~。それに
on top of that
❶ ゆうべは道に迷った上、雨にも降られて大変でした。
❷ この機械は使い方が簡単な上に、小型で使いやすい。
❸ 彼の話は長い上に、要点がはっきりしないから、聞いている人は疲れる。
接続 | 〔普通形〕(ナAな・ナAである/Nの・Nである)+上(に) |
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1)前の事柄と同じ方向の事柄(プラスとプラス、マイナスとマイナス)を「それに」という気持ちで加える。
2)後に、命令・禁止・依頼・勧誘など、相手への働きかけの文は来ない。
1)Adds feeling of "also" to phrases expressing occurrences with same directionality as in a previous situation (positives with positives, negatives with negatives).
2)Commands, prohibitions, requests, or solicitations do not follow うえ(に).
まず~してから
after having
❶ 詳しいことはお目にかかった上で、説明いたします。
❷ 申込書の書き方をよく読んだ上で、記入してください。
❸ どの大学を受験するか、両親との相談の上で、決めます。
❹ これは一晩考えた上での決心だから、気持ちが変わることはない。
接続 | Vた/する動詞のNの+上で |
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1)「~上で…」の形で、まず「~」をした後で、それに基づいて「…」という次の行動をとる、という意味。
2)「うえで」の前後の動詞は、意志動詞が来る。
1)After first doing one thing, another action based on the first will occur.
2)Verbs of volition precede or follow うえで.
~のに
for, in order to
❶ 今度の企画を成功させる上で、ぜひみんなの協力が必要なのだ。
❷ 数学を学習する上で大切なことは、基礎的な事項をしっかり身につけることだ。
❸ 有意義な留学生活を送る上での注意点は下記のとおりです。
❹ テレビは外国語の勉強の上でかなり役に立ちます。
❺ 食料品の保存の上で、次のことに注意してください。
接続 | Vる/する動詞のNの+上で |
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「~上で」の形で、「~」に積極的な目的を示し、後にその目的や目標に必要なこと、大切なことなどを述べる文が来る。行為を表す文は来ない。
◆ × 日本での生活の上でいろいろなものを買った。
After indicating a goal to actively work toward, second phrase explains what is necessary or important to achieve that goal or objective. Does not take verbs of action.
➡ のうえで
~のだから
since things have reached such a pass
❶ 社長が決断した上は、われわれ社員はやるしかない。
❷ 実行する上は、十分な準備が必要だ。
❸ やろうと決心した上は、たとえ結果が悪くても全力をつくすだけだ。
❹ 親元を離れる上は、十分な覚悟をするべきだ。
接続 | Vる・Vた+上は |
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1)「~上は、…」の形で「~のだから、当然…」という意味。話者の決意、覚悟などを言うときの表現。
2)「…」には、責任や覚悟を伴う行為の言葉を使う。「べきだ・つもりだ・はずだ・にちがいない・てはいけない」などの言い方がよく使われる。
3)「いじょう(は)・からには」と近い表現。
参照︰いじょう(は)・からには">・からには">
1)Meaning "since…then of course…," expresses speaker's resolution or resignation. Phrases following indicate corresponding actions of responsibility or resignation.
2)Often used with べきだ, つもりだ, はずだ, ちがいない, てはいけない, etc.
3)Similar to いじょう(は), からには.
~している間に
before you know it
❶ 今は上手に話せなくても練習を重ねるうちに上手になります。
❷ 友達に誘われて何回か山登りをしているうちに、わたしもすっかり山が好きになった。
❸ 親しい仲間が集まると、いつも楽しいおしゃべりのうちに時間が過ぎてしまう。
❹ ふと外を見ると、気がつかないうちに雨が降り出していた。
接続 | Vる・Vている・Vない/Nの+うちに |
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継続性を表す語につながり、その継続状態の間に、はじめは予想しなかったような変化が表れることを表す。後の文は事態の変化を表す文。
Links to phrases of continuation; expresses notion that during period of continuation, some unforeseen change occurred. Clause following indicates change in condition.
ある状況になる前に
while
❶ 独身のうちに、いろいろなことをやってみたいです。
❷ 若いうちに勉強しなかったら、いったいいつ勉強するんですか。
❸ 体が丈夫なうちに、1度富士山に登ってみたい。
❹ タンさんが東京にいるうちに、ぜひ3人で食事をしませんか。
❺ (料理の本から)スープに生クリームを加えたら、沸騰しないうちに火から降ろす。
❻ 暗くならないうちに家に帰らなければなりません。
接続 | Vる・Vない/イAい/ナAな/Nの+うちに |
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「うちに」の前に述べることと反対の状態になったら実現が難しいから、そうなる前に、と言いたいときに使う。
Unless someone does something before what comes ahead of うちに, the subsequent opposite state will make realization of the action difficult.
できる/~の可能性がある
can
❶ これは仕事を成功させるために考え得る最上の方法です。
❷ この事故はまったく予測し得ぬことであった。
❸ これは彼でなくてはなし得ない大事業である。
❹ この事故はいつでも起こり得ることとして十分注意が必要だ。
❺ 彼が事件の現場にいたなんて、そんなことはあり得ない。
接続 | Vます+得る | F |
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1)辞書形は「うる」「える」の二つの読み方があり、ます形、ない形、た形は「えます」「えない」「えた」と読む。
2)「Vうる」は、「そうすることができる」「そうなる可能性がある」の意味で、「Vえない」は、「そうすることができない」「そうなる可能性がない」の意味である。
3)「能力的にできる、できない」の意味では使わない。
1)Two readings of the dictionary form:うるand える. When with the ます, -ない, or -たforms, read as えます, えない, and えた respectively.
2)Vうる means "that can be done, that is possible." Vえない means something cannot be done or is impossible.
3)Not used to indicate something is impossible because of lack of ability.