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大阪弁講座



関西弁

動詞

形容詞・形容動詞

敬語

語彙

文法・文末表現

例文集

PROLOGUE 関西弁


関西弁

関西弁とは大阪弁や京都弁(京言葉)等の京阪式アクセント圏の方言の総称、近畿方言の俗称です。しかし、北は若狭から東は三重、西は播州、南は和歌山あたりまでの言葉を関西弁とその使用範囲のようです。また、大阪弁と言いましても,摂津弁、河内弁、泉州弁、船場言葉などに分かれるようです。私が普段の会話で使っているものは、上記でいうところの摂津弁でございます。


近畿方言

近畿方言とは、大阪府、京都府、兵庫中南部、奈良県、和歌山県、三重県、滋賀県、福井県嶺南で話される方言を指し、奈良県南部等の一部の地域を除くほぼ全域で京阪式アクセントが使用されています。以下が主な文法的特徴です。


京阪式アクセント
 

言語学的には甲種アクセント呼ばれています。

アクセントが東京式アクセント=乙種アクセントのそれの逆であるとよく言われますが、全くその通りというわけではございません。

また一拍名詞が二拍で発音される事、一拍目と二拍目で音の高さに変化がないものがある事等が主な特徴です。

下の表に示した京阪式アクセントは大阪弁でのアクセント一例であり、同じ近畿方言使用圏内におきましても他地域ではアクセントの若干異なる場合もございますことを、予めご了承下さいませ。

単語読み東京式(乙種アクセント)京阪式(甲種アクセント)
はし低高高低
はし高低低高
はし低高高高
あめ高低低高
あめ低高高高
いぬ低高高低
ねこ高低高低
て、てぇ低高
ひ、ひぃ高低
ひ、ひぃ低高

京阪式アクセント圏内の各方言の特徴とその文法・語彙の紹介

出身者に確認したものと、在住者に確認したものと、私自身が書籍やインターネットで調べたものがごちゃまぜになっております…あらかじめご了承くださいませ。


京都府

京都市街の「京言葉」は、市内でも「街」ごとに若干言葉が違うとのこと。北部の丹後地域は東京式アクセント。

京言葉 (京都弁)


大阪府

大阪市内から北部にかけての大阪弁(摂津弁)、商人言葉の船場言葉、東部の河内弁、南部の泉州弁に大別できる。

大阪弁 / 船場言葉 / 泉州弁


兵庫県

南部は、西進するほど中国方言的特徴が見られるようになっていく。北部は中国方言で東京式アクセント。

神戸弁


奈良県

北中部は京都弁と河内弁を折衷した感じ。南部の一部には東京式アクセントの地域が存在する。

奈良弁


和歌山県

三拍動詞のアクセントの位置が大阪弁と異なる。文節ごとに「~よぉ」が頻繁に付く。

和歌山弁


三重県

伊賀地域はほぼいわゆる「関西弁」。伊勢地域は、アクセントは関西で、文法は名古屋と近畿の折衷になっている模様。

伊賀弁


滋賀県

京言葉をに近似しており、琵琶湖を挟んだ東西南北沿岸で各隣接地域の方言の特徴と共通した語彙や表現が見られる。

江州弁


福井県嶺南

京都との繋がりが深い事もあって、京言葉に比較的近い模様。


動詞


動詞の活用

共通語と共通する語彙の他、共通語に存在しない、大阪弁や近畿方言の俚言(*1)とされる語彙を交えた表となっております。

*1 俚言:共通語に存在しない方言特有の語彙の事で、大阪弁では「ちゃう」「あかん」等がそれにあたります。

ただし、これらの地域のみで使用されているという意味ではありません。


五段活用

行く

活用未然連用終止連体仮定命令
カ行五段いかん
いけへん
(いかへん)
いこ(う
いきます
いって
いくいく時いったらいき
いきぃ

書く

活用未然連用終止連体仮定命令
カ行五段かかん
かけへん
(かかへん)
かこ(う)
かきます
かいて
かくかく時かいたらかき
かきぃ

騒ぐ

活用未然連用終止連体仮定命令
ガ行五段さわがん
さわげへん
(さわがへん)
さわご(う)
さわぎます
さわいで
さわぐさわぐ時さわいだらさわぎ
さわぎぃ

ほかす (意味:捨てる)

活用未然連用終止連体仮定命令
サ行五段ほかさん
ほかせへん
(ほかさへん)
ほかそ(う)
ほかします
ほかして
ほかすほかす時ほかしたらほかし
ほかしぃ

立つ

活用未然連用終止連体仮定命令
タ行五段たたん
たてへん
(たたへん)
たと(う)
たちます
たって
たつたつ時たったらたち
たちぃ

死ぬ

活用未然連用終止連体仮定命令
ナ行五段しなん
しねへん
(しなへん)
しの(う)
しにます
しんで
しぬしぬ時しんだらしに
しにぃ

飛ぶ

活用未然連用終止連体仮定命令
バ行五段とばん
とべへん
(とばへん)
とぼ(う)
とびます
とんで
とぶとぶ時とんだらとび
とびぃ

読む

活用未然連用終止連体仮定命令
よまん
よめへん
(よまへん)
よも(う)
よみます
よんで
よむよむ時よんだらよみ
よみぃ

分かる

活用未然連用終止連体仮定命令
ラ行五段わからん
わかれへん
(わからへん)
わかろ(う)
わかります
わかって
わかるわかる時わかったらわかり
わかりぃ

ある

活用未然連用終止連体仮定命令
ラ行五段
特殊
あれへん
(あらへん)
あります
あって
あるある時あったら

「ある」では「~ん」型の否定は聞かれません。

知る

活用未然連用終止連体仮定命令
ラ行五段
特例
しらん
しろ(う)
しります
しって
しるしる時しったらしり
しりぃ

「知る」では「~へん」型の否定は聞かれません。

買う

活用未然連用終止連体仮定命令
ワ行五段
ウ音便
かわん
かえへん
(かわへん)
かお(う)
かいます
こうて
かうかう時こうたらかい
かいぃ

言う (読み:ゆう)

活用未然連用終止連体仮定命令
ワ行五段
ウ音便
ゆわん
ゆえへん
(ゆわへん)
ゆお(う)
ゆいます
ゆうて
ゆうゆう時ゆうたらゆい
ゆいぃ

思う

活用未然連用終止連体仮定命令
ワ行五段
ウ音便
(ウの省略)
おもわん
おもえへん
(おもわへん)
おもお(う)
おもいます
おもて
おもうおもう時おもたらおもい
おもいぃ

笑う

活用未然連用終止連体仮定命令
ワ行五段
ウ音便
(ウの省略)
わらわん
わらえへん
(わらわへん)
わらお(う)
わらいます
わろて
わらうわらう時わろたらわらい
わらいぃ

ちゃう (意味:違う)

活用未然連用終止連体仮定命令
ワ行五段
特殊
ちがわん
ちがえへん
(ちがわへん)
ちがお(う)
ちゃいます
ちごて
<ちゃうかって>
ちゃうちゃう時ちごたら
<ちゃうかったら>

<>内のように、形容詞のような活用の形態をとる事があります。参考:「ちゃう」の過去形=「ちごた」または「ちゃうかった」


上一段活用

起きる

活用未然連用終止連体仮定命令
カ行上一段おきん
おきひん
(おけへん)
おきよ(う)
おきます
おきて
おきるおきる時おきたらおきぃ
(おけぇ)

着る

活用未然連用終止連体仮定命令
カ行上一段
語幹長音化
きん
きぃひん
(けぇへん)きよ(う)
きます
きて
きるきる時きたらきぃ
(けぇ)

出来る

活用未然連用終止連体仮定命令
カ行上一段
特殊
できん
でけへん
できひん【京】
できます
できて
できるできる時できたら

感じる

活用未然連用終止連体仮定命令
ザ行上一段かんじん
かんじひん
かんじよ(う)
かんじます
かんじて
かんじるかんじる時かんじたらかんじぃ

落ちる

活用未然連用終止連体仮定命令
タ行上一段おちん
おちひん
おちよ(う)
おちます
おちて
おちるおちる時おちたらおちぃ

見る

活用未然連用終止連体仮定命令
マ行上一段
語幹長音化
みん
みぃひん
(めぇへん)
(みやへん)
みよ(う)
みます
みて
みるみる時みたらみぃ
(めぇ)

下一段活用

考える

活用未然連用終止連体仮定命令
ア行下一段かんがえん
かんがえへん
かんがえよ(う)
かんがえます
かんがえて
かんがえるかんがえる時かんがえたらかんがえ
かんがえぇ

居てる (意味:居る)

活用未然連用終止連体仮定命令
タ行下一段
特殊
いてへん
<いぃひん>
いてよ(う)
いてます
いてて
いてるいてる時いてたら<いぃ>

<>で括っている部位は、「居る」の活用の借用部分

出る

活用未然連用終止連体仮定命令
ダ行下一段
語幹長音化
でん
でぇへん
(でやへん)
でよ(う)
でます
でて
でるでる時でたらでぇ

寝る

活用未然連用終止連体仮定命令
ナ行下一段
語幹長音化
ねん
ねぇへん
(ねやへん)
ねよ(う)
ねます
ねて
ねるねる時ねたらねぇ

食べる

活用未然連用終止連体仮定命令
バ行下一段たべん
たべへん
たべよ(う)
たべます
たべて
たべるたべる時たべたらたべぇ

サ行変格活用

する

活用未然連用終止連体仮定命令
サ行変格せん
せぇへん
しん【京】
しぃひん【京】
(しやへん)
しょう
します
して
するする時したらせぇ
(強い命令)
しぃ
(弱い命令)

勉強する

活用未然連用終止連体仮定命令
サ行変格勉強せん
勉強せぇへん
勉強しん【京】
勉強しぃひん【京】
(勉強しやへん)
勉強しょう
勉強します
勉強して
勉強する勉強する時勉強したら勉強せぇ
(強い命令)
勉強しぃ
(弱い命令)

カ行変格活用

来る

活用未然連用終止連体仮定命令
カ行変格こん
けぇへん
きぃひん【京】
こぉへん【神】
こえへん【摂】
(きやへん)
こ(う)
きます
きて
くるくる時きたらきぃ

出て来る

活用未然連用終止連体仮定命令
カ行変格でてこん
でてけぇへん
でてきぃひん【京】
でてこぉへん【神】
でてこえへん【摂】
(でてきやへん)
でてこ(う)
でてきます
でてきて
でてくるでてくる時でてきたらでてきぃ

備考

未然形

仮定形

命令形


可能動詞と不可能表現

「動詞の否定」表で扱われた一般動詞の可能動詞と、

その否定表現(不可能表現)を「~へん」型、「よう~ん」型、「~ん」の3タイプに分類して以下の表に記載しました。

3タイプの使用方法とつくりかたは、以下の通りです。


3タイプの使用方法とつくりかた
使用方法使用方法
~へん」型状況・環境の問題による不可能、
能力・力量の問題による不可能を表す場合。
使用方法つくりかた
~へん」型五段活用動詞の可能動詞の否定形は、
「一般動詞の未然形+れへん」となります。
例:「行か+れへん」「読ま+れへん」
~へん」型上一段活用及び下一段活用、
カ行変格活用動詞の可能動詞の否定形は、
「一般動詞の未然形+られへん」となります。
例:「起き+られへん」「食べ+られへん」「来(こ)+られへん」
使用方法使用方法
よう~ん」型能力・力量の問題による不可能、
気持ちの問題による不可能を表す場合。
(=(「とても~する気になれない」)
使用方法つくりかた
よう~ん」型「よう」と「ん」の間に、一般動詞の未然形を挿入します。
例:「よう+せ+ん」「よう+行か+ん」「よう+食べ+ん」
使用方法使用方法
~ん」型「~と」に接続して
「~んと」(訳:~ないと)の形を作る場合。
使用方法つくりかた
~ん」型可能動詞の終止形の「る」を「ん」に置き換えます。
例:「行け+ん」「起きれ+ん」「食べれ+ん」

備考
例文使用方法
「停電やから真っ暗で本読まれへんわ」状況の問題で不可能
「この英文出てくる単語がむつかし過ぎて読まれへんわ」能力の問題で不可能
「この英文出てくる単語がむつかし過ぎてよう読まんわ」能力の問題で不可能
「人前で官能小説なんてよう読まんわ」気持ちの問題による不可能。「とても読む気になれない」。
「高校生やねんしこれくらいの漢字読めんと将来困るで」「~んと」の形で

可能動詞と不可能表現の活用

行く

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
行けるいかれへんよういかんいけん

書く

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
書けるかかれへんようかかんかけん

騒ぐ

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
騒げるさわがれへんようさわがんさわげん

ほかす (意味:捨てる)

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
ほかせるほかされへんようほかさんほかせん

立つ

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
立てるたたれへんようたたんたてん

死ぬ

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
死ねるしなれへんようしなんしねん

飛ぶ

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
飛べるとばれへんようとばんとべん

読む

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
読めるよまれへんようよまんよめん

買う

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
買えるかわれへんようかわんかえん

言う (読み:ゆう)

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
言える (読み:ゆえる)ゆわれへんようゆわんゆえん

思う

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
思えるおもわれへんようおもわんおもえん

笑う

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
笑えるわらわれへんようわらわんわらえん

起きる

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
起きれるおきられへんようおきんおきれん

着る

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
着れるきられへんようきんきれん

感じる

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
感じれるかんじられへんようかんじんかんじれん

落ちる

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
落ちれるおちられへんようおちんおちれん

見る

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
見れるみられへんようみんみれん

考える

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
考えれるかんがえられへんようかんがえんかんがえれん

居てる (意味:居る)

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
居てれる
<居れる>
いてられへん
<いられへん>
[ようおらん]いてれん
<いられん>

< >で括っている部位は、「居る」の活用の借用部分。[ ]で括っている部位は、「おる」の活用の借用部分。

出る

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
出れるでられへんようでんでれん

寝る

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
寝れるねられへんようねんねれん

食べる

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
食べれるたべられへんようたべんたべれん

来る

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
来れるこられへんようこんこれん

出て来る

可能動詞の否定(不可能表現)
可能動詞「~へん」型「よう~ん」型「~ん」型
出て来れるでてこられへんようでてこんでてこれん

備考

形容詞・形容動詞


形容詞の活用

形容詞は、大阪弁と共通語の活用の違いを比較するような形で表に記載しております。


一般活用形容詞

赤い︰大阪弁

未然連用終止連体仮定命令
あかいやろ(う)あかかった
あかなる
(あかぁなる)
あかぁて
あかかって
あかない
あかぁにする
あかいあかい時あかかったら

赤い︰共通語

未然連用終止連体仮定命令
あかかろうあかかった
あかくなる
あかくて
あかくない
あかくする
あかいあかい時あかければ

美しい︰大阪弁

未然連用終止連体仮定命令
うつくしいやろ(う)うつくしかった
うつくしなる
(うつくしぃなる)
うつくしぃて
(うつくしかって)
うつくしない
うつくしぃにする
うつくしいうくしい時うつくしかったら

美しい︰共通語

未然連用終止連体仮定命令
うつくしかろううつくしかった
うつくしくなる
うつくしくて
うつくしくない
うつくしくする
うつくしいうつくしい時うつくしければ

白い︰大阪弁

未然連用終止連体仮定命令
しろいやろ(う)しろかった
しろなる
(しろぉなる)
しろぉて
しろかって
しろない
しろぉにする
しろいしろい時しろかったら

白い︰共通語

未然連用終止連体仮定命令
しろかろうしろかった
しろくなる
しろくて
しろくない
しろくする
しろいしろい時しろければ

優しい︰大阪弁

未然連用終止連体仮定命令
やさしいやろ(う)やさしかった
やさしなる
(やさしぃなる)
やさしぃて
やさしかって
やさしない
やさしぃにする
やさしいやさしい時やさしかったら

優しい︰共通語

未然連用終止連体仮定命令
やさしかろうやさしかった
やさしくなる
やさしくて
やさしくない
やさしくする
やさしいやさしい時やさしければ

特殊活用形容詞

良い︰大阪弁

未然連用終止連体仮定命令
ええやろ(う)よかった
ようなる
ようて
よかって
ようない
ようする、ええようにする
ええええ時よかったら

良い︰共通語

未然連用終止連体仮定命令
よかろうよかった
よくなる
よくて
よくない
よくする
よいよい時よければ

えらい︰大阪弁

未然連用終止連体仮定命令
えらいやろ(う)えらかった
えらなる
(えらぁなる)
えらぁて
えらかって
えらない
えらぁにする、えらする
えらいえらい時えらかったら

えらい︰共通語

未然連用終止連体仮定命令
えらかろうえらかった
えらくなる
えらくて
えらくない
えらくする
えらいえらい時えらければ

「甚だしい」の意味での「えらい」の連用形は、後ろに動詞を接続する際、
「偉い」や「しんどい」の意味での「えらい」とは違った活用を行います。

また、名詞や形容詞を強調する時は、終止形のまま接続します。 例:共通語「えらく大きい」 大阪弁「えらいおっきい」

すごい︰大阪弁

未然連用終止連体仮定命令
すごいやろ(う)すごかった
すごなる
(すごぉなる)
すごぉて
すごかって
すごない
すごする
すごいすごい時すごかったら

すごい︰共通語

未然連用終止連体仮定命令
すごかろうすごかった
すごくなる
すごくて
すごくない
すごくする
すごいすごい時すごければ

名詞や形容詞を強調する時は、終止形のまま接続します。 例:共通語「すごく可愛い」 大阪弁「すごい可愛い」

無い︰大阪弁

未然連用終止連体仮定命令
ないやろ(う)なかった
のうなる
のうて
なかって
なしに
ないない時なかったら

無い︰共通語

未然連用終止連体仮定命令
なかろうなかった
なくなる
なくて
ないない時なければ

大阪弁では、「無い」よりも「ある」の否定形である「あれへん」を、「無い」の意味で日常的に使う事が比較的多いです。

「そうじゃなくて」等の場合における「なくて」は、「のうて」よりも「なしに」と置換される事の方が多いと思われます。

きれい (綺麗だ)︰大阪弁

未然連用終止連体仮定命令
きれいやろ(う)きれかった
きれなる
きれぇて
きれかって
きれない
きれいにする
きれいきれい時きれかったら

きれい (綺麗だ)︰共通語

未然連用終止連体仮定命令
(きれいだろう)(きれいだった)
(きれいである)
(きれいになる)
(きれいだ)(きれいな時)(きれいなら)

「きれい」は共通語では形容動詞ですが、大阪弁では形容詞のように扱われる事が多いです。


備考

未然形

連用形


形容動詞の活用

形容動詞は、大阪弁と共通語の活用の違いを比較するような形で表に記載しております。


一般活用形容詞

元気や︰大阪弁

未然連用終止連体仮定命令
元気やろ(う)元気やった
元気で
元気(に)なる
元気や元気な時元気やったら

元気だ︰共通語

未然連用終止連体仮定命令
元気だろう元気だった
元気で
元気になる
元気だ元気な時元気なら

静かや︰大阪弁

未然連用終止連体仮定命令
静かやろ(う)静かやった
静かで
静か(に)なる
静かや静かな時静かやったら

静かだ︰共通語

未然連用終止連体仮定命令
静かだろう静かだった
静かで
静かになる
静かだ静かな時静かなら

綺麗や︰大阪弁

未然連用終止連体仮定命令
綺麗やろ(う)綺麗やった
綺麗で
綺麗(に)なる
綺麗や綺麗な時綺麗やったら

綺麗だ︰共通語

未然連用終止連体仮定命令
綺麗だろう綺麗だった
綺麗で
綺麗になる
綺麗だ綺麗な時綺麗なら

大阪弁では「綺麗だ」は、形容詞「きれい」として扱われる事の方が多いため、形容詞「きれい」をご参照になる事をおすすめ致します。


備考用

敬語


敬語の活用

尊敬語 助動詞

やる︰連用形接続

未然連用終止連体仮定命令
やらん
やれへん
(やらへん)
やります
やって
やるやる時やったら

はる︰連用形接続

未然連用終止連体仮定命令
はらん
はれへん
(はらへん)
はります
はって
はるはる時はったらなはれ

やす︰連用形接続

未然連用終止連体仮定命令
(お~)やす

大阪弁で「やす」が用いられるのは命令形での使用が多く、あまり他の形は使われません。

頭に「お」を取る呼応表現です。

例:お食べやす→お召し上がり下さい おこしやす→いらっしゃって下さい


謙譲語 助動詞

さしてもらう︰連用形接続

未然連用終止連体仮定命令
もらわん
もらえへん
(もらわへん)
もらいます
もろて
もらうもらう時もろたらもらい
もらいぃ

さして頂く︰連用形接続

未然連用終止連体仮定命令
頂かん
頂けへん
(頂かへん)
頂きます
頂いて
頂く頂く時頂いたら頂き
頂きぃ

活用表内では、「さしてもらう」「さして頂く」ともに、レイアウトの都合上、「さして」部位を省略して記載しております。


備考

未然形

括弧内の表現は使用頻度の低い言い方のものです。

尊敬語の命令形︰「なはれ」と「やす」の違い

「(お~)やす」は目上の方や初めて会った方に使えますが、「なはれ」は目上の人に使うと失礼に当たりますのでご注意下さい。

「なはれ」「やす」ともに、その手前に「おくれ」をつけることで、さらに丁寧な表現となります。
例:しなはれ→しておくんなはれ、しとくんなはれ
おしやす→しておくれやす、しとくれやす

謙譲表現︰「(し)たって」

上記以外の謙譲表現として、「(し)たって」が挙げられます。
直訳すると「(し)てあげて」となりますが、第三者に対してではなく、自身に向けて使うことで相手を敬う気持ちを表し、「是非(し)て下さい」といった意味合いになります。
例:見たってなぁ→是非ご覧になって下さいね
もろたってぇな→是非もらって下さいよ
いっぺん食べてみたってなぁ→是非一度お召し上がり下さいね


私的考察

「~ん」と「~へん」の違い

大阪弁で「~ん」は強い否定を表すため、これを用いての否定は失礼に当たる可能性がございます。
「~へん」を用いて否定するようにした方が宜しいと思います。

尊敬語「やる」と「はる」の違い

大阪弁の敬語の助動詞「やる」と「はる」では敬意の度合いに違いがあります。
それはちょうど共通語の「れる・られる」と「なさる・らっしゃる・お~になる」の関係に近いものであると個人的には考えております。

謙譲語「さしてもらう」と「さして頂く」の違い

「さしてもらう」より「さして頂く」の方が、公的機関や全国向けの情報等、より公的な場で用いる表現であると個人的には考えます。


尊敬語

実用編

共通語︰する

共通語敬語
「られる」「なさる」
大阪弁敬語
「やる」
大阪弁敬語
「はる」
京言葉敬語
「はる」
京言葉敬語
「やす」
される
なさる
しやるしはるしやはる
しゃはる
しはる
おしやす

共通語︰している

共通語敬語
「られる」「なさる」
大阪弁敬語
「やる」
大阪弁敬語
「はる」
京言葉敬語
「はる」
京言葉敬語
「やす」
されている
なさっている
してやるしてはるしたはるしといやす

共通語︰行く

共通語敬語
「られる」「なさる」
大阪弁敬語
「やる」
大阪弁敬語
「はる」
京言葉敬語
「はる」
京言葉敬語
「やす」
行かれる
いらっしゃる
行きやる行きはる行かはるお行きやす
おいでやす

共通語︰いる

共通語敬語
「られる」「なさる」
大阪弁敬語
「やる」
大阪弁敬語
「はる」
京言葉敬語
「はる」
京言葉敬語
「やす」
いらっしゃるいてやる
いやる
いてはる
いはる
いやはる
いはる
おいやす

共通語︰来る

共通語敬語
「られる」「なさる」
大阪弁敬語
「やる」
大阪弁敬語
「はる」
京言葉敬語
「はる」
京言葉敬語
「やす」
来られる
いらっしゃる
お見えになる
きやるきはるきやはる
きゃはる
きはる
おいでやす
おこしやす

共通語︰見る

共通語敬語
「られる」「なさる」
大阪弁敬語
「やる」
大阪弁敬語
「はる」
京言葉敬語
「はる」
京言葉敬語
「やす」
ご覧になる見やる見はる見やはる
見はる
お見やす

共通語︰見ている

共通語敬語
「られる」「なさる」
大阪弁敬語
「やる」
大阪弁敬語
「はる」
京言葉敬語
「はる」
京言葉敬語
「やす」
ご覧になっている見てやる見てはる見たはる見といやす

共通語︰言う

共通語敬語
「られる」「なさる」
大阪弁敬語
「やる」
大阪弁敬語
「はる」
京言葉敬語
「はる」
京言葉敬語
「やす」
おっしゃるいいやる
ゆいやる
いいはる
ゆいはる
ゆわはる
いわはる
おいいやす

共通語︰言っている

共通語敬語
「られる」「なさる」
大阪弁敬語
「やる」
大阪弁敬語
「はる」
京言葉敬語
「はる」
京言葉敬語
「やす」
おっしゃっているゆうてやるゆうてはるゆうたはるゆうといやす

共通語︰食べる

共通語敬語
「られる」「なさる」
大阪弁敬語
「やる」
大阪弁敬語
「はる」
京言葉敬語
「はる」
京言葉敬語
「やす」
召し上がる食べやる食べはる食べはるお食べやす

共通語︰食べている

共通語敬語
「られる」「なさる」
大阪弁敬語
「やる」
大阪弁敬語
「はる」
京言葉敬語
「はる」
京言葉敬語
「やす」
召し上がっている食べてやる食べてはる食べたはる食べといやす

備考

京都弁 (京言葉) 敬語「はる」の接続

京都弁(京言葉)「はる」の接続は「動詞の未然形+はる」の形をとり、進行形の場合は、見た目は「動詞の過去形+はる」の形を取りますが、過去の意味は全く含んでおりません。

この部分については以下に私的考察がございます。


私的考察

京都弁 (京言葉) 敬語「はる」の接続

京都弁(京言葉)「はる」の接続は、共通語系の「行きなさる」が“行きなさる>行きなはる>行きやはる>行かはる”と変化していったものであると考えられます。

また、進行形「したはる」ですが、これについては「して」と「いなさる」を融合させた「していなさる」が“していなさる>していやはる>してやはる>したはる”と変化していったものであると考えられます。


語彙


ア行

大阪弁 → 共通語


あおたん → 青痣


あかん → 駄目、いけない


あかんたれ → 弱虫、へたれ


あげる → 嘔吐する


あったかい → あたたかい


あっちゃこっちゃ → あちこち、あちらこちら


あて → (酒の) 肴


あほ → (「馬鹿」使用地域での) 馬鹿


あほくさい → 馬鹿馬鹿しい、馬鹿げた


あほたれ → (「馬鹿」使用地域での) お馬鹿さん


あほみたいに → 山ほど


あめちゃん (飴ちゃん) → 飴


ありがとうさん → ありがとう


あんじょう (味良う) → 塩梅よく


あんなけ → あれだけ


あんまし → (→あんまり)


あんまり → あまり


いいそこまちがい (言い損間違い) → 言い誤り


いーってなる → 苛立って堪り兼ねる、苛立って辛抱できなくなる


いがむ → 歪む


いがらい → 喉の調子が悪い、喉の具合が悪い、いがらっぽい


いけず → 意地悪


いける → 大丈夫である、上手くいっている、問題の無い状況である


いちびり → お調子者


いちびる → 調子に乗る、調子に乗ってふざける


いちゃもん → 難癖


いっこも → 全く、ひとつも


いっちょかみ → 何にでも首を突っ込んでくる人、何にでも首を突っ込むこと


いっぺん → 一回、一度


いてる (居てる) → 居る


いやっ → あらっ、うわっ、わぁ、わっ


いらう → いじる、触る、触れる


いらち → せっかち、短気な人


いらん → (1) 不要。要らない (2) 余分な。余計な。


いらん事 → 余計な事


いんじゃん → (→じゃいけん)


いんじゃんでほい → (じゃんけんの掛け声 スローペース・メロディ付き版)


いんじゃんほい → (じゃんけんの掛け声)


うーわ → あちゃー


うち → 私


うっとい → 鬱陶しい


うっとこ → 私 (=女性一人称) の家


うまいこと (上手い事) → うまく


うわか → 表面、上側


うわぐつ (上靴) → 上靴、上履き


ええ → 良い


ええかっこしい → 外見をやたらと格好よく見せようとする人、カッコツケ


えげつない → ひどい、むごい


えずく → 吐き気を催す、吐きそうな声を上げる


えらい → (1) とても、非常に、随分と (2) 大変だ (3) 疲れてだるい、体調が悪い


えんりょのかたまり (遠慮の塊) → (大皿に盛られた料理や詰め合わせのお菓子の) 最後の一口分


おあげさん (お揚げさん) → 油揚げ


おいなりさん (お稲荷さん) → 稲荷寿司


おいもさん (お芋さん) → 薩摩芋


おおきに (大きに) → ありがとう


おんなし、おんなじ → 同じ


おかいさん (お粥さん) → おかゆ


おしぴん (押しピン) → (装飾デザインの施された) 画鋲


おちょくる → からかう


おつい → おつゆ、お味噌汁


おっきい → 大きい


おっちゃん → おじさん、おじちゃん


おっちん・おっちんする → 正座・正座する


おとつい → おととい


おなかおっきい (お腹大きい) → おなかが一杯、満腹である


おばちゃん → おばさん


おはようおかえり → いってらっしゃい


おはようさん → おはよう


おひさん → 太陽


おぼこい → 幼げで可愛い


おまめさん (お豆さん) → 煮豆


おめでとうさん → おめでとう


おもろい → 面白い


おる → 居る


カ行

大阪弁 → 共通語


蚊ぁにかまれる → 蚊に刺される


かぁいらしい → (→かいらしい)


かいてんやき (回転焼き) → 今川焼き、大判焼き[東京での呼称]


かいらしい → 可愛らしい、可愛い


かえこと (替え事) → 交換


かしわ → 鶏肉


カッター、カッターシャツ → ワイシャツ


かなぁん、かなわん → かなわない、やっていられない、困ってしまう


かめへん → 構わない


かやくごはん (加薬御飯) → 炊き込みご飯


からい → (1) 辛い (からい) (2) 塩辛い


かんとうだき、かんとだき (関東煮き) → おでん


かんにん (堪忍) → ごめんなさい、ごめん


かんにんする (堪忍する) → 許す


気ぃ悪い → 嫌な気持ちになった状態、気分を害した状態


きしょい → 気色悪い


きちゃない → 汚い


きれかった → 綺麗だった


きれない → 綺麗ではない


きれなる → 綺麗になる


ぎょうさん (仰山) → 沢山


ぐねる → 挫く


ぐるり → 周囲、周り


けったいな → おかしな、奇妙な、変な


げら → よく笑う人


こえる (肥える) → 太る


こける → 転ぶ


こさえる (拵える) → こしらえる、作る


こすい → ずるい


こそばい → (→こちょばい)


こちょばい → くすぐったい


ごっつい → いかつい、がたいが良い


こま → (自転車の) 補助輪


ごまめ (五万米) → 田作り[東京での呼称]


こら → これは


ごんた、ごんたくれ → 腕白坊主、やんちゃ坊主


こんなけ → これだけ


ごんぼ (牛蒡) → 牛蒡


サ行

大阪弁 → 共通語


さいなら → さようなら


さくらもち (桜餅) → [和菓子]道明寺


さし → 定規、ものさし


さぶい → 寒い


さぶいぼ → 鳥肌


さら → (もの・物体が) 新しい


さらえる → たいらげる


さらっぴん → 新品


さんかくずわり (三角座り) → 体育座り


さんぱつや (散髪屋) → 理髪店、床屋


しがむ → (食べ物を) 味わってよく噛む


しぶちん → ケチ、吝嗇


じゃいけん → じゃんけん


しゃあない → しょうがない


じゃまくさい (邪魔くさい) → 面倒くさい


しゅっとしてる → スマートである、スタイリッシュである


しゅむ (染ゅむ) → (味が) 染みる


しょう → しよう


しょうもない → くだらない、つまらない


しろごはん (白御飯) → (白い) ご飯


しんきくさい (辛気くさい) → じれったい


しんどい → 疲れてだるい、体調が悪い


すうどん・すそば (素うどん・素そば) → かけうどん・かけそば


すけない (少ない) → 少ない


ずっこい → ずるい


すみくた (隅くた) → 隅


せぇだい (精出い) → はりきって、思う存分、精出して、元気出して


せせる → (魚の身を細かく) 食べやすくほぐす、食べやすく掻き出す


せや → (→そや)


せやから → (→そやから)


せやけど → (→そやけど)


せわしない → せかせかと忙しい


そげ → (畳・敷居など植物性加工製品から飛び出た) とげ


そや → そう、そうだ


そやから → (文頭) だから


そやけど → (文頭) だけれども


そら → それは


それやのに → (文頭) なのに、だというのに


そんなけ → それだけ


タ行

大阪弁 → 共通語


たく (炊く) → 煮る


たにんどん (他人丼) → 牛肉と玉子が具として入った丼、開化丼[東京]


たぬきそば → 油揚げが具としては言った蕎麦、きつねそば[東京]


たのんます (頼んます) → 頼みます


たべぞめ (食べ初め) → 食い初め、お食い初め


たよんない (頼んない) → 頼りない


ちいちゃい → (→ちっちゃい)


ちっちゃい → 小さい


ちゃいする → 捨てる


ちゃう → (1) 違う (2) ~じゃない


ちゃっちゃと → さっさと、てきぱきと


ちょぉ → ちょっと


つくり (造り) → 刺身


つぶれる → (もの・物体が) 壊れる


つろくする → つり合いがとれる、調和する


てれこ → 入れ違い


てんかす (天かす) → 揚げ玉


~電車 → ~線


てんぷら (天ぷら) → 薩摩揚げ


といれる (取入れる) → (洗濯物を) 取り込む


とうに (疾うに) → とっくに、とうに


とこ → ところ


どつく → 軽く殴る・叩く


どっちゃ → どちら、どっち


どない → どう、どのように


どべ → (→どんべ)


どんくさい → ドジである、動作が鈍い


どんなけ → どれだけ


どんべ → 最下位


ナ行

大阪弁 → 共通語


ないないする → お片付けする


ないようなる、[ないようになる、なしになる] → なくなる


なおす (直す) → (ものを) 片付ける、しまう、収納する


ながぼそい (長細い) → 細長い


なんか → (1) 何か (2) なんだか


なんぎ (難儀) → 困った状態である


なんきん (南瓜) → カボチャ


なんしか → とにかく


なんで → 何故


なんべん → 何回・何度


なんぼ → (1) いくら (2) いくつ


なんや → (1) 何だ (2) なんだか


なんやかんや → なんだかんだ、あれやこれや


におう → 嗅ぐ


にくそい → 憎たらしい


にぬき (煮抜き) → ゆで卵


ねぶる → 舐める


ぬくい (温い) → (→あったかい)


ぬくもる (温もる) → 温まる


ねる (寝る) → 眠る


ハ行

大阪弁 → 共通語


パーマをあてる → パーマをかける


ハイカラそば・ハイカラうどん → 揚げ玉が具として入ったそば・揚げ玉が具として入ったうどん、 たぬきそば・たぬきうどん[東京]


はさかる → (歯に食べ物等が) 挟まる


はしかい → (1) すばしっこい (2)痒い


ばっかし → (→ばっかり)


ばっかり → ばかり


はみご → 仲間外れ


はやいき → (→はやうまれ)>


はやうまれ (早生まれ) → 1~3月に生まれた人


ひく → (布団や絨毯を) 敷く


びっちゃんこ → ずぶ濡れ、びしょ濡れ、びしょびしょ


ひらう → 拾う


ぶたまん (豚まん) → 肉まん


ぺけ → ばつ、ばつ印


ぺけぽん → (→ぺけ)


へちゃげる → 押し潰れる、平たく潰れる、ひしゃげる


べっぴん → 美人


へん (辺) → 辺り


へんにしを起こす → 拗ねる、へそを曲げる


ほかす → (ものを) 捨てる


ほたえる → ふざけて暴れる、じゃれて暴れる


ほな → (→ほんなら)


ほる (放る) → (1) (ものを) 捨てる (2) 投げる


ほんで → それで


ほんなら → それでは、では、それならば


ほんま → 本当


ほんまもん → 本物


マ行

大阪弁 → 共通語


まいど (毎度) → いつもありがとうございます、いつもお世話になっております


みかさ (三笠) → どら焼き


みしる → (魚の身を一口大に) 食べやすくほぐす、食べやすくむしる


みずくさい (水臭い) → 味が薄い


ミンチカツ → メンチカツ


むつかしい → 難しい


むっちゃ → (→めっちゃ)


めっちゃ → とても、すごく


めばちこ → ものもらい


めんめに → 銘々で、各自で


もうた、[もろた] → もらった


もっさい → 野暮ったい


ものすごぉ → ものすごく


もむない → 美味しくない


もん → もの、物、者


ヤ行

大阪弁 → 共通語


やきめし (焼き飯) → (家庭料理としての) 炒飯


やつす → おめかしする


やっとこさ → やっと


やっぱり → やはり


ややこしい → 複雑で面倒な


やらかい → 柔らかい


やらしい → 道徳的に相応しくない


ゆう (言う) → 言う


ようけ → 沢山


ようさん → 沢山


よして → 仲間に入れて


よばれる (呼ばれる) → ごちそうになる


よろしい → 良い、よろしい


ラ行

大阪弁 → 共通語


レイコー (冷コー) → アイスコーヒー


れいめん (冷麺) → 冷麺、冷やし中華


ワ行

大阪弁 → 共通語


わく → (飴やチョコレートが)べとべとのぐちゃぐちゃに溶ける


わけわけする → 分け合う


わらかす (笑かす) → 笑わせる


わりかし (割かし) → 割と


わや → 滅茶苦茶な状態、取り返しのつかない状態


文法・文末表現



ア行

~ぃたい (~ぇたい) → ~たい

備考

動詞の活用表において語幹のない動詞の場合、連用形での語幹の母音を伸ばして発音される事が多い。ただし、終止形と連体形に限り、他の活用にはあてはまらない。

(例)「しぃたい(=したい)」【終止形】、「したなる(=したくなる)」【連用形】、「したかった(=したかった)」【連用形】…ただ、伸ばさない形(=共通語形)でも、特に問題なく使用可能。


いっこも~ → 全く、ひとつも

備考

必ず否定表現で結びます。


~いな (~ぁな、~ぃな、~ぅな、~ぇな、~ぉな) → ~なんだ、~なの ほか

備考

大阪弁の強調表現として頻繁に用いられるもので、疑問のニュアンスを含んでいます。

「い」の部分は前の音に引っ張られて母音がしょっちゅう変化します。


カ行

~かて → (1) ~ても、~たって (2) ~だって

備考

共通語「~ても」も併用しています。


~かったかて → (→~かっても)


~かって → ~くて

備考

形容詞の連用形はウ音便が主流ですが、この「かって」を用いる活用の使用頻度も決して少なくはありません。


~かっても → ~くても


~かってん → ~かったんだ


~がな → (1) ~じゃないか (2) ~ってば

備考

丁寧語「です」「ます」のあとに接続出来ます。

(1)「~やん」より比較的高年齢層で使われます。また、「~やん」に比べ、嘆きの度合いが強いように思われます。

(2)若年層では「~って」が使われます。


~けど → ~けれども、~が

備考

逆接を表す時に用います。


~ことない → ~くない

備考

形容詞の終止形に接続させて否定形を作りますが、使える範囲は限定的です。

範囲の指定は…考え中です。


サ行

~さかい → ~から、~ので

備考

理由を表す時に用います。 使用層:高齢者 (80代以上)


~さす → ~させる

備考

使役の助動詞です。


~し → ~し


~しい → ~する人


~しな → (1) ~をしている途中 (2) ~をしようとした時


~す → ~せる

備考

使役の助動詞です。


タ行

~たある → ~てある


~たって → (1) ~てやって、~てあげて (2) ~て (謙譲表現)

備考

(2)第三者に向かって話すような言い方にすることで、謙譲語となります。


~たら → ~たら、~れば

備考

「~たら」「~れば」「~と」等仮定のほとんどが、「~たら」で行なわれます。

例外は、接続詞に準じた使い方の「そう言えば」「例えば」など数例に限られます。


~たる → (1) ~てあげる、~てやる (2) ~して (謙譲)

備考

(1)「~てあげる」「~てやる」の両方の意味を含有しています。

そのため、「~たる」と言っても、決して「~てやる」と言ったような上からものを見た言い方とは限りません。

(2)自らを三人称扱いして、その三人称に対して依頼するような形で自分を遜らせる表現方法。


~ちゃう → ~じゃない


~ちゅう → ~という


~って → ~ってば

備考

丁寧語「です」「ます」のあとに接続出来ます。

元来大阪弁では「~がな」で表現されますが、年齢が低くなるにしたがって「~って」の使用が優勢です。


~で → ~よ、~ぞ

備考

客観的事実、広く認知されている事、相手が了承・理解していると思われる事について述べる時に使います。

また、相手へ注意を促す際など、情報を相手に確実に伝えたい時にも使います。

参照:「~な」、「~わ」


~ていらん → ~てくれなくて良い、~てもらうことを望まない

備考

…正直申しまして、普段あまり使わない表現なので、ニュアンスも使い方もちょっと曖昧でして(汗。

私は主に「~てくれんでええ」や「~てもらわんでええ」を使います。


~てしもた → ~てしまった


~ててん → ~ていたんだ


~てた → ~ていた


~でな → ~よね


~てへん → ~ていない


~てへんかった → ~ていなかった


~ても → ~ても


~てもうた → (→~てしもた)


~てる → ~ている


~てん → ~たんだ、~たの

備考

終助詞「ねん」の過去形版。

過去形の場合は「~したねん」とならず、「~してん」となります。

要注意です。


~てんか → ~ておくれ、~てくれよ、~てちょうだいよ


~てんと → (1) ~ていないで (2) ~ていないと


~とき → (1) ~ておきなさい (2) ~ていなさい


~とく → ~ておく


~とくんなはれ → ~て下さい

備考

敬語ですが、若年層では使われなくなってしまいました。


~とちゃう → (→~ちゃう)


~とった → ~ていた


~とる → ~ている

備考

大阪弁だと思われがちですが、「~とる」の使用は大阪弁において荒っぽい表現になりますので使用はなるべく避けられたいです。

過去形の「~とった」はこれにあたりませんが、敬語表現との併用はあまり聞かれないように思われます。


ナ行

~な 【その1】 → (1) ~ね (文中・文末) (2) ~よ、~だよ (3) ~なければ、~ないと

備考

(1) この「な」は大抵「なぁ」と伸ばして使います。

(2) 強調や呆れを表現します。

(3) 動詞の仮定表現です。動詞の未然形に接続させます。


~な 【その2】 → ~な

備考

「~なぁ」に比べて「~な」は強い命令を表します。

動詞の連用形に接続します。


~なぁ → ~なさいね

備考

「~なぁ」は、「~な」に比べて柔らかい命令となります。

動詞の連用形に接続します。

語幹が一文字の動詞の場合は長音化させます。


~なあかん → ~なければならない

備考

動詞に接続する場合に用いる型です。

動詞の未然形に接続させます。


~ないとあかん → ~なければならない

備考

形容詞に接続する場合に用いる型です。

形容詞の語幹に接続させますが、二拍形容詞の場合は語幹を長音化して接続させます。


~なさんな → ~てはいけませんよ、~なさるな

備考

丁寧な表現ですが、目上の相手には使えません。


~なはれ → ~なさいよ

備考

丁寧な命令の表現ですが、目上の相手には使えません。


~なや → ~なよ

備考

禁止の命令を表します。

動詞の連用形に接続させます。


~なん → ~なの

備考

疑問や感嘆を表す時に用います。


~ねやろ → (→~ねんやろ)


~ねん → ~んだ、~んだよ、~の (文末)

備考

丁寧語「です」「ます」のあとに接続出来ます


~ねんて → ~んだって

備考

丁寧語「です」「ます」のあとに接続出来ます。


~ねんな → (1) ~んだよね、~のよね (2) ~んだよ、~のよ

備考

「~ねんな」は、すでに紹介しております「~ぃな」が、「~ねん」と接続する際に、

「ねん」+「ぃな」→「ねんぃな」→「ねんな」 と変化したものかと思われます。

丁寧語「です」「ます」のあとに接続出来ます。

(2)訴えのニュアンスが濃厚な際に使います。


~ねんもん → ~んだもの


~ねんや → ~んだ

備考

独白。

新情報を知った時や独り言の時に使います。


~ねんやろ → ~んだろ、~んでしょう

備考

丁寧語「です」「ます」のあとに接続出来ます。


~ねんわ → ~んだよ、~のよ

備考

丁寧語「です」「ます」のあとに接続出来ます。


~の → (→~のん、→~ん)


~のん → (1) ~の (2) ~のもの、~もの (3) ~の、~事

備考

(1)丁寧語「です」「ます」のあとに接続出来ます。

(1)-(3)「~ん」とも言います。

(→~ん)


ハ行

~はる → ~らっしゃる

備考

敬語の助動詞。

「~やる」に比べ、敬意が高いです。


~ひん → ~ない

備考

上一段動詞、カ行変格活用動詞、サ行変格活用動詞の通常の否定表現の時に使用します。


~へん → ~ない

備考

五段活用動詞、下一段動詞、カ行変格活用動詞、サ行変格活用動詞の通常の否定表現の時に使用します。


~へんかって (~ひんかって) → ~なくて

備考

「~へんかって」は五段活用動詞、下一段動詞、カ行変格活用動詞、サ行変格活用動詞に、

「~ひんかって」は上一段動詞、カ行変格活用動詞、サ行変格活用動詞に接続します。


~へんかっても (~ひんかっても) → ~なくても


~へんく (~ひんく) → (→~んく)

備考

若者言葉


~へんだ → ~なかった

備考

動詞の否定表現の過去形です。

使用層:壮年以上


~へんでん → ~なかったんだよ

備考

使用層:壮年以上


~へんようになる (~へんようなる・~ひんようになる・~ひんようなる) → (→~んようになる (~んようなる))


マ行

~まう → ~しまう

備考

共通語と同型の「~しまう」も使います。

どちらを使うかは個々人レベルの問題のようです。


~もって → ~ながら

備考

共通語と同型の「~ながら」も使います。

ただ「~もって」を使う事によって、共通語と大阪弁の差は出しやすくなります。


~もん → ~もの、~もん


ヤ行

~や 【その1】 → (1) ~だ (2) ~だよ (3) ~じゃ、~では

備考

(2) 純然たる事実などを述べるときに使用。

(3) 東京弁等で「じゃ」となる「では」

((例)︰「あいつじゃ敵わない」の「じゃ」)は、大阪弁では共通語と同じく「では」のままです。


~や 【その2】 → (1) ~よ (強い強調) (2) ~なさいよ (命令)

備考

「食べなさいよ」は「食べぇや」。

「食べろや」というのは、東京方言での言い方であり、命令の度合いも大阪弁のそれに比べ、より強いものです。

(2)直前の動詞の活用語尾を長音化する「~や」は、「~や(ぁ)」に比べて強い命令となります。


~やぁ → ~なさいね

備考

直前の動詞の活用語尾を長音化しない※「~や(ぁ)」は、「~や」に比べて柔らかい命令となります。

動詞の連用形に接続します。

※語幹が一文字の動詞の場合は長音化させます。


~やす → ~なさいませ


~やったら → ~だったら、~なら

備考

「~なら」は大阪弁ではまず使われません。


~やって → ~で、~であったため

備考

過去の出来事を説明するときに用います。


~やないの → ~じゃないの

備考

注意するときに諭すように使用。

「~ちゃう」や「~ことない」との使い分けに注意。

(例)


~やなしに → ~ではなくて

備考

「~やのうて」とも言う。

また、最近では共通語化・東京弁化の波で、若年層では「~やなくて」が主流。

「~やなぁて」や「~やなて」とはならない。


~やねん → ~なんだ、~なんだよ、~なの

備考

但し、独り言等、伝える相手がいない場合は、「~やねん」ではなく、「~やねんや」(もしくは「~なんや」)を用います。


~やの → ~なの

備考

疑問や感嘆を表す時に用います。

「~なん」よりも語勢の強い表現です。


~やのうて → (→~やなしに)


~やのに → ~なのに

備考


~やる → ~れる、~られる

備考

敬語の助動詞です。


~やろ → ~だろう、~でしょう

備考

「~だろう」「~でしょ」両方の意味を含有しています。

そのため、「~やろ」と言っても、決して「~だろ」のようなぞんざいな言い方でもなく、また相手に対して親近感を覚えているとも限りません。

丁寧語「です」「ます」のあとに接続出来ます。


~やろか → ~だろうか、~かしら


~やろが → ~だろが、~だろうが、~でしょうが


~やろな → ~だろうね、~でしょうね、~だろうな


~やん → (1) ~じゃないの、~じゃないか (2) ~よ、~ね (文中)

備考

丁寧語「です」「ます」のあとに接続出来ます。

(2)相手の知らない話をする際の文節の繋ぎとして、文中で使われます。


~やんか → (1) ~じゃないか (2) ~よ、~ね (文中)

備考

(2)相手の知らない話をする際の文節の繋ぎとして、文中で使われます。

この「やんか」は、大抵「やんかぁ」と伸ばして使います。


~やんな → ~よね、~だよね

備考

丁寧語「です」「ます」のあとに接続出来ます。


~ゆう → ~という

備考

広島弁として有名な「と抜け」(「xxという」の「と」が抜けて、「xxいう」といった表現方法)が、大阪弁でもよく起こります。


よう~ん → (1) (能力・力量の問題で) 出来ない (2) (気持ちの問題で) 出来ない。とても~する気になれない。

備考

(1)「~(ら)れへん」で能力不可能を表すことも出来ます。


~よって → ~から、~ので

備考

理由を表す時に用います。

使用層:高齢者


~よる → ~やがる

備考

実際には「~やがる」よりは侮蔑度が低いように思われます。


ワ行

~わ → ~よ、~ね

備考

意思、推量、吐露、自身に関する事の肯定等、主観的な事の肯定を伝達する時に使います。

参照︰「~で」、「~な」


~わな → (1) ~よね (2) ~よ、~ね

備考

(2)自分の意思を伝えるときに用います。

基本的に次に取る行動についての事前報告が多いです。


~ん → (1) ~ない (2) ~の (3) ~事

備考

(1)(動詞の、強い否定表現の時に使います。

(2)「~のん」とも言います。 (→~のん)


~んかい → ~ろよ

備考

強い命令を表します。


~んく → ~なく

備考

若者言葉。

動詞に接続します。


~んで → ~なくて


~んでも → ~なくても、~なくたって


~んと → (1) ~ないと (2) ~ないで、~ずに


~んといて → ~ないで

備考

依頼・軽い命令や条件を表します。


~んとく → ~ないでおく


~んとこ → ~ないでおこう


~んならん → ~なければならない

備考

使用層:老年層。

動詞に接続する場合に用いる型です。

動詞の未然形に接続させます。


~んようになる (~んようなる) → ~なくなる

備考

動詞に接続します。


例文集


A.人間


Ⅰ.からだ

001.頭・顔









002.目













003.耳






004.鼻





005.口










006.飲食








007.胴











008.手

















009.足














010.血・肉・骨









011.体格









012.睡眠・休息












013.健康

















014.性・誕生










015.年齢















016.生死









Ⅱ.衣装


017.料理









018.食事















019.食物



















020.料理の材料・調味料








021.くだもの・デザート
















022.飲み物














023.喫煙








024.医学










025.繊維製品






















026.服装


















027.服飾品










028.化粧・装身具

















029.下着・洗たく














Ⅲ. 住居と輸送

030.住居









031.家屋






















032.設備













033.家具








034.町











035.交通














036.道路






















037.鉄道



















038.航海

















039.航空







040.郵便・電報・電話
















Ⅳ. 産業・経済

041.行動・仕事

















042.工業・技術










043.道具・容器



















044.武器











045.所有





















046.お金












047.収入・支払い




















048.商売













Ⅴ. 社会生活

049.家族と親せき























050.個人と集団
























051.礼儀と儀礼的表現












052.あいさつ・呼びかけ





















053.訪問









054.娯楽・スポーツ















055.地位

















056.和・不和
















057.社会的束縛













058.法律・裁判



















059.軍隊












Ⅵ. 精神活動

060.意志・欲求



















061.感情














062.快・不快
























063.対人感情














064.価値判断





















065.注意







066.思考





















067.知識

















068.記憶









069.想像力














070.性格・道徳





















071.宗教












Ⅶ. 表現・伝達

072.表示













073.言語
















074.会話


















075.応答























076.肯定・否定







077.真実性
















078.文字
















079.文学








080.芸術


















081.音楽












082.美醜








083.教育・出版・報道


























B. 自然と抽象概念


Ⅷ. 生物と事物

084.大地と自然























085.物質
















086.植物















087.農業










088.動物



























089.水





















090.狩り・つり






091.空気・風









092.太陽と雲








093.天候






















094.気温










095.天体



Ⅸ. 現象

096.感覚・知覚






097.光と視覚














098.色



















099.音

























100.におい






101.味













102.温度







103.重さ










104.密度















105.固体・液体・気体




















Ⅹ. 空間

106.寸法と形



















107.点・線・面

















108.立体






109.位置








110.接触・分離

















111.距離













112.高さ















113.方位











114.線の種類









115.内と外













116.方向


















117.運動












118.場所の多少







119.空間の測定







120.空間の利用








ⅩⅠ. 時間

121.時間と接続時間












122.日時



























123.時の単位










































124.時の関係

















125.行為の進行段階












126.速度・頻度



















127.時間・事件の限定









128.時間の利用





















ⅩⅡ. 順序・量・質


129.秩序・規則















130.継続・順番














131.分類











132.分量・強調










133.量の比較・増減









134.共存と欠如


















135.全体と部分

















136.数量












137.数字





































138.量の多少







139.質・やり方





ⅩⅢ. 存在と関係


140.存在








141.関係









142.状態と行動














143.交替








144.強さ








145.因果関係






146.目的

















147.仮定・帰結









148.論理的様態









149.一致・不一致
























150.定・不定