ不自由なく育った。 ・神様が私たちをいつも見守っていてくださいます。 [みまわす] 人ガ ものヲ ・父は、辺りを見回して、車を停める所を探していた。 ・自分の周りを見回してみれば、結局同じような生き方をしてきた人間ばかりだ。 [みまわる] 人ガ 人ものヲ ・最後に工場の中を見回ってから、うちに帰ることにしています。 ・畑を見回って作物のでき具合をチェックした。 [みむく] 人ガ 人ものヲ ・手を上げていたのに、先生は一度も私のほうを見向いてくれなかった。 ・この間、デートをすっぽかしてから、彼女はぼくのことを見向きもしてくれない。 [みやぶる] 人ガ 人ものヲ ・あいつの嘘を見破るくらい簡単なことはない。うそを言うときは必ず眉毛が上がるんだ。 ・レポートはコピぺを見破られて0点、単位はもらえなかった。世の中甘くない。 [みわける] 人ガ ものヲ ・おいしいスイカを見分ける方法を教えてあげよう。 ・この距離から、どの犬があなたの犬か見分けられますか。 [みわたす] 人ガ ものヲ ・東京は見渡す限り、家、家、家だ。 ・屋上からは町がひと目に見わたせる。 [みわすれる] 人ガ ものヲ ・予定表を見忘れていて、午後の予定がわからない。 ・天気予報を見ておいてと言われたのに見忘れてしまった。まあ、曇りだと言っておこう。 全体一覧表へむ
むかう
[むかいあう] 人・ものガ 人・ものト ・両軍は川をはさんで向かい合った。 ・二つのデパートが向かい合って建っている。 [むかえいれる] 人ガ 人ヲ ・市長は庁舎の玄関まで出て、訪問団の一行を迎え入れた。 ・我々は熱烈な拍手をもって会場に迎え入れられた。 [むかえうつ] 人ガ 人ヲ ・万全の準備をして敵を迎え撃った。 ・相手の予期していないところで迎え撃とうと策を練った。むく向く
[むきあう] 人ガ 人ト ・みなさん、二人ずつに別れて、向き合って立ってください。 ・二人は向き合って座った。 [むきなおる] 人ガ ものニ ・彼女はこちらに向き直って私の目を見つめた。 ・遠いから聞こえないだろうと思っていたら、我々のほうに向き直って「聞こえてるわよ」 と言った。こわいこわい。むく剥く
[むきだす] 人ガ ものヲ ・犬は歯をむき出してうなった。 ・厳しく批判された彼は、感情をむき出して反論の言葉を返した。むすぶ
[むすびあわせる] 人ガ ものヲ ものト ・違った色のひもを何本も結び合わせて長いひもを作った。 ・私を彼女と結び合わせてくれたのは、二人の共通の知人だった。 [むすびつく] ものガ ものト/ニ ・人間の頭の中で、ある概念と音が結びついて、単語が生まれます。 ・何万もの原子が結びついて、一つの分子を形成する。 [むすびつける] 人ガ ものヲ ものト/ニ ・ボートの綱を杭に結びつけておいて、湖で少し泳いだ。 ・あの二人を何とか結びつけてみたいね。合うと思うよ。むせる
[むせかえる] ものガ ・部屋の中は、むせ返るような熱気にあふれていた。 ・煙を吸い込んでしまい、部屋の外に出てもむせかえって咳が止まらない。むれる
[むれとぶ] ものガ ・青い海の上をカモメが群れ飛んでいる。絵に描いたような景色だ。 ・最近はトンボが群れ飛ぶ姿を見たことがない。この辺ではいなくなってしまったのか。 全体一覧表へめ
めかす
[めかしこむ] 人ガ ・娘の卒業式に、家内はめかし込んで出かけていった。 ・正式なパーティーじゃないから、必要以上にめかし込まなくていいんだよ。めぐる
[めぐりあう] 人ガ 人・ものト ・どこかの宝くじ売り場で、幸運の女神にめぐり合いたいものだ。 ・今日の合コンで、どうか素敵な人にめぐり合えますように。めす
[めしかかえる] 人ガ 人ヲ ・こうして、秀吉は信長に召抱えられ、出世の道を歩むことになった。 全体一覧表へも
もうす
[もうしあげる] 人ガ 人ニ ものヲ/文ト ・申し上げます。会長のお車が向こうを出発されたそうです。 ・この度(たび)はおめでとうございます。心からお喜びを申し上げます。 ・先生に「ぜひいらしてください」と申し上げた。 [もうしあわせる] 人ガ 人ト ものヲ/文ヲ ・意見を聞かれるとみなが同じようなことを言う。どうやら事前に申し合わせているようだ。 ・環境を汚染する製品の開発を自粛することを業界で申し合わせた。(製品の開発自粛を) [もうしいれる] 人ガ 人ニ ものヲ/文ヨウニ ・建設業界が公共工事の削減の見直しを政府に申し入れた。 ・次回からは事前に連絡をくれるよう、事務局に申し入れておきました。 [もうしうける] 人ガ ものヲ ・送料に関しては、実費を申し受けます。 ・今回の講習料は無料ですが、材料費は実費を申し受けますので、ご了解下さい。 [もうしおくる] 人ガ 人ニ ものヲ ・この間の事情は、各企業の担当者に申し送ってあります。 ・詳しい経緯は、次回の受付の者に正確に申し送りますので、引き続きご相談ください。 [もうしおくれる] 人ガ ・「申し遅れました。わたくしは、こういう者です」と言って名刺を差し出した。 [もうしかねる] 人ガ 人ニ ものヲ ・その辺の詳しい事情は申しかねます。本人に直接伺ってください。 ・ここでは申しかねることもいろいろとありますので、また次の機会に。 [もうしきかせる] 人ガ 人ニ ものヲ ・条件がきびしいことは、志願者によく申し聞かせてあります。 ・罰則や例外事項については、私から申し聞かせておきます。 ▽「言い聞かせる」の丁寧な言い方 [もうしこむ] 人ガ ものニ ・今、申し込むと特別にプレゼントがもらえます。お申し込みはお早めに! ・このオーストラリア・ツアーに申し込みたいのですが。 ・彼女に結婚を申し込んだが、あっさりと断られた。 [もうしそえる] 人ガ ものヲ ・参考までに気がついたことをいくつか最後に申し添えておきます。 ・念のために一言申し添えますと、このことはまだ内密にお願いします。 [もうしたてる] 人ガ ものニ ものヲ ・与党からの提案に野党が強く異議を申し立てた。 ・借金が返済できなくなり、自己破産を申し立てて認められた。 [もうしつける] 人ガ 人ニ ものヲ ・御用の際は何なりとお申し付けください。(何でも命令してください) ・役員として恥ずべき行動を取ったため、謹慎を申しつけられた。 [もうしつたえる] 人ガ 人ニ ものヲ ・今おっしゃったことは、そのまま部下に申し伝えます。 [もうしでる] 人ガ 人ニ ものヲ/文ト ・研修への参加を申し出た。 ・希望者を募集していたので申し出た。 ・人手がなくて困っているようなので、「私たちが手伝いましょう」と申し出た。 [もうしのべる] 人ガ 人ニ ものヲ ・なぜ受賞を辞退したのかと問われ、詳しい理由を申し述べた。 ・今は私の心境を申し述べる場ではないと思いますので、事実だけを申し述べます。 [もうしわたす] 人ガ 人ニ ものヲ ・では、これから処分を申し渡す。 ・会社に大きな損失を与えたため、解雇を申し渡された。 全体一覧表へもえる
[もえあがる] ものガ ・拾い集めた枝は、しめっていたが、石油をかけて火をつけると、わっと燃え上がった。 ・キャンプファイアーがあかるく燃え上がった。 [もえうつる] ものガ ものニ ・隣の家の火事が我が家に燃え移り、私たちは焼け出されてしまった。 ・火事の原因は、ストーブの火が何らかの理由でカーテンに燃え移ったことらしい。 [もえおちる] ものガ ・武士たちは燃え落ちる城を見上げて、涙を流した。 ・歴史ある建物が火事で燃え落ちてしまったのは、残念なことだ。 [もえさかる] ものガ ・燃えさかる炎の中に、古いノートや書類を投げ込んだ。 ・キャンプの終わりを告げるファイアーが燃えさかり、僕らの夏休みも終わった。 [もえたつ] ものガ ・ゆみ子は燃えたつような真紅のドレスを着てあらわれた。大きく開けた胸元には、エメ ラルドのネックレスがかがやいていた。 ・燃え立つ怒りの感情を抑えきれず、大声で相手をののしった。 [もえつきる] ものガ ・倉庫の中のものが燃え尽きるまで、火は消えない。 ・彼は最後の戦いで燃え尽きてしまったようだ。もう二度とボールを手にすることはない と言っている。 ・わたしは、この試合に自分の青春のすべてをかけていた。わたしはこの試合で燃えつき るつもりであった。 [もえつく] ものガ ものニ ・ストーブの火がカーテンに燃えついたらしい。 ・焚き火の火が横に置いてあった新聞紙に燃えつき、ちょっとあわてた。 [もえのこる] ものガ ・火事のあと、燃え残った倉の中から昔の物をいろいろ見つけだした。 ・山火事が広がり、山に近い家は皆焼けたが、幸い私の家は燃え残った。 [もえひろがる] ものガ ・そば屋から出た火は、強いかぜのためにどんどん燃えひろがった。 ・山火事が燃え広がり、付近の住民が避難する事態となった。もぐ
[もぎとる] 人ガ ものヲ ・庭の木になった柿の実をもぎ取ってかじってみたが、渋いだけだ。 ・警備員は強盗のナイフをもぎ取り、腕を取って床に押さえつけた。 ・ケータイもパソコンもないと、手足をもぎ取られたような感じがする。もぐる
[もぐりこむ] 人ガ ものニ ・熱い風呂から出て、電気毛布であたためておいた布団にもぐりこむ。冬の夜の楽しみ。 ・偽の記者証明証を使って、会見の会場にもぐりこんだ。もたせる
[もたせかける] 人ガ 人ものヲ ・彼は部屋に入ると、ドアに体をもたせかけ、ゆっくりと首をこちらに向けた。 ・父は腰が痛いと言いながら、慎重に車のシートに上半身をもたせかけた。もたれる
[もたれかかる] 人ガ ものニ ・終電で隣に座った酔っ払いが眠り込み、私にもたれかかってきた。最低。 ・彼女は、グラスを片手に、壁にもたれかかって連れと話していた。 全体一覧表へもつ
[もちあがる] ものガ ・こまった問題が持ち上がった。 ・この前の地震で床が持ち上がってしまい、テーブルが斜めになって卵が置けない。 [もちあげる] 人・ものガ 人・ものヲ ・重たいので、一人では持ち上げられません。 ・バーベルを持ち上げる運動を毎日しています。 [もちあるく] 人ガ ものヲ ・彼女はいつもパソコンを持ち歩いていて、原稿を書きついでいる。 ・私は名刺を持ち歩かないので、初対面の人から名刺をもらうとちょっと困る。 [もちあわせる] 人ガ ものヲ ・478円だった。ちょうど小銭を持ち合わせていたので、ピッタリ払った。 ・その件に関しては、細かいデータを持ち合わせていないので、何とも言えません。 [もちかえる] 人ガ ものヲ ・カバンを持ちかえた時にカサを落とした。 ・カサを右手から左手に持ち替えた。 [もちかえる] 人ガ ものヲ 所ニ ・男たちは狩りに出て、獲物を持ち帰った。 ・この料理を持ち帰りたいので、包んでいただけませんか。 [もちかける] 人ガ 人ニ ものヲ ・この企画を知り合いの業者に持ちかけてみよう。 ・うまいもうけ話を友だちから持ちかけられたが、わたしはのらなかった。 [もちくずす] 人ガ ものヲ ・農村から大都会に出てきた女性が身を持ち崩してしまう話は多い。 ・よくある話で、酒とばくちで身を持ち崩し、女房には逃げられて、ということだ。 [もちこす] 人ガ ものヲ ・今日の話合いは、議長が事態を説明しだけだ。結論は次の話合いまで持ち越された。 ・今回も問題の解決は次回に持ち越された。いつもそうだ。 [もちこたえる] 人・ものガ ・わたし一人でがんばってきましたが、これいじょう持ちこたえることはできません。 ・これ以上川の水が増えると、堤防が持ちこたえられないかもしれない。 [もちこむ] 人ガ ものヲ ものニ ・コンピュータ室内に飲み物を持ち込んではいけない。 ・機内に持ち込まれた荷物の中に、ネズミが隠れていたらしい。 [もちさる] 人ガ ものヲ ・警察が来たのは、運送業者が事務所にあったものをすべて持ち去ってしまった後だった。 ・残金をここにおいておいたのだが、誰かに持ち去られていた。 [もちだす] 人ガ ものヲ ・この部屋から何も持ち出さないように。 ・今、その話は持ち出さないでください。話がいっそう混乱しますから。 [もちなおす] ものガ ・落としそうになっていた荷物のひもをもう一度持ち直した。 ・不調だった経済がやっと持ち直してきた。 ・ゆうべはあぶなかったのですが、今朝になって、病状が持ちなおしました。このままで 3日もてば、もうだいじょうぶですよ。 [もちはこぶ] 人ガ ものヲ ・小さいパソコンは持ち運ぶのに便利でいい。 ・身の回りのものを持ち運ぶには、このくらいのスーツケースがちょうどいい。 [もちまわる] 人ガ ものヲ ・新製品の宣伝のため、小売店を持ちまわってみたが、評判はなかなかいいようだ。 ・書類を持ち回ってハンコをもらってきた。 [もちよる] 人ガ ものヲ ・土よう日にみんなで材料を持ちよってバーベキューをやろうと思うんだけど、どう? ・それぞれが抱えている問題を持ち寄って、みんなで考えてみようということになった。もつれる
[もつれあう] ・毛糸が複雑にもつれ合ってしまって、どうにもほどけない。 ・理屈っぽい二人なので、お互いの論理がもつれ合って、解決の糸口が見つからない。 [もつれこむ] ものガ ものニ ・穏やかに離婚するはずだったが、次第にもめてきて、とうとう裁判にまでもつれ込んだ。 ・決勝戦は追いつ追われつのシーソーゲームとなり、ついに延長戦にもつれ込んだ。 全体一覧表へもむ
[もみあう] 人・ものガ 人・ものト ・国会前でデモ隊と警官隊がもみ合っている写真がある。この日一人の女子学生が死んだ。 ・大通りで御輿がもみ合っているのを眺めていた。威勢がいいなあ。 [もみけす] 人ガ ものヲ ・枯れ草に火が移ったので、あわててもみ消した。 ・内部の紛争が外に漏れそうになったが、うまくもみ消した。 [もみつぶす] 人ガ ものヲ ・満員電車でもみつぶされそうになった。 ・会社の上層部が事件をもみつぶしたという噂だ。 [もみほぐす] 人ガ ものヲ ・肩こりがひどかったので、マッサージを頼んでもみほぐしてもらった。 ・脳の疲れをもみほぐしてくれるような、夢のある小説が読みたい。もらう
[もらいさげる] 人ガ 人・ものヲ ・会社で不要となった事務用品をいろいろもらい下げてきた。 ・警察に補導された生徒をもらい下げてくるもの教師の役目だ。 [もらいそこねる] 人ガ ものヲ ・ちょうどその時いなかったために、土産の品をもらいそこねた。 ・惜しくも的をはずして、賞品をもらいそこねてしまい、子供に文句を言われた。もる
[もりあがる] ものガ ・畑の土がところどころ盛り上がっている。モグラがいるらしい。 ・中年男たちが若いころの流行歌のカラオケで盛り上がっていた。 [もりあげる] 人ガ ものヲ ・かごにくだものが盛り上げてある。 ・パーティーがちょっと沈んでいるね。(=静かだ)君、一つ歌でも歌って、わっと盛り 上げてくれないか。 [もりかえす] 人ガ ものヲ ・このチームはしばらく調子が悪かったが、最近盛り返してきた。 ・低迷している業績を盛り返すにはどうしたらいいか。 [もりこむ] 人ガ ものヲ ・事故の補償のことも契約に盛りこんであります。 ・政党のマニフェストには、できそうもない政策が山のように盛り込まれている。 [もりつける] 人ガ ものニ ものヲ ・料理をおいしそうに皿に盛り付けることも大切です。 ・大皿の上に色とりどりのすしが美しく盛りつけられていた。 [もりわける] 人ガ ものヲ ものニ ・そのサラダを小皿に盛り分けてください。 ・席には先ほどのデコレーションケーキが一人前ずつ盛り分けられていた。もれる
[もれきく] 人ガ ものヲ ・あなたが退職なさると漏れ聞いたのですが、何か事情がおありなのですか。 ・漏れ聞くところによれば、隣のうちの娘さんが結婚なさるそうだ。 [もれだす] ものガ ものカラ ・タンクからガスが漏れ出した。 ・工場の廃液処理施設から廃液が漏れ出し、下水に流れ込んだ。 [漏れ出る] ものガ ものカラ ・雲の間から月の光が漏れ出ていて、美しい。 ・部屋の明かりが扉のすき間から漏れ出ている。 全体一覧表へや
やく
[やきあがる] ものガ ・この店は、パンが焼きあがるのを待って、店の前に客が並ぶほど有名なパン屋だ。 ・おまたせしました。ステーキがおいしく焼き上がりました。さあ、どうぞ。 [やきあげる] 人ガ ものヲ ・お好み焼きをおいしく焼き上げるには、いろいろとコツがあるのですよ。 ・二日かかっておさらを200まい焼き上げた。 [やききる] 人ガ ものヲ ・鉄の棒をガスバーナーで焼ききった。 ・トランクに結ばれていた鎖は焼き切られ、書類はトランクごと持ち去られていた。 [やききれる] ものガ ・強い電気がながれたので、コードが焼き切れてしまった。 ・電球が焼き切れています。 [やきころす] 人ガ ものヲ ・家に閉じ込められ、火をつけられて焼き殺されそうになったが、幸い大雨が降ってきた。 ・害虫のついた枝を集めて火をつけ、害虫を焼き殺した。虫からすれば、大虐殺だ。 [やきすてる] 人ガ ものヲ ・今の夫と結婚する時に、前の恋人からの手紙はぜんぶ焼きすてました。ウフフ...。 ・この米はコレラのはやっている国から来たものなので、ぜんぶ焼きすててしまわなくて はなりません。 [やきつく] ものガ (ものニ) ・母が車にひかれたときの光景は今でも、目に焼きついて、わすれられません。 ・高速で動かしたので、機械があつくなって、部品が焼きついてしまった。 [やきつくす] 人・ものガ ものヲ ・大火事が人々の家を焼き尽くした。 ・空襲でこのあたりはすべて焼き尽くされた。 ・天の火があなたの行く道を焼き尽くしてしまえばいいのに。 [やきつける] 人ガ ものヲ ものニ ・牛のおしりに、この牧場のしるしが焼き付けてある。 ・取り壊されてしまう家の姿をしっかりと目に焼き付けた。 [やきなおす] 人ガ ものヲ ・肉がよく焼けていなかったので、もう一度焼きなおした。 ・一度発表した論文のデータをちょっと変え、焼き直して発表した。誰も読まないだろう から、ばれないだろう。 [やきはらう] 人ガ ものヲ ・枯れた草を焼き払って、新しく出る芽がよく育つようにするんです。 ・A国軍によって、たくさんの村が焼きはらわれた。やける
[やけおちる] ものガ ・村の大火事で、古いお寺も焼けおちた。 ・時代劇で城の天守閣が焼け落ちるシーンは、何度見てもじんと来る。 [やけしぬ] 人ガ ・地震のときに起きた火事で多くの人が焼け死んだ。 ・豚小屋が火事になり、たくさんの豚が焼け死んだそうだ。ちょうどいい焼き豚になった かどうか。 [やけだされる] 人ガ ・大火事でたくさんの人が焼けだされ、住む所がなくてこまっている。 ・銀行を信用せず、すべての財産を家に置いていた彼は、火事で焼け出されて無一物にな ってしまった。 ▽受身の形で使う [やけつく] ものガ ・焼け付くような夏の太陽を浴びながら、海で遊んだ。 ・エンジンオイルが不良品で、エンジンが焼け付いてしまった。 [やけのこる] ものガ ・大火事があったが、幸い私のうちは焼け残った。 ・町はすべて焼けてしまったが、中央の公園の木だけが焼け残り、春に緑の芽を吹いた。やせる
[やせおとろえる] 人ガ ・大病をしてから、父はすっかりやせおとろえてしまった。 ・あの国では食料生産がうまく行かず、民衆はやせ衰えているそうだ。 [やせこける] 人ガ ・やせこけた、小さな子どもが、二十年後にこんなにりっぱな青年に成長するとは、予想 もできなかった。 ・病気になってから、父はすっかり弱ってしまって、体もやせこけてしまった。 [やせほそる] 人ガ ・母は、しばらく見ないうちにずいぶんやせ細ってしまった。やとう
[やといいれる] 人ガ 人ヲ ・駅前にスーパーが開店するため、大勢店員を雇い入れている。 ・君の会社で私の姪を雇い入れてもらえないだろうか。やぶる
[やぶりすてる] 人ガ ものヲ ・「チクショウ!」彼女ははずれた宝くじをずたずたに破り捨てた。 ・彼は我々仲間の非婚の誓いを破り捨て、かわいい女性と結婚した。僕もしたいなあ。 [やぶりとる] 人ガ ものヲ ・小包みが届いた。包装紙を破りとって、中の箱を出した。 ・4月になった。壁のカレンダーの3月を破りとって、さて、今月の予定を書き込もう。やぶれる
[やぶれさる] 人ガ ・いよいよ決勝戦となりました。今年は、多くの強豪が敗れ去り、初出場同士の決勝です。 ・惜しくも敗れ去ったチームに、暖かい拍手が送られています。 全体一覧表へやる
[やりあう] 人ガ 人ト ・子供のしつけのことで、家内とやりあってひどく疲れた。家内のしつけが先だな。 ・この問題では、よく父とやりあったものだ。 [やりかえす] 人ガ 人ニ ・さっきはいいように攻められた。今度はこっちの番だ。たっぷりやり返してやる。 ・やられたらやりかえせ。 [やりかける] 人ガ 人ものヲ ・洗濯をやりかけたまま、忘れて買い物に行ってしまった。 ・やりかけたことは途中でやめないで最後までやりなさい、って母さんが言うから、家の 外壁の落書きを完成させるんだ。 [やりこなす] 人ガ ものヲ ・対立する部署にはさまれた、難しい役職だったが、何とかやりこなした。 ・彼女はこの劇団に入って以来、様々な役を難なくやりこなしてきた。 [やりこめる] 人ガ 人ヲ ・子どもをしかったら、反対にやりこめられた。 ・先生をあまりやりこめてはいけない。君の成績をつけるときに感情が入るかもしれない。 [やりすぎる] 人ガ 人ものヲ ・飼い猫にえさをやりすぎると、太って病気になりやすいので気をつけましょう。 ・毎日ゲームをやりすぎて、目が悪くなってしまった。たぶん、頭も。 [やりすごす] 人ガ ものヲ ・しっかり防御して敵の攻撃をやりすごした。 ・大臣はあいまいに答えて、野党の批判をやりすごそうとした。 [やりそこなう・やりそこねる] 人ガ ものヲ ・しまった、やりそこなった! ・慣れない機械だったので、コピーをやり損ねてずいぶん紙をむだにしてしまった。 ・ここで改革をやり損ねると、我が国の経済は十年遅れてしまう。 [やりつける] 人ガ ものヲ ・あんまりやりつけない作業をやったら、腰が痛くなった。 ・この仕事はもう何十年もやりつけているから、何も考えずにできる。 [やりとおす] 人ガ ものヲ ・何を言われても、自分のやり方でやり通してきた。失敗した時、後悔しないからだ。 ・決めたことは最後までやり通せ。銀行強盗も同じだ。あと少しだ。がんばれ。 [やりとげる] 人ガ ものヲ ・大きな仕事を一人でとうとうやりとげた。 ・本当に最後までやり遂げられるかどうか、みなが心配した。 [やりなおす] 人ガ ものヲ ・やり直せるものなら、人生をもう一度やり直したい。 ・いいデータが取れなかったので、実験をやり直したらちょうどいいデータが出た。しか し、どっちが正しい実験だったんだろう? [やりのこす] 人ガ ものヲ ・最後の作業をやり残したまま、みんなどこかへ行ってしまった。 ・80年の人生でやり残したことはない。したいと思ったことでやってないのは自殺だけだ。 全体一覧表へゆ
ゆう
[ゆいあげる] 人ガ ものヲ ・一生に一度の成人式に行くので、日本髪に結い上げてもらった。 ・後ろ髪をアップに結い上げてみた。ちょっといいかもしれない。ゆく
[ゆきあう] 人ガ 人ニ/ト ・先月、九州を旅行していた時、意外な人に行き会った。 [ゆきあたる] 人ガ ものニ ・調査を続けていくうちに、われわれは大きな問題に行き当たった。 [ゆきかう] 人・ものガ 所ヲ ・道を行き交う人々は、顔も知らない人ばかりだった。 ・多くの車が行き交うこの大通りも、日曜には歩行者天国になって人々であふれる。 [ゆきすぎる] 人ガ 所ヲ ・商店街を行き過ぎる買い物客の服装が明るくなってきた。春だ。 ・駅前の喫茶店で人を待っていると、目の前を人々が行き過ぎていく。 [ゆきちがう] 人・ものガ 人・ものト ・多くの船が行き違う水路で、衝突事故もたまに発生する。 ・どうも話が行き違っているようだ。もう一度初めから話してくれないか。 [ゆきつく] ものガ 所ニ ・おれたちのような悪人が最後に行き着くところはここ、刑務所だ。 ・彼女とわたしの研究の方法は少しちがうが、行き着くところは一つだ。 ・この道がどこへ通じているか分からないが、行き着けるところまで行ってみよう。 [ゆきづまる] 人・ものガ (ものニ) ・二人とも主張をまげようとしないので、話合いは行き詰まった。 ・さいきん仕事がうまく行かなくて、行き詰まっている。 ・どうもアイデアに行き詰まってしまって、ゲーム制作が進まない。 [ゆきとどく] ものガ ・家がひろいのでそうじがすみまで行き届かない。 ・監督が行き届きませんで、もうしわけありません。 ・いろいろとサービスの行き届かないところもあるかと思いますが、ごかんべんくださ い。 [ゆきわたる] ものガ 人・ものニ ・資料は全員に行き渡りましたか。まだもらってない人は手を挙げてください。 ・この研究計画はよくできている。隅々にまで基本的な構想が行き渡っているのがわかる。 cf. いく(いきかう・いきつく・いきづまる・いきとどく・いきわたる)ゆする
[ゆすりとる] 人ガ 人カラ ものヲ ・暴力団員が企業から金をゆすり取り、警察に捕まった。 ・多くの政治家が秘密を握られ、金をゆすり取られていたそうだ。 全体一覧表へゆずる
[ゆずりあう] 人ガ 人ト ものヲ ・みんな上座を譲り合ってなかなか席が決まらない。早く座ってほしいんだけど。 ・電車がだいぶこんでまいりました。みなさまどうか、おたがいに譲り合って、おくの ほうへ お詰めねがいます。 [ゆずりうける] 人ガ 人カラ ものヲ ・このいえは、ある金持ちから譲り受けたものです。 ・店は先代から譲り受けたものだが、私の代でさらに拡張することができた。 [ゆずりわたす] 人ガ 人ニ 物ヲ ・この土地はもともと私のおじのものなので、私が勝手に人に譲り渡すことはきない。 ・ある人から山の別荘を譲り渡されたが、めったに行かないし、管理が面倒で困っている。ゆる
[ゆりうごかす] 人ガ ものヲ ・頭や体を揺り動かしても、ぜんぜん起きない。うちの息子は毎日遅刻だ。 ・世界を揺り動かすような革命の時代がやってきた。 ・彼女の演奏を聴くと、魂が大きく揺り動かされるようだ。 [ゆりおこす] 人ガ 人ヲ ・「朝ごはんだよー」とベッドの妻を揺り起こした。日曜の朝の私のつとめだ。 ・電車で眠ってしまい、終点の駅で揺り起こされた。ゆれる
[ゆれうごく] ものガ ・風にふかれて、にわの木が揺れ動いている。 ・そのころ、彼女と結婚しようか、やめようかと、私の心は揺れ動いていた。 全体一覧表へよ
よう
[よいつぶす] 人ガ 人ヲ ・あの男は少し酔うと、うるさい事を言うから、どんどん飲まして、酔いつぶしてしま おう。 ・ある国へ行くと、宴会で「乾杯、乾杯!」をやられ、酔いつぶされてしまうことが多い。 [よいつぶれる] 人ガ ・えきのベンチには酔いつぶれたサラリーマンが一人ねむっていた。 ・あの人はいっしょに飲むと必ず酔いつぶれて寝てしまう。 [よいしれる] 人ガ ものニ ・人々は「へいわ」や「じゆう」などということばに酔いしれて、世の中の動きを正し くつかむことができなくなっている。 ・長い戦争が終わったので、国民は平和のありがたさに酔いしれている。 [よっぱらう] 人ガ ・久しぶりに友だちと飲んだら、いい心持ちに酔っぱらってしまった。 ・店側の気持としては、いかに気持ちよく酔っぱらってもらえるか、そういう場を提供で きるか、に気を使うということですね。よける
[よけそこなう・よけそこねる] 人ガ ものヲ ・自転車で走っていて、道の穴をよけ損ない、派手に転んでしまった。 ・ピッチャーが打球を受け損なって足を痛め、交替してしまったのが敗因だ。 ・猛スピードで走ってきた自転車をよけ損ねてぶつけられ、けがをした。よごれる
[よごれきる] ものガ ・油と泥で汚れきった作業着を洗剤につけておいた。 ・わたしは身も心も汚れきってしまった。よせる
[よせあう] 人ガ 人ものヲ ・子猫たちが体を寄せあって眠っている。まったくかわいいものだ。 ・すみで店の人が額を寄せあって何か相談している。夜逃げの相談か? [よせあつめる] 人ガ ものヲ ・食堂で2、3人の学生がひたいを寄せあつめて何かそうだんしている。 ・父はカラオケがすきで、よく家に人を寄せ集めては、へたな歌をきかせていた。 ・みんなのポケットの中の金を寄せあつめてみたが、2000円にもならなかった。 [よせあわせる] 人ガ ものヲ ・みんなの知恵を寄せ合わせて、この事態を何とか打開しよう。 ・やぶってすててあった手紙の切れはしをひろって寄せ合わせてみた。 [よせつける] 人ガ ものヲ (ものニ) ・病気を寄せ付けない強い体をつくろう。 ・この馬は人間ぎらいで、私以外の人を寄せ付けないのです。 全体一覧表へよぶ
[よびいれる] 人ガ 人ヲ ・面接試験の日、応募者を面接室に呼び入れる係りを担当した。 ・会見が始まるので報道関係者を会議場へ呼び入れた。 [よびおこす] 人ガ 物ヲ (ものニ) ・その音楽がむかしの記憶を呼び起こした。 ・今回の実験の成功は、この分野に対する国民の関心をきっと呼び起こすだろう。 ・その写真は、人々の心に感動を呼び起こした。 [よびかえす] 人ガ 人ヲ ・大事なものを渡し忘れたので、出張に出ようとした社員を呼び返した。 ・ボールを取りにいった犬を呼び返した。 [よびかける] 人ガ 人ニ (ものヲ) ・知り合いや近所の人に呼びかけて、ボランティアになってもらった。 ・「ちょっと、そこのお姉さん!」と呼びかけられて振り返ったら、私じゃなかった。 もうオバサンだものねえ。 ・デモの最中も道行く人々に参加を呼びかけた。 [よびかわす] 人ガ 人ト ・少しはなれた木の枝で、二羽の小鳥が互いに呼び交わしている。春だねえ。 ・「あったぞ」「こっちも」林の中でキノコ取りの仲間が互いに呼び交わす声が聞こえる。 [よびこむ]人ガ 人ヲ (ものニ) ・スーパー大売り出しで、店員が客を呼び込んでいる。 ・ランナーの一瞬の判断がチームの勝利を呼び込んだ。 [よびさます] ものガ ものヲ ・一枚の写真が幼い時の記憶をまざまざと呼び覚ました。 ・この重要な問題について市民の関心を呼び覚ますにはどうしたらいいのか。 [よびすてる]人ガ 人ヲ ・とくに親しい友だち以外は、「山田!」のように名前を呼び捨てる(=呼び捨てにする) のはよくない。「さん」をつけるべきだ。 ・彼は同僚の女性の名前を呼び捨てるので評判が悪い。 [よびだす]人ガ 人ヲ 所ニ ・この学生を放送で呼び出してださい。 ・電話で呼び出されて、教えられたレストランへ行ってみると、10年ぶりにむかしの友 だちが集まっていた。 [よびたてる] 人ガ 人ヲ ・お忙しいところをお呼びたてしてもうしわけありません。じつは、、、。 [よびつける]人ガ 人ヲ 所ニ ・工場で事故があった。社長が責任者を呼びつけて、徹底的に原因を調査するよう命じ た。 ・ふざけていてまどガラスをわってしまい、先生のへやへ呼びつけられてさんざんしかられた。 [よびとめる]人ガ 人ヲ ・まちを歩いていて、知らない人に「もしもし。」と呼びとめられた。 ・通りかかった店員を呼びとめて、お酒をもう一本注文した。 [よびなれる] 人ガ 人・ものヲ ・夜の試合は「ナイター」と呼び慣れているので、今さら「ナイトゲーム」なんて言えない。 ・子供が家を出ていっても、呼び慣れた「お母さん」という言い方で妻を呼んでいる。 [よびもどす]人ガ 人ヲ 所ニ ・出張で出ている社員をいそいで呼びもどして、緊急会議をひらくことにしよう。 ・この町にかつての繁栄を呼び戻したいと言って町長選挙に立候補した。 [よびよせる]人ガ 人ヲ 所ニ ・タイから来たマナさんは家族を呼びよせて、いっしょにくらしはじめた。 ・父はもう長くないようなので、親族を呼び寄せたほうがいいでしょうか。 全体一覧表へよむ
[よみあげる] 人ガ ものヲ ・いまから名前を読みあげますから、呼ばれた人は前に出てください。 ・若い男女が誓いの言葉を読み上げた。 [よみあさる] 人ガ ものヲ ・若い時は文学書を読みあさっていたが、勤めるようになって社会の問題に関心が向いた。 ・最近は新しい本は興味が薄れ、もっぱら古典を読みあさっています。 [よみあやまる] 人ガ ものヲ ・漢字を読み誤って評判を落とした総理大臣がいたなあ、なんて名前だっけ。あさふ? ・彼らはストは回避すべきだというのだが、状況を読み誤っていると思う。 [よみあわせる] 人ガ ものヲ ものト 読み合わす ・この本とあの本を読みあわせてみると、いろいろおもしろいことが分かる。 ・印刷のエラーを見つけるために、原稿と印刷した物とを読みあわせてみましょう。 [よみかえす] 人ガ ものヲ ・この小説は何度読み返しても、面白い。 ・スピーチの原稿を何度も読み返し、暗記するまで練習した。 [よみかえる] 人ガ ものヲ ものニ ・来月から、この法律の「市長」を「市町村長」に読みかえる{よう/こと}になりま した。 ・「昨日」はふつう「きのう」と読みますが、硬い文章の中では「さくじつ」と読み替え てください。 [よみきかせる] 人ガ 人ニ ものヲ ・子供が小さいころ、寝る前によく絵本を読み聞かせた。 ・警察で自分が犯した罪状に関する法律を読み聞かせられた。 [よみきる] 人ガ ものヲ ・夏休みの一週間で文庫本十冊の長編小説を読み切った。 ・相手の作戦をすべて読み切り、それに対処して反撃したので危なげなく勝ち切った。 [よみくだす] 人ガ ものヲ ・中国の古典漢文を日本語として読み下したものを高校でたくさん読まされた。 ・裁判官が判決文を読み下す間、被告の表情の変化をずっと見ていた。 [よみくらべる] 人ガ ものヲ ものト ・違う新聞の同じ事件に関する記事を読み比べると、いろいろ違いがわかる。 ・私の新訳を昔の人の訳と読み比べてみてください。作品の印象がぜんぜん違うでしょう? [よみこなす] 人ガ ものヲ ・もう4年もロシア語を勉強していますが、まだ、専門の本を読みこなすことはできま せん。 ・英語で書かれた論文を自由に読みこなすようにならないと、この分野の研究はできない。 [よみこむ] 人ガ ものヲ ものカラ ・このコンピュータはデータをディスクから(コンピューターに)読みこむのに少し時間 がかかります。 ・この小説は、深く読み込んでいくと隠された思想が浮かび上がってくるから面白い。 [よみさす] 人ガ ものヲ ・田中さんが読みさした本がひらいて、つくえの上においてある。あの人がころされたな んて、まだ信じられない。 ・読みさした本をカバンに入れて図書館を出ようとしたら、器械のブザーが鳴った。いけ ない、貸し出し手続きをするのを忘れていた。 全体一覧表へ [よみすごす] 人ガ ものヲ ・今朝、新聞を読んだはずだが、大事な記事を読み過ごしてしまったらしい。職場ではそ の話で持ちきりだ。 ・推理小説を読むときは、あちこちに張られている伏線を読み過ごさないようにしないと、 推理の面白さがわからない。 [よみすすむ・よみすすめる] 人ガ ものヲ ・江戸時代の武士の日記を読んでいる。初めは退屈だが、読み進んでいくと、その頃の生 活の様子が目に浮かぶようで興味深い。 ・英語の小説を毎日少しずつ読み進めている。忘れてしまった単語を思い出すのによい。 ・学生たちとゼミで古典を読むことにした。一年間、じっくり読み進めて行くつもりだ。 [よみすてる] 人ガ ものヲ ・週刊誌は読み捨てるためのもので、じっくり読む価値はない。 ・電車の網棚には読み捨てられた新聞がのっている。これを読むのが暇つぶしにいい。 [よみだす] 人ガ ものヲ ものカラ ・ディスクをいつもまわしておいて、必要があれば、そこからデータを読み出すというふ うになっています。 ・新刊の小説の最初の数行を読み出したところで、隣の馬鹿な客がこぼしたコーヒーがた っぷりそのページに飛び散った。何ということだ。弁償しろ! [よみちがえる] 人ガ ものヲ ・一つの単語を読み違えると、まったく文章の意味が変わってしまうことがある。 ・どうも流れを読み違えたようだ。今は相手側のほうが世論を味方にしている。 [よみとおす] 人ガ ものヲ ・一人の作家の全集を読み通すと、何とも言えない満足感がある。 ・寝る前に分厚い小説を読み始めてしまい、朝までかかって読み通した。 [よみとく] 人ガ ものヲ ・あの人の原稿読みとくのはむずかしい。 ・難解な、しかし論理的な文章をじっくりと読み解いていくのは、知的な探検だ。 [よみとばす] 人ガ ものヲ ・大量の資料を読む場合は、不要な個所をうまく読み飛ばす技術も必要だ。 ・ちょっと待って。今、一行読み飛ばさなかった? 正確に読んで。 [よみとる] 人ガ ものヲ ものカラ ・父の表情から父の気持ちを読みとることができた。 ・すぐれたセースルマンは、話をしながらお客がどう思っているか読みとってしまう。 [よみながす] 人ガ ものヲ ・ざっと読みながしたところでは、これは大した本ではない。 ・読みながすだけではいけません。よく読んでください。 [よみなれる] 人ガ ものヲ ・学生の間違った日本語も、読みなれてくると、これでもいいような気がしてくる。 ・はじめはむずかしいが、読みなれるとなかなか味のある文章ですよ、これは。 [よみふける] 人ガ ものヲ/ニ ・部屋の本をかたづけていたら、古い日記が出て来たので、つい読みふけってしまった。 ・妹は小説を読みふけっている。 ・電車の中で漫画に読みふけっているサラリーマンが多い。 [よみまちがえる] 人ガ ものヲ ・ときどき、漢字を読み間違えて恥をかくことがある。学校でよく勉強すべきだった。 ・君はここの所の主旨を読み間違えているね。もう一度読み直してごらん。 全体一覧表へよる寄る
[よりあう] 人ガ 人ト ・焼却場の煙の問題は、みんなで一度寄り合って相談してから市にかけ合ってみようか。 [よりあつまる] 人ガ ものニ ・幼稚園のそばの喫茶店にいつもお母さん方が寄り集まっておしゃべりしている。 ・母の喜寿のお祝いに親戚が大勢寄り集まってにぎやかだ。 [よりかかる]人ガ ものニ ・このかべに寄りかからないでください。たおれやすいのです。 ・彼女は大人になっても、精神的に母親に寄りかかっているところがある。 ・常識に寄りかかって判断してはいけない。自分の頭で考えるようにしなさい。 [よりきる] 人ガ 人ヲ ・小さい力士が大きい力士を寄り切って勝った。 ・僕も一応その気はあったんだけれど、最後は彼女の迫力に寄り切られてプロポーズさ せられたようなものだ。 [よりすがる]人ガ 人ニ ・妹は母に寄りすがって泣いた。 ・世話をしてくれる人々の善意に寄りすがって生きてきました。 [よりそう]人ガ 人ニ ・山田さんに寄りそって歩いている女の人はだれだろう。 ・兄は年老いた母のそばに寄り添って、ゆっくりと満開の桜の下を歩いていきました。 [よりたおす] 人ガ 人ヲ ・新入幕の外人力士が横綱を寄り倒して勝ったので、場内は騒然となった。 ・息子と相撲を取って、寄り倒された拍子に腰を打った。年をとったなあ。 [よりつく] 人ガ 人ニ ・以前は部下がよく家に来たが、定年になったら誰も寄り付かない。 ・生ごみの袋にカラスが寄りつかなくなるような、何かいい方法はないものか。よる選る
[よりぬく] ・この代表チームには、全学の学生からより抜かれた優秀な学生が集まっています。 ・この応募作品の中から面白そうなものをより抜いておいてくれ。 [よりわける] ・配給の米は、ごみや砂をより分けなければ食べられないものだった。 ・一次選考でより分けられた候補者の中から、面接で合格者を決める。よろこぶ
[よろこびあう] 人ガ 人ト ものヲ ・救出された人々は、お互いの無事を喜び合った。 ・ロケットの打ち上げに成功し、関係者は祝杯を挙げて喜び合った。 [よろこびいさむ]人ガ ・見合いの日、むすめが「こんどこそは、うまく行きそうだわ。」と喜び勇んで出かけ て行った。 ・会社に入って最初のあさ、むすこは「きょうは初出勤だ。」と言って、喜び勇んで会 社に出かけて行った。よわる
[よわりきる]人ガ (ものニ/デ) ・吉田君は、好きでもない女の子に好きだと言われ、どうしようかと弱りきっている。 ・父の体は相次ぐ手術のために弱り切っていた。 [よわりはてる] 人ガ ・妻に浮気がばれ、子供たちも妻の味方になって私を責めるので、ほとほと弱り果てた。 ・酸性雨によって痛めつけられ、痛々しいまでに弱り果ててしまった森の木々を見ると悲 しくなる。 全体一覧表へわ
わかる
[わかりあう] 人ガ 人ト ・同じ日本人どうしなのだから、よく話し合えば、気持ちが分かり合えるはずだ。 ・立場の違う者同士がお互いにその主張を分かり合うのは、難しいことだが不可能なこと ではない。そこでの努力が、人間を獣から区別するものではないか。 [わかりかねる] 人ガ 人・ものヲ ・哲学者の文章は、単純ことを回りくどく言うのでどうもわかりかねる。 ・あなたの言いたいことは何なんですか。そんな非論理的な話ではわかりかねます。 [わかりきる] (人ニ)ものガ ・そんなことはわかりきっています。問題はその次なんです。 ・わかりきった話を何度も説明させないでください。わく沸く
[わきあがる] ものガ ・館内は沸き上がるような歓声につつまれた。 ・あの時のことを思い出すたびに憤りが胸に沸き上がってくる。 [わきかえる] ものガ ・場内は決勝戦の興奮で沸き返っていた。 ・あまりの感動で血が沸き返るような心地がして、怖いくらいだ。 [わきたつ] ものガ ・こんろの上のやかんのお湯が沸き立っている。(=沸いている)わく湧く
[わきおこる] ものガ ・この法案には国民の間から反対の声が湧き起こった。 ・ピアノの演奏が終わると、会場から大きな拍手がわき起こった。 [わきだす] ものガ ものカラ ・水道管がこわれたのか、かべのわれ目から水が湧き出している。 ・国際電話で久しぶりに母の声を聞くと、懐かしさが心の底からわき出してきた。 [わきでる] ものガ ものカラ ・温泉というのは、お湯が土の中から湧き出ている所のことです。 ・ワープロに向かうと言葉が次から次へとわき出てきて、指が追いつかないほどだった。わける
[わけあう] 人ガ 人ト 物ヲ ・吹雪の中、残り少ない食料を分け合って、我々は生き延びた。 ・少ない利益を分け合って、みんなで少しずつ育ててきた地元の産業を大事にしたい。 [わけあたえる] 人ガ 人ニ ものヲ ・リーダーは獲物を人々に公平に分け与えた。 ・難民たちは食料を分け与えられ、ともかくも生きていくことができてほっとした。 [わけいる] 人ガ ものニ/ヲ ・森の茂みを分け入って、古代の遺跡を探した。 ・山深い奥地に分け入って、野生動物の生態調査をした。わすれる
[わすれかける] 人ガ ものヲ ・傘を電車に忘れかけて、あわてて取りに戻ったらドアが閉まり、降りそこねた。 ・今日は結婚記念日なのを忘れかけていた。忘れていると怒られるからなあ。 [わすれさる] 人ガ ものヲ ・戦争のあの辛さは、忘れようとしてもなかなか忘れ去ることはできない。 ・故郷を出てからもう40年。一度も帰っていないから、もう私のことなど忘れ去られてし まっただろう。 [わすれはてる] 人ガ ものヲ ・若い時の日記が出てきて、もう忘れ果てていた古い恋のてんまつが書いてあった。懐か しいというか、恥ずかしいというか。 ・昔のことは忘れ果て、今現在のことにしか関心はない。私はそういう老人だ。わたる
[わたりあう] 人ガ 人ト ・20歳の新人が40歳のベテランを相手に、堂々と互角に渡り合っていた。 ・世界の国と対等に渡り合うためには、見識のある首相が不可欠だ。不可欠だが、、。 [わたりあるく] 人ガ 所カラ 所ニ ・そのころの私は、国から国へ、町から町へと渡り歩いていた。 ・政治家として重要なポストを渡り歩き、大臣にまでなった男が汚職で刑務所行きだ。 全体一覧表へわらう
[わらいかえす] 人ガ 人ニ ・赤ちゃんに笑いかけると、赤ちゃんのほうでも笑いかえしてよこした。 ・お前もけっこうもうけたんだろうと笑いかけると、無言のままにやにや笑い返した。 [わらいかける] 人ガ 人ニ ・朝起きると、壁のポスターの美少女が僕に笑いかけてくる。それでばっちり目が覚める。 ・バスの中で泣きそうな顔をした子供に優しく笑いかけたら、子供もにこっと笑い返した。 [わらいくずれる] 人ガ (ものニ) ・落語家の身ぶりと表情のおかしさに客席が笑い崩れた。 ・校長先生がおじぎをしたとたんに後ろの幕が突然落下し、校長先生の慌てぶりに講堂中 の中学生が笑い崩れた。 [わらいこける] 人ガ ・テレビの漫才を見て、うちの小学生が笑いこけていた。 ・深夜にばかばかしいアニメのビデオを見て一人笑いこけている私は大丈夫だろうか。 [わらいころげる] 人ガ ・会社から疲れて帰ると、家族はバラエティー番組を見て笑い転げていた。まあ、平和で いいか。 ・あまりのおかしさに、おなかを抱え、息ができないほど笑い転げてしまった。 [わらいすぎる] 人ガ ・笑いすぎて、かおとおなかが痛くなった。 ・笑いすぎてあごが外れることがあるという。気を付けよう。 [わらいだす] 人ガ ・とつぜん、後ろで人が笑い出したので、びっくりした。 ・部下を叱る課長の頬にご飯粒がついているのを発見してしまい、笑い出すのをこらえる のに苦労した。 [わらいつづける] 人ガ ・田中は、いつまでもうれしそうに笑いつづけるのであった。 [わらいとばす] 人ガ ものヲ ・占いで「死相が出ている。この仏像を買えば助かる」などと言われたが、ばかばかし い と笑い飛ばした。 ・人がいろいろ陰口を言っているらしいが、馬鹿げたことと笑い飛ばして、我々は自分の 仕事に誇りを持ってやっていこう。わる
[わりあてる] 人ガ 人ニ ものヲ ・先生は学生に一人二題ずつ練習問題を割り当てた。 ・それぞれが割り当てられた役割をしっかり果たせば、事業の成功は間違いない。 [わりいれる] 人ガ ものヲ ものニ ・おそばができ上がったら、どんぶりにうつして、卵を割り入れます。 [わりきる] 人ガ ものヲ ものト/文ト ・人間関係の問題は、割り切って考えたほうがいいですよ。(どうやってもうまく行かな いものだと) ・動物を殺すのも仕事と割り切ってやっているが、あまり気持ちのいいものではない。 [わりきれる] ものガ ・18割る6は割り切れる。18割る5は割り切れない。 ・今回の協会の処置はどうも割り切れない思いがする。問題を残すだけだと思う。 ・少年犯罪の罰をどうするかは、単純には割り切れない問題ですね。 [わりこむ] 人・ものが ものニ/ヲ ・行列に割り込むのはよくないことです。 ・乱暴な車が前に割り込んできた。 ・株価が1万円を割り込んだ。 [わりだす] 人ガ ものヲ ものカラ ・残された証拠から犯人を割り出すことができるだろうか。 ・実験のデータから、事故の原因を割り出してほしい。 [わりつける] 人ガ ものヲ ものニ ・有能な上司は、仕事をそれぞれ適した人に割り付けるのがうまい。 ・スポーツ新聞の紙面は、写真をどう割り付けるかに各社の特徴が出ている。 [わりびく] 人ガ ものヲ ものカラ ・年末はどこでもいろいろな商品を割り引いて売っている。 ・定価から20パーセント割り引きます。 [わりふる] 人ガ ものヲ 人ニ ・仕事の量を公平に割り振るのが管理職の仕事だ。 ・限られた資金をどの事業にどれだけ割り振ればいいか。 [わりもどす] 人ガ 人ニ ものヲ ・納めた商品の売れ行きがいい場合は、いくらか割り戻してくれる。 ・費用が安く上がったので、先払いした分を少し割り戻してもらった。われる
[われかえる] ものガ ・会場は観客の熱狂的な拍手で割れ返らんばかりだった。 ・首相の演説が終わると、広場は割れ返るような歓声に包まれた。政治的熱狂は悪夢だ。 全体一覧表へ