してはいけない
must not
❶ 山崎氏は会員のレベル向上のためには欠くべからざる人物である。
❷ 彼は母親に対して言うべからざることを言ってしまったと後悔している。
接続 | Vる+べからざる |
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1)「べからざる」は「べきではない・てはいけない・ことができない」の意味。「べからず」の名詞につながる形である。
2)「~べからざるN」の形で ❶ は「欠くことができない人物=大切な人物」という意味。 ❷ は「言うべきではないこと=言ってはいけないこと」の意味。
参照︰べからず
1)Means ~べきではない, ~てはいけない, or ことができない. Form of べからず that appends to nouns.
2)In form~べからざるN, as in sentence ❶ , person is indispensable. In sentence ❷ , something should not have been said.
~してはいけない
must not
❶ 録音中。ノックするべからず。
❷ 昔はよく立て札に「ここにごみを捨てるべからず」などと書いてあった。
❸ (公園で)「芝生に入るべからず」
接続 | Vる+べからず(「する」は「すべからず」もある) | W |
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1)禁止の言い方。古い書き言葉である。現在では、あまり見かけないが、掲示板、立て札などにたまに書かれていることがある。
2) ❸ はふつう「入ってはいけません」「入らないでください」などと書かれている。
1)Injunction. Old written form. Not often seen today, but sometimes written on bulletin boards and billboards.
2)Sentence ❸ is usually written, 入ってはいけません or 入らないでください.
~した方がいい
should
❶ 1万円拾ったんだって? そりゃあ、すぐに警察に届けるべきだよ。
❷ 親が生きているうちにもっと親孝行するべきだった、と後悔している。
❸ 現代はなにごとも地球規模で考えるべきだ。
❹ レストランやロビーでは、携帯電話で大声で話をするべきではない。
接続 | Vる+べきだ(「する」は「すべきだ」もある) |
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1)「するのが、または、しないのが人間としての義務だ」と言いたいときの表現。
2) ❶ のように相手の行為について忠告する場合、 ❷ ~ ❹ のように 話者が義務だと主張したり、勧めたり、しない方がいいと言ったりする場合に使う。
3)規則や法律で決まっている場合は「なければならない」を使う。
◆ × 海外旅行に行くときはパスポートを持って行くべきだ。
1)Doing or not doing something is obligatory.
2)Speaker uses as in sentence ❶ to advise someone, as in sentences ❷ to ❹ to assert obligatory nature of something, to recommend for or against action.
3)For rules or laws, -~なければならない is used.
➡ べきだ
~しようと思って
thinking to; for the purpose of
❶ ひとこと鈴木さんに別れの言葉を言うべく彼のマンションを訪れたのですが、彼はすでに出発した後でした。
❷ 彼女は新しい気持ちで再出発するべく、長野県の山村に引っ越して行った。
❸ 田中氏は記者会見場に向かうべく、上着を着て部屋を出た。
❹ ラムさんを迎えるべく空港まで行ったが、会えなかった。
接続 | Vる+べく(「する」は「すべく」もある) | W |
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1)「ある目的をもってそうする」と言いたいときに使う。硬い表現ではあるが、現代語でも使われる。
2)後の文には依頼や命令、働きかけを表す文は来ない。
◆ × ラムさんを迎えるべく空港まで行ってください。
1)Someone tries to achieve goal they set. Formal expression, but also used in modern speech.
2)Clauses of requests, commands, or appeals do not follow.
➡ はべつとして