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どんなときどう使う 日本語表現文型辞典

ノ行


ヌ行 ←

→ ハ行


のいたり

さいこうの~

most; supreme

わたくしのようなものが、このようにりっしょうをいただくとはこうえいいたりでございます。

❷ わたしのいたものをみとめていただけるとは、かんげきいたりだ。

❸ こんなしっぱいをするとは、まったせきめんいたりだ。

接続 Nの+いたりF

しゃかんげきしたときやつよかんじたことをひょうげんするときにう。かんようてきふるひょうげん


Expresses speaker's strong emotions. Old idiomatic expression.


のうえで

~のほうめんでは/~をひょうすると

in terms of; as far as…is concerned

❶ このかいかけのうえでは使つかかたむずかしそうですが、じっさいはとてもかんたんなのです。

❷ このかいさんするには、けいしきじょうめんどうつづきをらなければならない。

❸ おもとけっさんほうこくしょをごらんください。けいさんじょうのミスはないつもりですが。

接続 Nの+うえで N+じょう

1)「~のうえで・~じょう」のかたちで「~をて、または~をかんがえてはんだんするとどうであるか」をいたいときに使つかう。

2)ほかに、ほうりつじょうしゅうかんじょうごうじょうせいかつじょうけいざいじょうけんこうじょう・~のかんけいじょうなどのれいがある。


1)Judgment based on seeing or thinking of what precedes pattern.

2)Other examples of relationships with what comes before pattern are:法律上 (in terms of the law), 習慣上, (in terms of customs), 都合上 (in terms of economics), 健康上 (in terms of health), and ~の関係上 (because of).


のきわみ

さいこうの~/~のさいこう

the height, zenith

❶ このしあわせのきわみはまごかこまれてらすことだという。

げんざいまつりのきわみはオリンピックだろう。

のうきょうげんほんぶんのおもしろさ、ふかさのきわみだ。

❹ こんなにこまかくうつくしいたけざいがある! これぞごときわみ!

接続 Nの+きわW

「~のきわみ」で、「さいこうの~だ」と、しゃかんげきしてそのちをあらわすときに使つかわれる。ふるかた。「かんげききわみ・つうこんきわみ」などがかんようてき使つかわれる。


Strongly stresses speaker's belief that something is the absolute best. Old expression. Used in such idioms as 感激の極み (the most impressive), 痛恨の極み (the height of sorrow).


のことだ

のことだから


のことだから

~なのだから

being; the fact that

ものきなよしのことだから、今日きょうもきっとたくさんものをしてかえってくるよ。

❷ A:はやしさん、おそいですね。ないんでしょうか。
B:いや、いつもおそかれのことだ。きっと30さんじっぷんぐらいしたらるよ。

けんのことだ。おこってカッとなったら、なにをするかわからない。

接続 Nの+ことだから

1)「~のことだから、…」のかたちで、たがいにわかっていることからはんだんして、すいりょうしたことをう。「~」で、はなひとはんだんこんきょう。「…」で、すいりょうしたことをう。

2) ❸ のようにたがいにわかっていること(このあいけんせいかく)はしょうりゃくされることがおおい。

3)ぶんまつでは ❷ ❸ のように「のことだ」というかたちになる。


1)Speaker and listener are agreed on judgment or conjecture. Basis for speaker's judgment precedes pattern; conjecture follows.

2)Often thing understood is omitted, as in sentence ❸ (in this case, Ken's character).

3)At end of sentence becomes のことだ, as in sentences ❷ and ❸ .


のだ〈せつめい

it's the case that

らいげつスイスにきます。ほんてんらんかいしゅっせきするのです。

❷ おさきしつれいします。今日きょうどものたんじょうなんです。

なかさんはいつもはなさんといっしょにいるね。はなさんがきなんだね。

ほんではクリスマスはねんまつふうぶつひとつなのである。

❺ このはなしはタイでいたのではありません。インドでいたのです。

❻ A:いいセーターね。あなたがんだの。

B:いいえ、わたしがんだんじゃないの。ははんでくれたんです。

接続 〔普通形〕(ナAな/Nな)+のだ

1)「のだ」のほんてき使つかかたである。あるじょうせつめいしたり、ゆうせつめいしたりするときに使つかう。

2)いちぶんだけ( ❺ タイでいた、 ❻ わたしがんだ)をていするときには「のではありません・んじゃない」を使つかう。

3)はなことでは「んです・んだ」となる。

4)「であるたい」のぶんでは ❹ のように「のである」となる。


1)Basic form of のだ (explanatory copula). Explains situation or reason.

2)When negating only part of something, uses のではありません or んじゃない, as in sentences ❺ and ❻ respectively.

3)In spoken language, becomes んです or んだ.

4)In である form, becomes のである, as in sentence ❹ .


のだ〈え〉

that is

20歳はたちなのに、らないことがあるとすぐにく。かのじょはまだどもなんだ。

としは30じょう8日ようかしかなかった。れいだったのだ。

ほんてんとうにはちゅうこうねんだんせいのためのりょうざっつ。らしをたのしもうというひとえてきたのだ。

接続 〔普通形〕(ナAな/Nな)+のだ

1)まえぶんったことを、べつことえたり、まとめたりするときに使つかう。

2)「つまり・ようするに」などにつづけることがおおい。

3)はなことでは「んだ」を使つかう。


1)Rephrases or summarizes what was said in first clause.

2)Often follows つまり (in other words), or ようするに (that is).

3)In spoken form becomes んだ.


のだ〈しゅちょう

really want to say

おやがいくらはんたいしても、わたしはかのじょけっこんしたいんだ。

だれがなんとっても、今年ことしはわれわれのチームがゆうしょうするんだ。

なんでもやりなおひとせいこうするのです。

接続 〔普通形〕(ナAな/Nな)+のだ

1)しゃぶんしゅちょうつよったり、ぶんけつべたりするときに使つかう。

2)はなことでは「んだ」を使つかう。


1)Emphasizes speaker's assertion or resolution.

2)In spoken language becomes んだ.


のだ〈なっとく

that's why

❶ A:は3ねんぶりにマイナス1みだったそうですよ。
B:だからさむかったんだ。

❷ レントゲンしゃしんをとったらあしほねれていた。だからいたかったんだ。

❸ A:さっき、えきまえけんがあったらしいね。
B:ああ、それで、おまわりさんがていたんだ。

接続 〔普通形〕(ナAな/Nな)+のだ

1)まえぶんで、じつたいう。あとぶんに「だから・それで」などのゆうあらわことを使い、ぶんまつ を「…のだ」として、 しゃなっとくしたことをう。

2)はなことでは「んだ」を使つかう。


1)First sentence explains some fact or incident. Second explains reason for fact using だから, or それで and ends in …のだ to show speaker is convinced.

2)In spoken language becomes んだ.


のだから

since

あいをしにくのだから、かんこうなどはあとにして、けんこうをつけてください。

❷ このほんむずかしいんだから、なんかいまないとわからないだろう。

❸ 8がつ20日はつかぎのうみけんなんだから、およぐのはやめたほうがいい。

接続 〔普通形〕(ナAな/Nな)+のだから

1)「~のだから…」のかたちで、「~」というゆうについてきょうつうにんしきかくにんしたうえで、「…」ではしゃはんだんこうあいへのはたらきかけなどをいたいときに使つかう。

2)しゃあいとのあいだで、あるだいについてきょうつうにんしきをもつまえ使つかうのはぜんである。

◆ × あしたちちるんですから、くうこうむかえにきます。
→○あしたちちますから、くうこうむかえにきます。

3)はなことでは ❷ ❸ のように、「んだから」となる。


1)Speaker appeals to listener, gives judgment or inclination after pattern based on verification of some common knowledge given before pattern.

2)Unnatural to use before speaker and listener have common knowledge about topic.

◆ × あしたちちるんですから、くうこうむかえにきます。
→○あしたちちますから、くうこうむかえにきます。

3)In spoken language becomesんだから, as in sentence ❷ ❸ .



のだった〈かんがい

(deep emotion) and became

かれゆうしょうカップをに、あらためてふかよろこびにつつまれるのだった。

いちろうは1ねんがいこくらしをえ、りつした大人おとなせいちょうしたのであった。

接続 〔普通形〕(ナAな/Nな)+のだったW

1)のできごとなどについて、かんじょうめてべるときに使つかう。ずいひつしょうせつなどで使つかわれるほうほう

2) ❷ のように「であるたい」では「のであった」を使つかう。


1)Describes emotions about some past event. Used in essays and novels.

2)The である copula becomes のであった, as in sentence ❷ .


のだった〈こうかい

んだった〈こうかい



のだろう

だろう〈ちのきょう調ちょう


ので

so

きのうは2までねむれなかったので、けさははやきられませんでした。

❷ わたしはコーヒーがきなのでよくみます。

ふゆやすみにきょうかえってぞくいました。みんなげんだったので、あんしんしました。

❹ あしたはやすみなので、ともだちとえいきます。

❺ すみません。ちょっとさむいので、まどめてくださいませんか。

いま調しらべておりますので、すこしおちください。

接続 〔普通形〕(ナAな/Nな )+ので

1)「~ので…」のかたちで、「~」にげんいんゆうあらわこと使つかい、「…」のぶんけっきをうことがおおい。ぶんまつめいれいきんぶんはあまり使つかわない。

◆ × うるさいので、やめろ。
→○うるさいから、やめろ。

2)じんてきわけあいには、「ので」のほうが「から」よりあらたまったやわらかいひょうげんである。

3)「のでです・のでだ」のかたちでは使つかわない。

4) ❻ のように、ていねいいたいときは、ていねいけいつづくこともある。


1)Words expressing cause or reason often appear before pattern; course of events leading to result follow. Sentence ending does not usually take commands or injunctions.

◆ × うるさいので、やめろ。
→○うるさいから、やめろ。

2)When giving personal excuses ので is softer and more formal than から.

3)Not used as のでです or のでだ.

4)Can be used with polite form, as in sentence ❻ .


のですか

what; are (you)?

❶ A:なにかいいことがあったんですか。うれしそうなかおをして……。
B:ええ、あした、マリアさんとドライブにくんです。

ねんまつなので、しんかんせんきっるのがたいへんでした。ほんではおしょうがつにみんながふるさとへかえるのですか。

❸ (なかさんがかえじゅんをしているのをて)
A:なかさん、もうかえるんですか。

びょうなのに、たばこをうんですか。

❺ こんななかなにをしているんだ。

接続 〔普通形〕(ナAな/Nな)+のですか

1)たりいたりしたことからはなひとはんだんしたことがただしいかどうかかくにんしたり、せつめいもとめたりするときに使つかう。

2) ❹ ❺ はきつもん調ちょうで、なんしているかんじがある。

3)はなことでは「んですか・んだ」を使つかう。


1)Confirms veracity of speaker's judgment based on what is seen or heard, or seeks explanation.

2)Can sound accusatory, as in sentences ❹ and ❺ .

3)In spoken language, becomes んですか or んだ.


のですが

んですが


のではありません

んじゃない


のに〈ぎゃくせつ まんそうがい

in spite of the fact

❶ わたしが3かんもかけてケーキをいたのに、だれもべません。

❷ ひろしはあついのに、まどけないでべんきょうしています。

ふゆやまけんなのに、どうしてのぼるんですか。

よるの12なのに、でんしゃにはおおぜいのひとっていました。

❺ (パーティーにおそて)マリさんはもうかえったんですか。いたかったのに……。

接続 〔普通形〕(ナAな/Nな)+のに

1)「~のに、…」のかたちで、「~」ではじつべて、「…」でそのことからそうされることとちがったけっであることをう。はなひとがいち・もんまんなんざんねんちをあらわすことがおおい。

2)ぶんまつはなひとぼうあらわぶんはたらきかけをあらわらいめいれいなどのぶん使つかわれない。

◆ × いそがしいのに、がみきなさい。
→○いそがしくても、がみきなさい。


1)Speaker describes fact before pattern; results speaker did not expect follow. Often shows speaker's doubts, dissatisfaction, criticism, regret, or feeling that something is unexpected.

2)Sentence ending does not take expressions of speaker's volition, hopes, appeals, requests, or commands.


のに〈たい

even though

きょねんふゆあたたかかったのに、としふゆはとてもさむい。

なかさんはほんじんだが、ほん下手へたなのに、えいはうまい。

接続 〔普通形〕(ナAな/Nな)+のに

1)「のに」のぜんで、たいしていることがらむすんでいる。

2)「が」や「けれども」とおなじような使つかかたであるが、「のに」のあいはなひとがいち、もんなどのちがふくまれている。


1)Contrasts linked by のに.

2)Same kind of usage as が and けれども, but のに includes speaker's doubts or feeling that something is unexpected.


のに〈よう

for

❶ このナイフはチーズをるのに便べんです。

でんしょこといそいで調しらべるのにやくちます。

がいこくりょこうをするのにはパスポートがひつようだ。

❹ ここからくうこうくのには1かんかかる。

❺ わたしはものに、いつもバイクを使つかっています。

とうきょうえきくにはこのバスが便べんです。

接続 Vる+の/するどうのN+に

1)ものようもくてきゆうようせいなどをかた。「~のに…」のかたちで、「~」でようもくてきい、「…」で「便べんだ・ひつようだ・やくつ・使つかう・かかる」などののことをう。

2) ❺ のように「するどう」のあい、「するどうのN+に」のかたちでも使つかう。

3) ❻ のように「のに+は」のかたち使つかあいに、どううしろの「の」がない使つかかたもある。


1)Use, purpose, or utility. Use or purpose precedes のに; words meaning convenient, necessary, useful, use, or take (time, money, etc.) follow.

2)When containsする verb, becomes: nominal of する verb + に, as in sentence ❺ .

3) For のに + は, as in sentence ❻ , の after verb can be omitted.


のに

と~(のに)〈はんじつそう

ば~(のに)〈はんじつそう


のは~だ

when; who; why

なかさんのうちにったのは、せんしゅうすいようです。

❷ わたしがしんじているのはやまさんだけです。

❸ アルバイトをしているのは、りょこうをするためだ。

いのちたすかったのはしゅじゅつをしてくださったせんせいのおかげです。

でんをもらったのはチンさんのおくさんからです。チンさんからではありません。

はるさんはいいひとでしょう。あんないいひとわかれるのはどうしてですか。

接続 〔普通形〕(ナAな/Nな)+のは~だ

1)いたいことをきょう調ちょうするぶんである。「~のは…だ」のかたちで、「~」でだいになること、「…」でせつめいしたいこと・ゆうきょう調ちょうしたいことをう。

2)「…」ではぶんまつに「ためだ・おかげだ」などのゆうあらわこともくてきあらわことなどがよく使つかわれる。


1)Emphasis. Topic precedes pattern; explanation, reason, or emphasis follows.

2)Sentence ending often takes ためだ (for the reason), おかげだ (thanks to), or other words expressing reason or purpose.


のほう

より~のほう



のみ

ただ~のみ


のみならず

~だけでなく

not only, but

やまさんはしゅっちょうさきでトラブルをこしたのみならず、ちょうへのほうこくおこたった。

かいしゃぎょうかいぜんは、ただえいぎょうもんのみならず、しゃいんぜんたいりょくにかかっている。

❸ このけいでは、ひとりちゅうしょうぎょうのみならずだいぎょうでもけいけずひつようがある。

接続 N/〔普通形〕(ナAである/Nである)+のみならずFW

1)「のみならず」のかたちで「~だけでなく、はんはもっとおおきくほかにもおよぶ」といたいときに使つかう。かたひょうげん

2)あとぶんには「も・で・さえ」などがよく使つかわれる。

3)このかたには、ほかに「ただ~のみならず・ひとり~だけでなく・ひとり~のみならず」などがある。「ひとり~のみならず」はとくことてき


1)Situation extends beyond one aspect to impact far wider range. Formal expression.

2)Often followed by も, まで, さえ, etc.

3)Other similar forms are: ただ~のみならず (not merely, but), ひとり~だけでなく (not just one, but), ひとり~のみならず (not simply one, but). ひとり~のみならず is a particularly written form.


のもとで

~をたよって/~のした

under; under the auspices of

❶ わたしはいいかんきょう、いいかいしゃのもとで、めぐまれたせいかつおくることができた。

❷ ぼくはいまばやしというひとのもとでとうげいならっています。

❸ このとりくにせいさくのもとにまもられてきた。

あたらしいリーダーのもとに、ひとびときょうりょくやくそくった。

接続 N+のもとで

「~のえいきょうしたで、~のえいきょうけながら」という。 ❸ ❹ の「のもとに」もようほうおなじである。


Under influence of, or to be influenced by. Has same meaning and usage as のもとに, as in sentences ❸ and ❹ .


のもとに

のもとで


ヌ行 ←

→ ハ行