主要目次へ 4.動詞文 へ §4 動詞文補説 へ [動詞文型調査1]へ [動詞文型調査2]へ [動詞文型調査3]へ [動詞文型調査4]へ [動詞文型調査5]へ [動詞文型調査6]へ [動詞文型調査8]へ [動詞文型調査9]へ(「現代日本語文法概説」「4.動詞文」補説§4.14「動詞文型調査」)動詞文型調査[7]ア行・カ行
動詞文型調査[7]は「スル動詞」を五十音順にとりあげます。 語彙の選択の問題や、文型の記述の不十分さなど問題がありますが、一応のお役に は立つだろうと思います。 サ行は [動詞文型調査7]サ行へ タ行・ナ行は [動詞文型調査7]タ行・ナ行へ ハ行−ワ行は [動詞文型調査7]ハ行−ワ行へ目次
あ い う え お か き く け こあ
あいさつ挨拶 あいず合図 あいて相手 あいどく愛読 あいよう愛用 あくしゅ握手 あくび欠伸 あくよう悪用 あさねぼう朝寝坊 あしぶみ足踏み あっか悪化 あつぎ厚着 あっしゅく圧縮 あっせん斡旋 あっとう圧倒 あっぱく圧迫 アップ あとかたづけ後片付け アドバイス あともどり後戻り アピール アプローチ あまやどり雨宿り あんき暗記 あんさつ暗殺 あんじ暗示 あんしん安心 あんてい安定 あんない案内い
いいわけ言い訳 いえで家出 いきき行き来 いくせい育成 いけん意見 いこう移行 いじ維持 いしき意識 いじゅう移住 いしょく移植 いじわる意地悪 いたずら いち位置 いっかつ一括 いっしゅう一周 いっち一致 いってい一定 いっぺん一変 いてん移転 いでん遺伝 いと意図 いどう移動 いにん委任 いねむり居眠り いはん違反 いみ意味 いみん移民 イメージ いらい依頼 いんさつ印刷 いんたい引退 インタビュー いんよう引用う
うすぎ薄着 うわき浮気 うわさ噂 うんえい運営 うんきゅう運休 うんこう運行 うんそう運送 うんてん運転 うんどう運動 うんぱん運搬 うんよう運用 えいきょう影響 えいぎょう営業 えしゃく会釈 えつらん閲覧え
えんき延期 えんぎ演技 えんしゅつ演出 えんじょ援助 えんぜつ演説 えんそう演奏 えんちょう延長 えんりょ遠慮お
おいわいお祝い おうえん応援 おうしん往診 おうたい応対 おうだん横断 おうちゃく横着 おうとう応答 おうふく往復 おうぼ応募 おうよう応用 オーケー おおさわぎ大騒ぎ オーバー オープン おおよろこび大喜び おかわりお代わり おじぎお辞儀 おしゃべり おせん汚染 おしゃれ おともお供 おねがいお願い おまいりお参り おまけ おみまいお見舞い おやこうこう親孝行 おやすみお休み おれいお礼 おわびお詫び おんぶか
カーブ ガード かいあく改悪 かいかい開会 かいかく改革 かいけつ解決 かいけん会見 かいこ解雇 かいご介護 かいごう会合 かいさい開催 かいさつ改札 かいさん解散 かいし開始 かいしゃく解釈 かいしゅう回収 がいしゅつ外出 かいじょ解除 かいしょう解消 がいしょく外食 かいせい改正 かいせつ解説 かいぜん改善 かいそう回送 かいそう回想 かいぞう改造 かいたい解体 かいたく開拓 かいだん会談 かいちく改築 かいつう開通 かいてい改定 かいてい改訂 かいてん回転 かいてん開店 ガイド かいとう回答 かいとう解答 がいとう該当 かいにゅう介入 かいはつ開発 かいふく回復 かいほう開放 かいほう解放 かいぼう解剖 かいまく開幕 かいもの買い物 かいやく解約 かいらん回覧 かいりょう改良 かいわ会話 かくご覚悟 かくさん拡散 がくしゅう学習 かくしん確信 かくだい拡大 かくちょう拡張 かくてい確定 かくとう格闘 かくとく獲得 かくにん確認 かくほ確保 かくりつ確立 かげん加減 かこう加工 かこう下降 かごう化合 かぜい課税 かそく加速 かっこ括弧 がっしゅく合宿 がっしょう合唱 がっち合致 カット かつどう活動 がっぺい合併 かつやく活躍 かつよう活用 かてい仮定 かにゅう加入 かねつ加熱 カバー がまん我慢 かめい加盟 かんき換気 かんきん監禁 かんけい関係 かんげい歓迎 かんげき感激 かんげん還元 かんご看護 かんこく勧告 かんさつ観察 かんさん換算 かんし監視 かんしゃ感謝 かんしょう鑑賞 かんしょう干渉 かんじょう勘定 かんしょく間食 かんしん感心 かんせい完成 かんせん感染 かんそう乾燥 かんそく観測 かんたん感嘆 かんちがい勘違い かんてい鑑定 かんどう感動 かんとく監督 カンニング かんねん観念 かんぱい乾杯 かんびょう看病 かんべん勘弁 かんゆう勧誘 かんよ関与 かんり管理 かんりょう完了 かんれん関連 かんわ緩和 き きおく記憶 きか帰化 きかく企画 ききょう帰京 ぎけつ議決 きけん棄権 きこく帰国 きじゅつ記述 きしょう起床 キス きせい帰省 きせい規制 きせい寄生 きぜつ気絶 きそ起訴 きぞう寄贈 ぎぞう偽造 きたい期待 きたく帰宅 きてい規定 きにゅう記入 きねん記念 きのう機能 きふ寄付 きぼう希望 ぎゃくさつ虐殺 きゃくしょく脚色 ぎゃくてん逆転 キャッチ キャンプ キャンセル きゅうがく休学 きゅうぎょう休業 きゅうけい休憩 きゅうこう休講 きゅうさい救済 きゅうしゅう吸収 きゅうじょ救助 きゅうしょく休職 きゅうせん休戦 きゅうぞう急増 きゅうそく休息 きゅうへん急変 きゅうよう休養 きよ寄与 きょういく教育 きょうか強化 きょうかん共感 きょうぎ協議 きょうきゅう供給 きょうこう強行 きょうじゅ享受 きょうじゅ教授 きょうしゅく恐縮 きょうせい強制 きょうそう競争 きょうそう競走 きょうそん共存 きょうちょう強調 きょうちょう協調 きょうつう共通 きょうどう共同 きょうはく脅迫 きょうゆう共有 きょうよう強要 きょうりょく協力 ぎょうれつ行列 きょか許可 きょじゅう居住 きょぜつ拒絶 きょひ拒否 きょよう許容 きりつ起立 きろく記録 ぎろん議論 きんえん禁煙 きんこう均衡 きんし禁止 きんしゅ禁酒 きんしん謹慎 きんちょう緊張 きんぱく緊迫 ぎんみ吟味 きんむ勤務 く くうそう空想 くしん苦心 ぐたいか具体化 くちげんか口喧嘩 くちだし口出し くちどめ口止め くっせつ屈折 くのう苦悩 くふう工夫 くぶん区分 くべつ区別 クリーニング くろう苦労 くんれん訓練 け けいえい経営 けいえん敬遠 けいか経過 けいかい警戒 けいかく計画 けいけん経験 けいげん軽減 けいこ稽古 けいこく警告 けいさい掲載 けいさん計算 けいし軽視 けいじ掲示 けいしゃ傾斜 けいせい形成 けいぞく継続 けいたい携帯 けいび警備 けいべつ軽蔑 けいもう啓蒙 けいやく契約 けいゆ経由 けが怪我 げきげん激減 げきぞう激増 げきれい激励 げしゃ下車 げしゅく下宿 けしょう化粧 けつい決意 けつぎ決議 けつごう結合 けっこう決行 けっこん結婚 けつじょ欠如 けっしょう結晶 けっしん決心 けっせい結成 けっせき欠席 けっそく結束 けつだん決断 けってい決定 けつぼう欠乏 けつろん結論 けねん懸念 けんえつ検閲 けんお嫌悪 けんか喧嘩 けんがく見学 けんきゅう研究 けんぎょう兼業 けんけつ献血 けんさ検査 げんしゅ厳守 けんしゅう研修 げんしょう減少 けんせつ建設 げんぞう現像 げんそく減速 けんそん謙遜 けんちく建築 げんてい限定 げんてん減点 けんとう検討 けんぶつ見物 けんやく倹約 けんよう兼用 こ ごうい合意 こうえん講演 こうえん後援 こうえん公演 こうか硬化 こうかい公開 こうかい後悔 ごうかく合格 こうかん交換 こうぎ抗議 こうぎ講義 ごうぎ合議 ごうけい合計 こうげき攻撃 こうけん貢献 こうこう孝行 こうこく広告 こうさ交差 こうさい交際 こうさく工作 こうさく耕作 こうさん降参 こうし行使 こうじ工事 こうじょ控除 こうしょう交渉 こうじょう向上 こうしん行進 こうせい構成 ごうせい合成 こうそ控訴 こうそう構想 こうそく拘束 こうたい交替 こうたい後退 こうてい肯定 こうてん好転 こうどう行動 ごうどう合同 こうどく購読 こうにゅう購入 こうにん公認 こうはい荒廃 こうひょう公表 こうふ公布 こうふく降伏 こうふん興奮 こうぼ公募 こうやく公約 こうよう紅葉 ごうりか合理化 こうりゅう交流 ごうりゅう合流 こうりょ考慮 こうろん口論 ごえい護衛 コーチ ゴール ごかい誤解 こきゅう呼吸 こくさいか国際化 こくそ告訴 こくはく告白 こくふく克服 こしょう故障 ごちそう御馳走 こちょう誇張 こっせつ骨折 こてい固定 コピー ごぶさたご無沙汰 コメント こよう雇用 こりつ孤立 こんけつ混血 こんざつ混雑 こんどう混同 コントロール こんめい混迷 こんやく婚約 こんらん混乱 こんわく困惑 あいさつ(挨拶) 〔人ガ 人ニ (文ト)〕 ・生徒が先生にあいさつ(を)した。 ・彼はいつも大きな声で「おはよう」とあいさつ(を)する。 [〜のあいさつをする] ・お互いに「おはよう」と朝のあいさつをした。 <類>会釈(えしゃく)する あいず(合図) 〔人ガ 人ニ〕 ・外の人にわからないように彼女に合図(を)して二人で会場の外に出た。 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・係りの者に開始を合図した。 (=開始の合図をした) 〔人ガ 人ニ 文ヲ/ヨウニ/ト〕 ・進行係に終了の時間になったことを合図した。 ・どこでスイッチを切ったらいいか、合図してください。 ・司会者にそろそろ会を始めるようにあいず(を)した。 ・運転手に「止まれ」と合図(を)したが、車は止まらずに行ってしまった。 [〜の合図をする] ・隊員に出発の合図をする (「出発を合図する」よりも一般的) <類>知らせる (合図は単に知らせる方法?) あいて(相手) 〔人ガ 人・ものノ〕 ・田中さんにさそわれて、テニスの相手をした。 ・いつも自慢ばかりするので、誰も彼の話の相手をしようとしない。 ▽「(人の)相手をする」が基本 「相手する」(話しことば。書くときは「を」を入れたほうがいい) ・一人でさびしそうに練習していたので、ちょっと相手してあげた。 <類>(に)付き合う あいどく(愛読) 〔人ガ ものヲ〕 ・私は若いころからこの小説を愛読しています。 ・母が愛読していた詩集をその娘が愛読するようになった。 <類> 読む あいよう(愛用) 〔人ガ ものヲ〕 ・これは父が愛用していたライターです。 ・この製品は、発売以来好評を得て、多くの人に愛用されています。 <類> 使う あくしゅ(握手) 〔人ガ 人ト〕 ・彼女は彼と握手(を)するのをいやがった。 ・試合が終った時、私は彼女とかたく握手(を)した。 ▽「形容詞+握手をする」 ・彼らはかたい握手をした。 あくび 〔人ガ〕 ・眠くて、眠くて、どうしてもあくび(を)してしまう。 ・映画がおもしろくないのか、お客たちはみんなあくび(を)している。 あくよう(悪用) 〔人ガ ものヲ〕 ・自分の地位を悪用して、業者から賄賂を取っていたことが明らかになった。 ・音楽をコピーするソフトを悪用する人が後を絶たない。 <類> 使う あさねぼう(朝寝坊) 〔人ガ〕 ・毎日どうしても朝寝坊(を)して会社にちこくしてしまう。 ・朝寝坊(を)しないように、目覚ましを3つかけた。 ▽「寝坊する」も同じ意味 あしぶみ(足踏み) 〔人・ものガ〕 ・その場で何回か足踏み(を)してから、前に歩き始めてください。 ・成長を続けていた経済が今年は足踏み(を)しています。 あっか(悪化) 〔ものガ〕 ・父の病状が悪化した。 ・経済危機がさらに悪化してきている。 あつぎ(厚着) 〔人ガ〕 ・そんなに厚着(を)していると、動きにくいんじゃない? ・雪の中の作業は、できるだけ厚着(を)していかないと、寒くてかなわない。 <類> 着る あっしゅく(圧縮) 〔人ガ ものヲ〕 ・気体を圧縮すると、気圧が上がります。 ・圧縮したガスをここから噴出させ、火を付けます。 <類> ちぢめる あっせん(斡旋) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・アルバイトの仕事を友人に斡旋した。 ・知り合いにいい就職口を斡旋したら、お礼をもらった。 <類> 世話する? あっとう(圧倒) 〔人・ものガ 人ヲ〕 ・うちのチームのフォワードは敵のフォワードを圧倒していた。 ・彼らの動きは、見るものを圧倒する迫力がある。 ・タワーの下に立つと、その大きさに圧倒される。 あっぱく(圧迫) 〔人・ものガ 人・ものヲ〕 ・すごい力で腕を強く圧迫され、あとがアザになってしまった。 ・満員電車で胸を圧迫されて、息が苦しくなった。 <類> 押さえる アップ 〔ものガ〕 ・内閣の支持率が、今月になって急にアップした。 〔人ガ ものヲ〕 ・給料をもう少しアップしてもらわないと、生活できない。 ・またソフトのバージョンがアップされるそうだが、もう新しいのは買わなくてもいいだろう。 <類> あがる あとかたづけ(後片付け) 〔人ガ〕 ・ちょっと後片付け(を)してから行きます。 ・あの人は何でもやりっぱなしで、後かたづけ(を)しないのが欠点だ。 [〜のあとかたづけをする] ・食事の後片付けをしてからテレビを見る。 <類> かたづける アドバイス 言う 広すぎるか? 〔人ガ 人ニ ものヲ/文ト〕 ・新入社員により丁寧なあいさつのしかたをアドバイスした。 ・若いOLと話す時は言葉づかいに気をつけたほうがいいと課長にアドバイス(を)した。 <類> あともどり(後戻り) 〔人・ものガ〕 ・行きすぎてしまったようだ。あともどり(を)してもう一度その店の看板をさがそう。 ・子猫は、前に犬がいるのに気がついて後戻り(を)した。 ・このロボットは前に進むだけで、後戻りできない。 <類> もどる アピール 〔人ガ 人ニ (ものヲ)〕 ・新商品の魅力をアピールするために、さまざまな広告が作られた。 ・どうやって大衆にアピールするか、政党の上層部で作戦が練られた。 <類> 訴える アプローチ 〔人ガ 人・ものに〕 ・このむずかしい問題にどうアプローチ(を)するか、皆で考えた。 ・相手の会社の営業部長に何とかアプローチしたいと思うが、いい手が浮かばない。 <類> 近づく とりかかる? せまる? あまやどり(雨宿り) 〔人ガ〕 ・雨が強く降ってきたので、ビルの入り口でしばらく雨宿り(を)していた。 ・大きな木の下で雨宿り(を)しているうちに小降りになったのでまた歩き出した。 <類> 待つ あんき(暗記) 〔人ガ ものヲ〕 ・外国語の勉強は、短い文をどんどん暗記してしまうのが上手になる近道だ。 ・彼女は円周率を100けたまで暗記しているそうだ。 [〜の暗記をする] ・明日のテストのために英単語の暗記をした。 <類>おぼえる あんさつ(暗殺) 〔人ガ 人ヲ〕 ・アメリカの大統領はこれまでに何人暗殺されたのだろう? ・日本の首相を暗殺しようとねらっている国はなさそうだ。 <類> 殺す あんじ(暗示) 〔人・ものガ ものヲ/文ヲ〕 ・この音楽のリズムの変化は、人間の運命を暗示している。 ・彼女の言い方は、事件の裏に何かがあることを暗示していた。 <類> 示す あんしん(安心) 〔人ガ ものニ〕 ・私は彼女のことばに安心した。 〔人ガ 文テ/ノデ〕 ▽これは文型として要るか ・子供がぶじに戻ったと聞いて、安心(を)した。 ・実験に成功したらしいが、まだ正式な発表がないので安心(が)できない。 <類> 落ちつく あんてい(安定) 〔ものガ〕 ・会社の経営は安定(を)している。 ・父の病状が安定してきた。 <類> 落ちつく あんない(案内) 〔人ガ 所ヲ〕 ・見学者が来たので、工場の中を案内してまわった。 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・観光案内所の職員が観光客に道を案内している。 ・お客に家の中を案内する。 〔人ガ 人ヲ 所ニ/ヘ〕 ・お客を部屋へ案内した。 ・駅から旅館までお客さんを案内するのが私の仕事です。 [〜の案内をする] ・建物の中の案内をする。 (=建物の中を案内する) いいわけ(言い訳) 〔人ガ 人ニ〕 ・言い訳(を)するな! おまえが悪いんだ! ・どんなに言い訳(を)しても、妻が許してくれるはずはなかった。結婚記念日を忘れてい たというだけなのに。 ▽「〜のいいわけをする」 ・遅刻の言い訳をいろいろしていたら、よけいに怒られた。何も言わずに すぐあやまってしまったほうがいいようだ。 いえで(家出) 〔人ガ〕 ・親とけんかして、家出(を)してきたけれど、これからどうしたらいいかわからない。 ・幼稚園の時、家出(を)しようとして園長先生に相談したら、すぐに親が来た。大人は信 用できない。 <類> 出る いきき(行き来) 〔人ガ 所ヲ〕 ・この十年間、家と駅の間を行き来しているが、途中の景色はずいぶん変わってしまった。 ・結婚前は、自分の家と彼のアパートを行き来していたが、今はアパートと実家の間を行 き来している。寝るところが違うだけだ。 <類> 行く 来る 往復する いくせい(育成) 〔人ガ ものヲ〕 ・新しい苗を育成しようと思って、農園を拡張した。 ・若い選手を育成するには、よいコーチが必要だ。 <類> 育てる いけん(意見) 〔人ガ 人ニ (文ト/ヨウニ)〕 ・若い人に意見(を)するほどの年ではないが、いろいろ言いたいこともある。 ・事情を知らない親にあれこれ意見(を)されると、かえって反抗したくなる。 ・息子に自分の意見をしっかり持てと意見した。 ・新人にもっと周囲に気を配るように意見した。 <類> いこう(移行) 〔ものガ ものニ〕 ・我々の現在の業務は、少しずつ新委員会に移行していくことになります。 ・新制度に完全に移行するまでの期間は、いろいろな問題が生じると思われる。 <類> 移る 移す いじ(維持) 〔人ガ ものヲ〕 ・この地域の平和を維持することが我部隊の使命である。 ・学校の先生たちの努力によって、落ち着いた学習環境が維持されている。 いしき(意識) 〔人ガ 人・ものヲ〕 ・聴衆の反応を意識して、主張を少しやわらかくした。 ・優勝を意識し始めてからは、動きが不自然になってしまった。 ・どうも彼女のことを意識してしまって、素直に話せない。 〔人ガ 文ヲ/ト〕 ・危険が増していることを意識していた。 ・皆に避けられているのを意識せずにはいられなかった。 ・クマが危険だと意識してはいたのだが、十分ではなかった。 <類> 気にする 気をつける いじゅう(移住) 〔人ガ 所ニ〕 ・昔は日本から南米に移住(を)した人が多くいた。 ・私もどこか海外に移住(を)してみたいと思っていた。 <類> 移る いしょく(移植) 〔人ガ ものヲ ものニ〕 ・苗を別の土地に移植して大きく育てる。 ・脳死の患者から心臓や肝臓を移植することが次第に行われるようになった。 <類> 移す いじわる(意地悪) 〔人ガ 人ニ〕 ・うちの子に意地悪(を)するようなガキはただじゃおかない! ・小さいころは、近所の子に意地悪(を)されて、よく泣いていたものだ。 <類> いじめる いたずら 〔人ガ ものヲ〕 ・子供が時計をいたずらしてこわしてしまった。 ・せっかく育てた花を近所の猫にいたずらされて、ダメにされてしまった。 〔人ガ ものニ〕 ・おじいちゃんの盆栽にいたずら(を)すると怒られるよ。 いち(位置) 〔ものガ 所ニ〕 ・日本はアジア大陸の東に位置している。 <類> ある いっかつ(一括) 〔人ガ ものヲ〕 ・社内の様々な問題を一括して、この部署でまず調査する。 ・細かい書類は一括してそのファイルに綴じ込んでおけばいい。 <類> まとめる いっしゅう(一周) 〔人・ものガ ものヲ〕 ・時計の短針は12時間で一周する。 ・このコースを一周すると、30分ぐらいかかります。 ・世界を一周してみてわかったことは、それぞれの文化がいかに違うかということだ。 ・光は一秒間に地球を7周半する速度だそうだ。 <類> 回る いっち(一致) 〔ものガ ものト〕 ・現場の指紋が容疑者の親指と一致した。 ・みごとに予想と一致した結果になった。(結果が予想と) <類> 合う いってい(一定) 〔ものガ〕 ・野菜の値段を一定させないと、安定した販売は見込めない。 ・大きさ/温度/評価が一定している <類> 安定する いっぺん(一変) 〔ものガ〕 ・その言葉を聞くと、彼の態度が一変し、急に愛想よくなった。 ・建設計画が発表されてから、あたりの風景は一変した。「計画反対!」の看板だらけになった。 <類> 変わる いてん(移転) 〔ものガ (所カラ)所ニ〕 ・大学が都内から郊外に移転(を)した。 〔人ガ ものヲ (所・人カラ) 所・人ニ〕 ・東京の工場を地方に移転した。 ・所有権が移転されているので、それを考慮しなければならない。 <類> 移る 移す いでん(遺伝) 〔ものガ 人カラ 人ニ〕 ・努力によって得た能力は子どもに遺伝しないそうだ。 ・娘のしつこい話し方は、私から遺伝したのか、妻から遺伝したのか。 <類> 伝わる いと(意図) 思う・考える 〔人・ものガ ものヲ〕 ・今回の改革は明らかに基本的方針の大きな変更を意図している。 ・中国政府の強硬な態度は何を意図したものなのか、慎重な分析が必要だ。 <類> いどう(移動) 〔人・ものガ (所ニ)〕 ・両側の皆さん、もう少し中のほうに移動(を)してください。 ・部屋の家具がびみょうに移動している。どろぼうが入ったのだろうか。 ・気候の変動のために民族が移動し、歴史が大きく動いた。 〔人ガ もの・所ヲ〕 ・大掃除のとき、家具を移動したらすごいほこりだった。 ・停車している車をもう少し前に移動してください。 ・我々の部隊は山中を移動して、敵の裏に回る作戦だった。 <類>うごく・うごかす いにん(委任) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・我々は団長に全権を委任した。 ・事故原因の調査委員を委任された。 <類> 任せる いねむり(居眠り) 〔人ガ〕 ・ひなたで居眠り(を)しているネコを見ていると、本当に平和でいいなあ、と思う。 ・こたつでうとうと居眠り(を)していたら、いつのまにか夕方になっていた。 <類> 眠る いはん(違反) 〔人ガ ものニ〕 ・学校の規則に違反(を)した人は退学させられる。 ▽「スピード違反をする」(話しことばでは「を」を省略できる) ・スピード違反をして警察につかまった。(←スピード制限に違反する) <類>(規則を)やぶる いみ(意味) 〔ものガ ものヲ〕 ・この記号は何を意味するのですか。 ・この標識は進入禁止を意味する。 いみん(移民) 〔人ガ (所カラ) 所ニ〕 ・若いころ、外国へ移民しようと考えていた。 ・当時は多くの日本人がブラジルに移民した。 <類> 移る イメージ 〔人ガ ものヲ (ものニ)〕 ・「イヌ」という単語を聴いて、イメージしたのはどんなイヌでしたか。 ・青い海で泳ぐ自分を頭の中にイメージしてください。どんな水着を着ていますか。 <類> 思い浮かべる いらい(依頼) 〔人ガ 人ニ ものヲ/文ヨウニ〕 ・本部に救援を依頼した。 ・資金をいくらか回してもらうように銀行に依頼した。 <類> 頼む いんさつ(印刷) 〔人ガ ものニ ものヲ〕 ・試験をいつもより少しいい紙に印刷した。 ・図や表を印刷するのは普通の文章より高くなる。 [〜の印刷をする] ・田中さんは資料の印刷をしています。(=資料を印刷して) <類> する(刷る) プリントする いんたい(引退) 〔人ガ ものヲ/カラ〕 ・今年で現役を引退することを決めました。 ・あの人もとうとう政界から引退するそうだ。 <類> しりぞく インタビュー 〔人ガ 人ニ〕 ・新人記者の私があこがれのトップ選手にインタビューすることができた。 ・政治家にインタビューすると、話が長いので困る。 <類> いんよう(引用) 〔人ガ ものヲ (ものカラ)〕 ・データはその本から引用しました。 ・あの人はいつも格言を引用して話をする。 うすぎ(薄着) 〔人ガ〕 ・あんまり薄着(を)すると、風邪を引くよ。 ・子どものころ、丈夫に育つように薄着(を)させられていたので、かぜを引かなくなった。 <類> 着る うわき(浮気) 〔人ガ 人ト〕 ・会社の若い子と浮気したいと思っているが、残念ながら相手にされない。 ・A氏はB氏の妻と浮気し、B氏はA氏の妻と浮気している。それが人生だ。 うわさ(噂) 話す 〔人ガ ものヲ〕 ・人のことを噂してはいけない。 ・こっそりデートしていたのだが、二人の仲が噂されるようになり、おおやけにした。 <類> うんえい(運営) 〔人ガ ものヲ〕 ・今回の大会を運営しているのは、自然保護運動のNGOです。 ・仲間とアニメに関するウェブサイトを運営している。 <類> やる うんきゅう(運休) 〔ものガ〕 ・今年は絶対に運休しないことを目標にして、毎日電車を走らせている。 ・大雪のため、駅へ行くバスが運休してしまった。 <類> 休む うんこう(運行) 〔人ガ ものヲ〕 ・この登山電車を運行しているのは、地元の自治体です。 〔ものガ〕 ・去年までバスが運行していたんですが、採算がとれないのでやめてしまいました。 <類> 走る うんそう(運送) 〔人ガ ものヲ〕 ・業者に頼んで、荷物を運送してもらった。 ・動物以外は何でも運送いたします。 <類> 運ぶ うんてん(運転) 〔人ガ ものヲ/所ヲ〕 ・自分で車を運転しているほうが、人に運転してもらうよりこわくない。 ・耕運機を運転するには免許がいりますか。 ・一人で長い距離を運転すると疲れる。 ・狭い道を運転するときは、歩行者に十分注意しましょう。 [〜の運転をする] ・お酒を飲んだら、車の運転をしてはいけない。(車を運転しては) うんどう(運動) 〔人ガ〕 ・私は毎日一時間ずつ運動(を)する。 ・外国人の権利を守るために、運動(を)しています。 (=〜守るための運動をしています) ▽「動詞+運動をする」 ・数が少なくなってしまった動物を守る運動をしています。 「準備運動/選挙運動をする」 ・市内マラソンを走る前に準備運動を入念にした。 ・会長選挙のために選挙運動をする。 うんぱん(運搬) 〔人ガ ものヲ〕 ・毎日トラックで建築資材を運搬しています。 ・こういう大きな絵を買うと、運搬するだけで費用がかかってしかたがない。 <類> はこぶ うんよう(運用) 〔人ガ ものヲ〕 ・あなたの財産を運用します。ぜひお電話ください! ・貯金と退職金を運用して増やし、老後の生活にあてたい。 ・法を正しく運用するためには、裁判所の果たす役割が非常に大きい。 えいきょう(影響) 〔人・ものガ 人・ものニ〕 ・中国美術は日本美術に大きく影響(を)している。 ・この人たちは彼の思想に強く影響されている。 ▽「影響を与える/受ける」 ・彼女の存在は後輩に大きな影響を与えた。(大きく影響した) ・私は大学の先生がたからはあまり影響を受けなかった。(影響されなかった) その他「〜を及ぼす(する)」「〜をこうむる(される)」などがある えいぎょう(営業) 〔ものガ〕 ・正月は5日から営業(を)します。 ・コンビニは24時間営業(を)しているので、便利だと言う人が多い。 えしゃく(会釈) 〔人ガ 人ニ〕 ・売場の女性はにこやかに会釈(を)して我々を迎えた。 ・その人は、ほんの少し我々に会釈(を)して、そばを通り過ぎていった。 <類> あいさつする おじきする えつらん(閲覧) 〔人ガ ものヲ〕 ・その本は貴重な本なので、許可をもらわないと閲覧することができません。 ・書庫の中の本も自由に閲覧させてもらい、大変参考になった。 <類> 見る えんき(延期) 〔人ガ ものヲ〕 ・都合により、試験の日程を延期します。 ・環境対策が特に理由もなく延期された。 <類> のばす えんぎ(演技) 〔人ガ ものヲ〕 ・俳優はうれしさや悲しさを演技してはいけない。悲しく感じている人になりきるのだ。 ・彼女、うれしそうな顔をしていたけど、あれは演技していたね。本当は不満なんじゃな いか? <類> 演じる えんしゅつ(演出) 〔人ガ ものヲ〕 ・彼女は新年から始まるテレビドラマを演出することになった。 ・今回の円安を陰で演出しているのは彼らに違いない。 えんじょ(援助) 〔人ガ 人ヲ〕 ・先進国が途上国を援助するのは当然の義務である。 ・必要があればいつでも援助しますから、遠慮なく言って下さい。 <類> たすける えんぜつ(演説) 〔人ガ〕 ・選挙カーの上で演説(を)している候補者は私の中学の先輩だ。 ・人前で演説(を)するのはどうも苦手だ。政治家なのに。 <類> 話す えんそう(演奏) 〔人ガ ものヲ〕 ・人前でピアノを演奏するのは初めてで、とても緊張した。 ・友達に結婚式でフルートの美しい曲を演奏してもらった。 えんちょう(延長) 〔人ガ ものヲ〕 ・レポートの提出期限を一週間延長します。 ・国会の会期が一ヶ月延長された。 <類> のばす えんりょ(遠慮) 〔人ガ〕 ・遠慮(を)しないでもっとたくさん食べて下さい。 ・どうかご遠慮(を)なさらないでご自由に召し上がって下さい。 〔人ガ ものヲ〕 ・今日のパーティーは(出席を)遠慮します。 (=出席しません) ・すみませんが、この部屋ではたばこはご遠慮ください。(=やめてください) 〔人ガ 文ヲ〕 ・小さい子どもがいたので、タバコをすうのを遠慮した。 おいわい(お祝い) 〔人ガ ものヲ〕 ・ご入学をお祝いします。 ・中学の先生の御結婚をみんなでお祝いした。 〔人ガ 文ヲ〕 ・母の病気が全快したことを親戚が集まってお祝いした。 おうえん(応援) 〔人ガ 人ヲ〕 ・観客は自分の好きな選手をそれぞれ応援している。 ・誰も応援してくれる人がいないから、彼女は負けてしまったんですよ。 [〜の応援をする] ・好きなチームの応援をした。 おうしん(往診) 〔人ガ〕 ・あのお医者さんは、夜中でもいやな顔をせずに往診してくれた。 ・こんな山の中では往診してもらうことができないので心配だ。 <類> (行って)診る おうたい(応対) 応じる? 扱う? 〔人ガ 人・ものニ/ト〕 ・マスコミの批判にどう応対したらいいか、汚水を流した会社の幹部は頭を悩ませている。 ・あの人はどんな客とでも応対できるからすごい。 <類> おうだん(横断) 〔人ガ 所ヲ〕 ・道を横断するときは、必ず横断歩道を渡って下さい。 ・彼は小さなヨットで太平洋を横断した。 <類> よこぎる おうちゃく(横着) 〔人ガ ものヲ〕 ・何事も、上手になろうと思ったら横着してはいけない。基本をきちんと練習することだ。 ・また横着して、Tシャツのまま寝ちゃったの? パジャマに着替えたほうがいいよ! <類> なまける おうとう(応答) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・無線で呼んでも、だれも応答しません。何かあったのでしょうか。 ・NGOの代表は落ち着いた態度で質問に応答した。 <類> 答える おうふく(おうふく) 〔人ガ 所ヲ〕 ・毎日この道を往復して四十年、今年で定年です。 ・ここから海まで自転車で往復すると50分かかります。 <類> 行き来する おうぼ(応募) 〔人ガ ものニ〕 ・新聞の懸賞に応募したら見事当選した。 ・社員募集に応募して、合格し、入社した。 おうよう(応用) 〔人ガ ものヲ ものニ〕 ・科学を人類の幸福のために応用してきた。 ・数学の知識を言語学に応用する。 <類> 利用する オーケー 〔人ガ ものヲ/ニ〕 ・有名なタレントに頼んでみたら、すぐに出演をオーケーしてくれた。 ・今度の事業は、社長はオーケーしたけれども、副社長がちょっと心配しているらしい。 ・この前の提案自体にはオーケーしましたが、それに出資をするとは言ってませんよ。 <類> 承諾する おおさわぎ(大騒ぎ) 〔人ガ ものデ/ニ〕 ・つまらないことで大騒ぎ(を)するんじゃないよ。 ・会場設営や準備になんだかんだと大騒ぎ(を)して、台風が来て中止か。がっかりだね。 <類> 騒ぐ オーバー 〔人ガ ものヲ〕 ・運転免許の試験で、停止ラインをちょっとオーバーしてしまい、不合格だった。 ・エッセイを頼まれて書いているんだが、予定枚数をオーバーしてしまって、何とか縮め ないといけない。 <類> 越える オープン 〔人ガ ものヲ〕 ・毎朝10時に店をオープンしますので、9時には出勤していないといけません。 〔ものガ〕 ・駅前に新しいスーパーがオープン(を)する。開店セールにはぜったい行かないと。 <類> ひらく おおよろこび(大喜び) 〔人ガ ものニ〕 ・みんなはその知らせに大喜び(を)した。(その知らせを聞いて) ・姉は宝くじが当って大喜び(を)している。 ▽「〜して、」の形がよく使われる。 〔人ガ 文ニ〕 ・隣の夫婦は初孫が生まれたことに大喜び(を)している。 <類> 喜ぶ おかわり(お代わり) 〔人ガ ものヲ〕 ・スープがおいしくて人気だったね。お代わりしようとしたんだけど、もうなかったよ。 ・遠慮しないで、どんどんお代わりしてください。ごはんはたくさんありますからね。 おじぎ(お辞儀) 〔人ガ 人ニ〕 ・その人は私にていねいにお辞儀(を)しながら、「どうぞよろしくお願いします。」と 言った。 ・パーティーで叔父を見かけたので、遠くからちょっとお辞儀(を)した。 おしゃべりする 〔人ガ 人ト〕 ・飛行機で隣り合った人とずっとおしゃべり(を)していた。 ・妻が隣の奥さんとおしゃべり(を)している。また亭主の悪口か。 おせん(汚染) 〔ものガ ものヲ〕 ・工場からの排水が川を汚染している。 ・私たちが使う車の排気ガスによって空気が汚染され、私たちの健康を損なっている。 <類> よごす おしゃれする 〔人ガ〕 ・今日はちょっとおしゃれしてみたいな。 ・日曜日、姉がちょっとおしゃれして出かけていった。デートかな? おとも(お供) 〔人ガ〕 ・叔母が帰るというので駅までお供した。 ・もう一軒ですか? よく飲みますね。はいはい、どこでもお供しますよ。 ▽「[人]のお供をする」という形でよく使われる。 ・社長のお供をして、奈良のお寺を回った。 <類> ついていく おねがい(お願い) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・我々の団体に寄付をお願いしたいのですが、、、。 (あなたに) ・ぜひ、ご協力をお願いいたします。 ・すみません、コーヒーをお願いします。 〔人ガ 人ニ 文ト/ヨウニ〕 ・「いっしょに踊っていただけませんか」とお願いしてみた。 ・金持ちにいくらか寄付してくれるようにお願い(を)したが、1円も出さなかった。 <類> たのむ おまいり(お参り) 〔人ガ ものニ〕 ・正月の2日に近所の神社にお参りした。 ・久しぶりに先祖のお墓にお参りしてきた。 おまけ 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・お菓子屋のおばさんがアメを一つおまけしてくれた。 ・かわいい子にはおまけするよ。もう一つあげよう。 <類> サービスする おみまい(お見舞い) 〔人ガ 人ヲ〕 ・病気で入院している隣の家のおばあさんをお見舞いした。 ▽「〜のお見舞いをする/に行く]の形が多い ・知り合いのお見舞いをした。 ・病院に先生のお見舞いに行った。 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・飛びかかってきたやつにパンチを一発、お見舞いしてやった。 おやこうこう(親孝行) 〔人ガ 人ニ〕 ・親孝行しようと思った時には親はもういないかもしれないから、今のうちにしなさい。 ・俺は親孝行しろなんてことは言わない。お前が好きに生きればそれでいい。 おやすみ(お休み) 〔人ガ ものヲ〕 ・明日から3日間、有給を取って会社をお休みします。 ・小林さんは産休のため、お休みしています。 ▽「お休みになる」はいくつかの意味になる ・この作業は、明日はお休みになります。(作業がない) ・先生は、明日はお休みになります。(先生が来ない:敬語) ・田中さんは、もうお休みになりました。(もう寝た:敬語) おれい(お礼) 〔人ガ 人ニ/文ニ〕 ・講師にお礼(を)するためにデパートからお酒を送らせた。 ・彼女に何かお礼(を)しようと思うのですが、何がいいでしょうか。 ・遠くから来てくれたことにお礼(を)したいと思います。 [〜のお礼をする] ・手伝ってくれたことのお礼をした。 おわび(お詫び) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・御迷惑をおかけしました。お詫びいたします。 ・この度の不祥事をお詫びいたします。まことに申し訳ありませんでした。 [〜のおわびをする] ・失敗のお詫びをした。 〔人ガ 人ニ 文ヲ〕 ・家の改築でうるさかったことを近所の人にお詫びした。 ・重要な契約に失敗したことを社長にお詫びした。 <類> あやまる おんぶ 〔人ガ 人ヲ〕 ・小さいお姉ちゃんが赤ちゃんをおんぶして遊んでいる。 ・上の子の手を引き、下の子をおんぶして、妻は実家へ帰っていった。 <類> せおう カーブする 〔ものガ (ものニ)〕 ・ボールは大きくカーブ(を)して、右にそれた。 ・この先で道は大きく左にカーブ(を)しています。 <類>まがる ガード 〔人ガ ものヲ〕 ・挑戦者の攻撃に対して、チャンピオンは左腕をあげて顔をガードした。 <類> 守る かいあく(改悪) 〔人ガ ものヲ〕 ・みなさん、弱者を守ってきた法律が改悪されようとしています! ・平和憲法を改悪しようとする勢力がある。 <類> 変える かいかい(開会) 〔人ガ ものヲ〕 ・では、時間ですので、役員会を開会します。 ・年に一度の総会が昨日開会された。 〔ものガ〕 ・中央委員会は1時に開会する予定だ。 <類> ひらく かいかく(改革) 〔人ガ ものヲ〕 ・社内のゆるんだ勤労意識を改革していかなければならない。 ・官僚機構を改革して、税金の無駄遣いを減らしてほしい。 [〜の改革をする] ・早急に教育の改革をする必要がある。(教育を改革する) <類> 改める かいけつ(解決) 〔ものガ〕 ・この事件は彼の努力によってとうとう解決(を)した。 ・まだ解決(を)していない問題がたくさんある。 〔人ガ ものヲ〕 ・交通渋滞を解決するもっともよい方法は、みなが車に乗らないことです。 ・地球温暖化問題を解決するには、全人類の協力が必要だ。 かいけん(会見) 〔人ガ 人ニ〕 ・大統領は官邸で記者団と会見(を)した。 ・首相が米大統領の特使と内密に会見(を)したらしい。 <類> 会う かいこ(解雇) 〔人ガ 人ヲ〕 ・仕事が減ったため、パートの人たちを解雇しなければならない。 ・組合の代表が理由もなく解雇されたので、裁判で争うことになった。 かいご(介護) 〔人ガ 人ヲ〕 ・親を介護するために会社を辞める人が出てきている。福祉政策の貧困だ。 ・増えつつある寝たきり老人を介護する人手が不足している。 [〜の介護をする] ・身障者の介護をするための講習を受けた。 かいごう(会合) 〔人ガ 人ト〕 ・県議会議員が地元の有力者たちと会合(を)した。 ・毎日、両国の代表が会合(を)して何とか妥協点を見つけようとしている。 <類> 会う かいさい(開催) 〔人ガ ものヲ〕 ・ルネッサンス絵画の展覧会を開催することになり、準備に走り回っている。 ・オリンピックは4年に1度開催される。 <類> ひらく かいさつ(改札) 〔人ガ ものヲ〕 ・改札しますので、切符のご用意をお願いします。 かいさん(解散) 〔ものガ〕 ・作業委員会は今日で解散(を)します。 ・衆議院が解散(を)した。総選挙だ。 〔人ガ ものヲ〕 ・首相は衆議院を解散することができる。 かいし(開始) 〔ものガ〕 ・試合が開始したのは2時間前のことです。 〔人ガ ものヲ〕 ・作業を開始するのはちょっと待ってください。 ・ついに攻撃が開始された。 <類>はじめる:はじめる かいしゃく(解釈) 〔人ガ ものヲ〕 ・古代の碑文の語句を解釈するには、多くの学者の努力が必要だった。 ・彼の言葉を解釈すると、次のようになるでしょう。 ・政府は、憲法の条文を都合のいいように解釈している。 ・この主人公の行動は、次のように解釈されます。 〔人ガ ものヲ ものト/文ト〕 ・私は学生たちの行動を単なる甘えの現れ(だ)と解釈します。 ・ある研究者は、この土器の模様は古代の神を表していると解釈した。 [〜の解釈をする] ・先生の前で古典テキストの解釈をして、批評していただいた。 かいしゅう(回収) 〔人ガ 人・ものカラ ものヲ〕 ・廃品を回収して回る車が家の前の道を朝から何度も通るのでうるさい。 ・調査に協力してくれた人たちから調査票を回収する仕事をしています。 [〜の回収をする] ・不要品の回収をしてみて、まだまだ使えるものが多いと思った。 <類> 集める がいしゅつ(外出) 〔人ガ〕 ・午後、ちょっと外出(を)します。 ・外出(を)しなければならない時は隣の人にネコの食事をお願いしておく。 <類> でかける かいじょ(解除) 〔人ガ ものヲ〕 ・台風が去り、注意警報が解除された。 ・競争の自由化の波が押し寄せ、これまでの規制を解除することになった。 <類> 解く かいしょう(解消) 〔人ガ ものヲ〕 ・山村の医師不足を解消するためにはどういう政策が考えられるか。 ・ロンドンの支店に3年間行くことになり、彼との婚約を解消した。 〔ものガ〕 ・テレビのクイズ番組を見ていたら、長年の疑問が解消した。 ・仕事のストレスはどうすれば早く解消するか。 <類> なくす・やめる なくなる がいしょく(外食) 〔人ガ〕 ・土曜の夕食は外食(を)することにしています。 ・自炊で食費を節約しているが、たまには外食(を)しておいしいものが食べたい。 <類> 食べる 食事する かいせい(改正) 〔人ガ ものヲ〕 ・政府は憲法を改正するというが、改悪ではないか。 ・この法律は何度も改正されています。 [〜の改正をする] ・専門家にお願いして、規約の改正をしていただいた。 <類> 改める かいせつ(解説) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・子どものためにニュースを解説する番組を見ると、いろいろと勉強になる。 ・教養講座の先生が古典作品鑑賞のポイントをわかりやすく解説してくださった。 ・テレビで野球の試合を解説する人はもっと勉強すべきだ。 ・兄が問題の解き方を解説してくれた。 [〜の解説をする] ・新聞社の解説委員が時事問題の解説をしてくれた。 <類> 説く 説明する かいぜん(改善) 〔人ガ ものヲ〕 ・わが国の年金制度は、まだまだ改善する余地がある。 ・昔に比べて、労働者の労働条件はかなり改善されたが、最近また悪くなってきた。 <類> 改める よくする かいそう(回送) 〔人ガ ものヲ 所ニ〕 ・空いているバスを駅に回送するように言われ、疲れた身体で乗り込んだ。 ・郵便物が転居先に回送されるように手続きをした。 <類> 送る かいそう(回想) 〔人ガ ものヲ〕 ・戦争当時の生活を回想して書かれた作品は数多くある。 ・このエッセイは、作者が幼いころのことを回想して書いたものです。 <類> 思い出す かいぞう(改造) 〔人ガ ものヲ (ものニ)〕 ・盗んだ車を改造して、海外へ売ろうとした業者が逮捕された。 ・スポーツ選手が、肉体を改造する、などと言うことがあるが、何をどうするんだ ろう。 ・倉庫を事務所に改造したが、暖房が弱いので冬はちょっと寒い。 [〜の改造をする] ・首相は内閣の改造をしようとしたが、反対するものが多かった。 <類> 作り直す かいたい(解体) 〔人ガ ものヲ〕 ・私は目の前でマグロが解体されるのを初めて見た。 ・GHQは戦後改革の重要な一つとして財閥を解体した。 かいたく(開拓) 〔人ガ ものヲ〕 ・ジャングルを開拓して農場を作っていった。 ・国内市場が伸び悩んでいる現在、海外市場を開拓する必要がある。 [〜の開拓をする] ・新たな販路の開拓をしたいと思う。 <類> かいだん(会談) 〔人ガ 人ト〕 ・首相は、財界のトップと非公式に会談(を)したいという考えのようだ。 ・新任の大使が相手国の要人と会談(を)する手配を整えた。 <類> 会う かいちく(改築) 〔人ガ ものヲ〕 ・古くなったマンションを改築するため、住民が集まって相談を始めた。 ・家を改築したいのだが、予算があまりないので、どうしようか考えている。 [〜の改築をする] ・商店街では若い人の趣味に合わせて店の改築をするところが増えている。 <類> 建て直す かいつう(開通) 〔ものガ〕 ・新しい地下鉄の路線が開通(を)した。 ・国道のトンネルが開通(を)して、山の向こうに楽に行けるようになった。 <類> できる かいてい(改定) 〔人ガ ものヲ ものニ〕 ・毎日乗っている私鉄が運賃を改定するそうだ。「改定」とはつまり「値上げ」だ。 ・会の規約をよりわかりやすいものに改定することになった。 [〜の改定をする] ・条約の改定をするために、使節団が欧米を訪問することになった。 <類> 改める かいてい(改訂) 〔人ガ ものヲ ものニ〕 ・この辞書は十年ごとに改訂されているので、新語がしっかり載せられている。 ・経済データを多く使った教科書はすぐに改訂しなければならないので大変だ。 [〜の改訂をする] ・文法書の改訂をするために、論文をたくさん読まなければならない。 <類> 改める 作り直す かいてん(回転) 〔ものガ〕 ・モーターが順調に回転(を)している。 ・遊園地の乗り物に乗ると、頭の中が回転するようだ。 ・この皿を回転させると、面白い模様が見えます。 <類> 回る かいてん(開店) 〔ものガ〕 ・駅前に新しいスーパーが開店(を)するそうだ。 〔人ガ ものヲ〕 ・すし屋のチェーンが100店目の店を開店した。 <類> ひらく ガイド 〔人ガ 所ヲ〕 ・外国の友人が来るのはうれしいが、観光地をガイドして回るのは疲れる。 ・展覧会で音声機器を貸し出してガイドするのがあるが、あまりいいとは思わない。 <類> 案内する かいとう(回答) 〔人ガ 人・ものニ〕 ・アンケートの質問に回答(を)した。 ・誰かが回答(を)してくれるのを待っています。 <類> 答える かいとう(解答) 〔人ガ ものニ〕 ・章末の練習問題に解答(を)した。 ・問題の出来をチェックするため、この設問に解答(を)してみてください。 <類> 答える がいとう(該当) 〔人・ものガ ものニ〕 ・こんなに厳しい条件に該当(を)する企業は多くないのではありませんか。 ・ここに書かれた募集基準に該当(を)する人は、窓口に申し出てください。 <類> 当たる 適合する かいにゅう(介入) 〔人ガ ものニ〕 ・第三国が紛争に介入(を)してきて、問題は一層複雑になった。 ・我々は断固として権力が大学教育の問題に介入(を)することを阻止せねばならない。 かいはつ(開発) 〔人ガ ものヲ〕 ・山野を開発して、地域住民の生活を向上させることがこの政策のねらいです。 ・新製品を開発するグループの責任者になった。 [〜の開発をする] ・新しいシステムの開発をするために、特別なコンピュータを導入した。 かいふく(回復) 〔ものガ〕 ・彼の病気が回復したら、お祝いをしよう。 ・すっきりしなかった天気がやっと回復(を)した。 ・景気が回復(を)してきたので、わが社の業績もかなり回復(を)した。 <類> なおる・よくなる 〔人・ものガ ものヲ〕 ・彼女はずいぶん健康を回復したようだ。 ・この町もやっと治安を回復した。 <類> とりもどす かいほう(開放) 〔人ガ ものヲ〕 ・大きな扉が開放されていて、中の様子がよく見えた。 ・小学校の校庭を開放して、子供たちの遊び場を確保したい。 [〜の開放をする] ・市場の開放をすることが有益かどうかは疑問が残る。 <類> 開け放す かいほう(解放) 〔人ガ 人ヲ (ものカラ)〕 ・大統領が奴隷を解放した。 ・小鳥を鳥かごから解放してやった。 ・やっとこの面倒な仕事から解放された。 <類> 放す かいぼう(解剖) 〔人ガ ものヲ〕 ・高校生の時、理科の授業で蛙を解剖したが、面白がる者とまったくできない者がいた。 ・遺体を解剖して死因を特定しなければならない。 [〜の解剖をする] ・日本で初めて人体の解剖をしたのは江戸時代のことである。 かいまく(開幕) 〔ものガ〕 ・21世紀最初のオリンピックが開幕した。 ・オープン戦が開幕する前に調子を整えておかなければならない。 <類> 始まる かいもの(買い物) 〔人ガ〕 ・この辺は、買い物(を)するにも、20分以上歩かないと店がありません。 [〜の買い物をする] ・日用品の買い物をするために、車に乗っていかなければならない。 ▽次の形がよく使われる [買い物に行く] ・母は駅前のスーパーに買い物に行きました。 <類> 買う かいやく(解約) 〔人ガ ものヲ〕 ・一方的に契約を解約された。 ・預金を全部おろして銀行の口座を解約した。 かいらん(回覧) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・転校した元同級生からの手紙をクラスで回覧した。 ・議案を関係者に回覧したが、特に異議は出なかった。 <類> 見せる 回す かいりょう(改良) 〔人ガ ものヲ〕 ・作物の品種を改良して、寒さに強い品種を作った。 ・このあたりの土地は、昔に比べるとずいぶん改良されているね。 [〜の改良をする] ・イネの品種の改良をして、もっとおいしいお米が食べられるようにしたい。 かいわ(会話) 〔人ガ 人ト〕 ・日本人と日本語で会話(を)するのは初めてです。 ・男女に分かれて会話(を)していたので、男女が混ざるように組み替えた。 <類> 話す かくご(覚悟) 〔人ガ ものヲ/文ト〕 ・ずいぶん歩いたが、あたりには家もなく、野宿を覚悟した。 ・船が遭難し、ここで死ぬのかもしれない、と覚悟したが、幸い救出された。 かくさん(拡散) 〔ものガ 所ニ〕 ・風がないので、ガスはあまり遠くには拡散していないようだ。 ・核兵器の技術が周辺諸国に拡散することを防がねばならない。 <類> 広がる がくしゅう(学習) 〔人ガ ものヲ〕 ・外国語を学習するためには、何よりもそのことばを好きになることが大切だ。 ・チンパンジーに言語を学習させようとする試みが行われている。 [〜の学習をする] ・労働者が集まってマルクス主義の学習をした。 <類> 勉強する かくしん(確信) 〔人ガ ものヲ〕 ・追加点を入れた時、チームの勝利を確信しました。 〔人ガ 文ヲ/ト〕 ・実験の結果を見て、自分の理論が正しいことを確信した。 ・この金で幸せな生活が得られると確信していた。 <類> 信じる かくだい(拡大) 〔人ガ ものヲ〕 ・販路を一気に拡大して、業績を伸ばした。 〔ものガ〕 ・状況を見誤り、事業を拡大し続けたため、赤字も拡大した。 <類> 広げる かくちょう(拡張) 〔人ガ ものヲ〕 ・妻は、台所を拡張して、リビング・ダイニングにすると言う。金がかかるなあ。 ・新興の暴力団が勢力を拡張していた。 <類> 広げる かくてい(確定) 〔ものガ〕 ・参加者の人数がまだ確定しないので、会場の大きさが決められません。 ・長い間の交渉によって、条約の文言がやっと確定した。 〔文ガ〕 ・代表として私が選ばれることが確定した。 〔人ガ ものヲ〕 ・そろそろ旅行の日程を確定しないといけませんね。 〔人ガ 文ヲ〕 ・昨日の会議で、この商品生産を中止することを確定しました。 ・会を何時から始めるのか(を)早く確定しないと、部屋の予約ができません。 <類> 定まる 決まる・決める かくとう(格闘) 〔人ガ 人・ものト〕 ・強い相手と格闘することが、自分の力をさらに強めるのだ。 ・数学の難問と格闘して、ついに解けたときの喜びは何とも言えない。 <類> 戦う かくとく(獲得) 〔人ガ ものヲ〕 ・政権を獲得した暁には、皆様のご支援に感謝して、大減税を行う所存です。 ・総選挙で野党が過半数の議席を獲得し、政権交代が実現した。 ・サービスを拡張して、新規ユーザーを10万人獲得した。 <類> 得る かくにん(確認) 〔人ガ ものヲ〕 ・旅館に着いたら、まず非常口の場所を確認してください。 ・契約の条件をよく確認してからサインしたほうがいい。 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・会議の時間と場所を事務に確認した。 [〜の確認をする] ・電話をして日時と場所の確認をした。 〔人ガ 文ヲ〕 ・メンバーがそろっていることを確認してから作業を始めた。 ・金額があっているかどうか(を)確認してください。 <類> 確かめる かくほ(確保) 〔人ガ ものヲ〕 ・今の工場の近くに新工場の用地を確保することができた。 ・食料と水を確保することが何よりも先決問題です。 かくりつ(確立) 〔ものガ〕 ・関係者の努力のおかげで、実験の方法がやっと確立しました。 〔人ガ ものヲ〕 ・この本の出版によって、彼女は名声を確立した。 ・自分の地位を確立するために、彼はあらゆる努力をした。汚いこともやった。 〔ものガ ものヲ〕 ・この本の出版が彼女の名声を確立した。 かけつ(可決) 〔人ガ ものヲ〕 ・委員会が修正案を小差で可決した。 ・法案は満場一致で可決された。 <類> 決める かげん(加減) 〔人ガ ものヲ〕 ・テストの問題の難しさを加減してやらないと、みんな落第してしまう。 ・クリームの味見をしながら、甘みを加減した。 [〜の加減をする] ・こまめに火の加減をした。 <類> 調整する かこう(加工) 〔人ガ ものヲ〕 ・合成樹脂を加工して、人間の手の形にし、義手を作る。 ・食品を加工して、長期保存できるようにする。 かこう(下降) 〔人・ものガ (所ヲ)〕 ・機体は朝の光の中を空港の滑走路に向かって下降していった。 ・買い物客がエスカレーターに乗って下降していく。 ・血圧計の目盛りがだんだん下降していく。 <類> 下がる 下る かごう(化合) 〔ものガ ものト〕 ・ものが燃焼するというのは、化学的に言えば、酸素と化合することです。 ・水は酸素と水素が化合したものである。 かぜい(課税) 〔人ガ ものニ〕 ・高級品にはもっと課税してもいいのではないか。 ・輸出品に課税されると、輸出が難しくなる。 かそく(加速) 〔ものガ〕 ・カーブを曲がりきると、電車は少し加速した。 〔人・ものガ ものヲ〕 ・与党の政策はGDPの減少を加速することにならないだろうか。 ・高速道路に入り、アクセルを踏み込んで加速した。 <類> 速める がっしゅく(合宿) 〔人ガ〕 ・学生と合宿して本を読み、議論した。自分が学生に戻ったようだった。 ・やる気のある者が合宿して朝から晩まで練習したら、見違えるほど強くなった。 がっしょう(合唱) 〔人ガ ものヲ〕 ・卒業式で校歌を合唱した。 ・音楽の時間に、かなり難しい歌を合唱させられた。 <類> 歌う がっち(合致) 〔ものガ ものト〕 ・こちらの要求と、相手の回答がなかなか合致しないので、交渉を繰り返している。 ・実験結果を理論と合致させるためにデータを操作するなんて、とんでもない話だ。 <類> 合う カットする 〔人ガ ものヲ〕 ・髪の毛をカットしてもらった。 ・予算が大きくカットされた。 ・相手チームのパスをカットして、シュートした。 [〜のカットをする] ・前髪のカットをしてもらった。 <類> 切る 削る かつどう(活動) 〔人ガ〕 ・外国人は政治的なことで活動(を)することができない。 〔ものガ〕 ・火山が活発に活動(を)している。 がっぺい(合併) 〔ものガ ものト〕 ・大手銀行が合併(を)して、国際競争力を付けたそうだが、利息はぜんぜん上がらない。 ・町と村が合併(を)して市になった。市民、と言うとちょっと偉くなったような気分だ。 <類> 合わさる かつやく(活躍) 〔人ガ〕 ・今年いちばん活躍(を)した人は誰か。 ・彼はプロの世界に入って活躍(を)している。 かつよう(活用) 〔人ガ ものヲ〕 ・眠っている資金を活用したい。 ・日本語では動詞だけでなく、形容詞も活用する。 <類> いかす かにゅう(加入) 〔人ガ ものニ〕 ・組合に加入(を)して、多くの人と知り合うことができたのはよかった。 ・国民年金に加入(を)していないと、老後の生活が心配です。 <類> 加わる 入る かねつ(加熱) 〔人ガ ものヲ〕 ・よくかき混ぜたあと、電子レンジで3分間加熱してください。 ・気体は加熱すると膨張しますから、爆発しないように気を付けてください。 <類> 熱する カバーする 〔人・ものガ 人・ものヲ〕 ・表面を傷付けないようにやわらかい布でカバー(を)した。 ・休んだ人の仕事を誰かがカバーしなければならない。 ・私のミスを他の選手がカバーしてくれたので、失点にはつながらなかった。 <類> おおう かてい(仮定) 〔人ガ 文ト〕 ・彼が犯人だと仮定(を)すると、いろいろな矛盾が起きるから、彼は犯人ではない。 ・x=20と仮定(を)して計算をしてみた。 がまん(我慢) 〔人ガ ものヲ〕 ・私は足の痛みを我慢して、走り続けた。 ・私は甘いものを我慢しているが、なかなかやせない。 〔人ガ 文ヲ〕 ・足が痛いのを我慢しようとしたが、我慢できなかった。 ・もっと食べたいのを我慢して、2杯でやめておいた。 <類> こらえる かめい(加盟) 〔人ガ ものニ〕 ・高校で野球チームを新しく作り、県の野球連盟に加盟(を)した。 ・日本は戦後10年が過ぎた1956年に国連に加盟(を)しました。 <類> 加わる かんき(換気) 〔人ガ ものヲ〕 ・部屋の空気を換気したいと思っても、春は花粉が入るから窓を開けられない。 ・ガスストーブを使う場合はこまめに換気して下さい。 かんきん(監禁) 〔人ガ 人ヲ 所ニ〕 ・うちの子猫はあまりにいたずらが過ぎるので、オリに監禁した。かわいいんだけど。 ・捕虜は劣悪な状態で監禁され、拷問を受けている。 <類> 閉じこめる かんけい(関係) 〔ものガ ものト〕 ・平均気温の上昇は、明らかに温室効果ガスの増加と関係している。 ▽「〜と関係がある/ない」の形がよく使われる。 ガンによる死亡率は喫煙の量と関係がある。 〔人ガ ものニ〕 ・「私は今回の事件には関係(を)していません」と政治家が言ったが、誰も信用しなか った。 <類> かかわる かんげい(歓迎) 〔人ガ 人ヲ〕 ・皆様を心から歓迎いたします。 ・あまり大げさに歓迎されると、はずかしい。 かんげき(感激) 〔人ガ ものニ〕 ・すばらしい映画に感激(を)してしまい、しばらく座席から立てなかった。 〔人ガ 文ニ〕 ・父は、昔の部下たちが会いに来てくれたことに感激(を)していた。 <類> 感動する かんげん(還元) 〔人ガ ものヲ〕 ・物質を還元するというのは、酸化の反対で、つまり、、、何だっけ? ・円高差益をお客様に還元するため、輸入品の特売セールを行います。 かんご(看護) 〔人ガ 人ヲ〕 ・お年寄りを看護するときに必要なのは、ゆっくりした気持ちを持つことです。 ・看護士さんが親身に看護してくださったので、安心していられました。 [〜の看護をする] ・寝たきりの病人の看護をするのはなかなか大変だ。 かんこく(勧告) 〔人ガ 人ニ ものヲ/文ヨウニ〕 ・協会は違反をした選手に一年間の出場停止を勧告した。 ・委員長を辞任するよう勧告されたが、私はあくまでも戦う。 かんさつ(観察) 〔人ガ 人・ものヲ〕 ・社会学者の彼女は、毎日街を行き交う人々を観察している。 ・彼は、誰かに観察されているように感じていた。 [〜の観察をする] ・子供が学校の宿題で毎日カイコの観察をしている。 〔人ガ 文ヲ〕 ・雲が少しずつ形を変えていくのを観察し、写真に撮った。 ・クモがどのように巣を張るのか(を)観察して記録した。 <類> 見る かんさん(換算) 〔人ガ ものヲ ものニ〕 ・百万ドルを円に換算すると、およそ九千万円です。 ・この小判の山は、現在の貨幣価値に換算するとおよそ3百万円になります。 かんし(監視) 〔人ガ 人・ものヲ〕 ・建物の回りは、多数の警察官が監視しているので、不審者は入れないはずだ。 ・政府が国民を監視するような国では、民主主義は育たない。 <類> 見張る かんしゃ(感謝) 〔人ガ 人ニ〕 ・私がせっかく親切に間違いを直してあげたのに、彼は感謝(を)するどころか、いやな 顔をした。(私ニ) ・たいへんお世話になりまして、皆様に心から感謝(を)致します。 かんしょう(鑑賞) 〔人ガ ものヲ〕 ・私は、窓際に座る美しい女性の横顔を鑑賞していた。 ・展覧会に行って美しい絵画を鑑賞するのが、私の楽しみです。 かんしょう(干渉) 〔人ガ 人ニ〕 ・離婚するかどうかは私たちの問題です。他人が夫婦の問題に干渉(を)しないでください。 ・親が子供の行動に干渉(を)するのはよくない。 かんじょう(勘定) 〔人ガ ものヲ〕 ・小さな子供が、指を折りながらお菓子の数を勘定していた。 ・お客の人数と、食器の数を勘定した? 大丈夫? 足りる? 〔人ガ 文ヲ〕 ・全部でいくつあるか(を)勘定した。 ・コップが人数分あるかどうか勘定した。やっぱり、一つ足りない。 <類> 数える かんしょく(間食) 〔人ガ〕 ・健康のため、ごはんをきちんと食べ、間食(を)しないようにしましょう。 ・よくないとはわかっていても、ついつい間食(を)してしまう。 <類> 食べる かんしん(感心) 〔人ガ 人・ものニ〕 ・彼女たちの努力にはまったく感心(を)します。 ・私はこの絵にいちばん感心(を)しました。 〔人ガ 文ニ〕 ・町の中がきれいな[の/こと]に感心(を)した。 <類> 感動する かんせい(完成) 〔ものガ〕 ・やっとトンネルが完成(を)した。 〔人ガ ものヲ〕 ・彼は研究をついに完成したそうだ。 <類> できあがる かんせん(感染) 〔人ガ ものニ〕 病気 外来思想に ・病気に感染(を)しないようにするには、まず手を洗い、うがいをすることです。 ・新型のウイルスに感染(を)したらしい。まだワクチンがないという。 〔ものガ 人ニ〕 あくび 恐怖 笑いが ・くすくす笑いが回りの観客に感染(を)し、ついには会場全体が爆笑した。 <類> うつる かんそう(乾燥) 〔ものガ〕 ・最近雨が降らないので、空気が乾燥(を)し、火事が起こりやすくなっている。 ・乾燥し(を)きった大地には、茶色く枯れたトウモロコシ畑がどこまでも続いていた。 <類> 乾く かんそく(観測) 〔人ガ ものヲ〕 ・天文台で星の運行を観測していると、人間同士の争いがばかばかしくなる。 ・あなたが観測したデータを提出してください。何か変化がありましたか? [〜の観測をする] ・私は太陽の黒点の観測をしています。 かんたん(感嘆) 〔人ガ ものニ〕 ・あなたの記憶のよさには感嘆しますね。どうしてそんなに覚えていられるんですか。 ・この絵の美しさには誰もが感嘆せざるを得ない。 <類> 感心する かんちがい(勘違い) 〔人ガ ものヲ ものト〕 ・千円札を一万円札と勘違いして渡したら、店の人に怒られた。 ・小山さんと勘違いして大山さんに声をかけてしまった。 〔人ガ 文ト〕 ・今日は日曜日だと勘違いして、会社をさぼってしまった。 ・ある女の人を独身だと勘違いしてデートに誘ったら、なんと、上司の奥さんだった。 <類> 間違う かんてい(鑑定) 〔人ガ ものヲ〕 ・我が家に伝わっている掛け軸をだれかに鑑定してもらいたいと思っているんですが。 ・証拠となるサインの筆跡を鑑定した専門家が法廷に呼ばれた。 [〜の鑑定をする] ・古い絵の鑑定をしてもらったら、有名な画家の絵とわかった。 かんどう(感動) 〔人ガ ものニ〕 ・その映画の美しさに深く感動(を)した。 <類> 感心する かんとく(監督) 〔人ガ 人・ものヲ〕 ・修学旅行の間、生徒たちを監督するのに疲れてしまって、見学どころではない。 ・朝から刑務所で囚人たちの作業を監督した後、夕方は町の少年野球の監督をする。 [〜の監督をする] ・中学生の草刈り作業の監督をしたが、すぐにさぼって遊び始めるので困ったものだ。 ▽「少年野球を監督する」は不自然。スポーツの「監督」は別の仕事内容。 カンニング 〔人ガ (ものヲ)〕 ・さすがに入学試験でカンニングする受験生は少ないようだが、いないわけではない。 ・となりの人の答案をカンニングした学生が見つかって停学になった。 かんねん(観念) 〔人ガ (文ト)〕 ・立てこもり強盗もようやく観念したようで、人質を連れておとなしく出てきた。 ・指名手配されていた犯人が逃げおおせることは無理だと観念して警察に自首してきた。 <類> あきらめる かんぱい(乾杯) 〔人ガ〕 ・それでは、皆さんの健康を祝して、乾杯しましょう! ・またこうしてあなたと乾杯できるとは夢にも思っていませんでした。 かんびょう(看病) 〔人ガ 人ヲ〕 ・彼は仕事を休んで妻を看病した。(妻の看病をした) [〜の看病をする] ・家族の看病をして疲れてしまった。 <類> 看護する かんべん(勘弁) 〔人ガ 人ヲ〕 ・申し訳ございません。どうぞご勘弁ください。 ・謝っているんだから、もう勘弁してやれよ。 <類> 許す かんゆう(勧誘) 〔人ガ 人ヲ ものニ〕 ・新入生を勧誘するサークルの学生が入学式の会場のまわりに集まっている。 ・大学の食堂で話しかけられて、何か宗教関係の合宿に勧誘されそうになった。 <類> 誘う かんよ(関与) 〔人ガ ものニ〕 ・はっきり申し上げます。私はその件には一切関与していません。 ・日本でも政治学者が国の政治に関与するようになってきた。 <類> 関係する 関わる かんり(管理) 〔人ガ もの・人ヲ〕 ・この建物を管理しているのはどこの会社だ? ・管理職として人を管理するより、自分の手を使ってものを作り出したいと思う。 [〜の管理をする] ・私の課は市内の公園の管理をしています。 かんりょう(完了) 〔ものガ〕 ・十年かかった計画がついに完了した。 ・年内にこの工事を完了させなければならない。 〔人ガ ものヲ〕 ・現場から、すべての準備を完了したとの報告がありました。 ▽「〜を完了させる」と「〜を完了する」は同じこと <類> 終わる 終える かんれん(関連) 〔ものガ ものニ/ト〕 ・この事件は、十年前のあの事件と関連しているんじゃないか? ・この件に関連して、私は次の点を指摘しておきたい。 かんわ(緩和) 〔人ガ ものヲ〕 ・いろいろと条件が緩和されてきて、だれでも入会しやすくなりました。 ・規制を緩和すれば、経済が発展するという話だったのだが、結果はどうだったのか。 <類> ゆるめる きおく(記憶) 〔人ガ ものヲ〕 ・小学校の同級生の名前をみんな記憶しています。 ・このコンピューターは1億人の住所と電話番号を記憶することが出来るそうだ。 〔人ガ 文ヲ〕 ・この点について私が強く反対したことを、よく記憶しておいてください。 ・彼は、ゆうべ酒を飲んだ後、どうやって家まで帰ったか(を)記憶していないそうだ。 <類> 覚える きか(帰化) 〔人ガ 国ニ〕 ・外国に一生住むことになっても、その国に帰化(を)したほうがいいかどうかは、難しい問 題だ。 ・外国人が日本に帰化(を)するにはかなりめんどうな手続きが必要だ。 ・外国人を帰化させようとする動きと、帰化させまいとする動きがある。 ・私が帰化(を)しようがしまいが、それは私個人の問題だ。あなたには関係ない。 きかく(企画) 〔人ガ ものヲ〕 ・新入生の歓迎パーティーを企画しました。 ・客を大勢集めるために、いろいろな催し物が企画されている。 [〜の企画をする] ・地区のマラソン大会の企画をしています。 ききょう(帰京) 〔人ガ〕 ・このお盆休みには田舎に帰ってゆっくり休みます。帰京するのは1週間後です。 ・正月が終わったら、帰京してまた毎日通勤ラッシュです。 <類> 帰る ぎけつ(議決) 〔人ガ ものヲ〕 ・この件は、賛成多数で原案通り議決(を)した。 ・今日中に予算案を議決しなければならないが、難しそうだ。 <類> 決める きけん(棄権) 〔人ガ ものヲ〕 ・代表選出の投票は大事な権利だから、棄権してはいけない。 ・昨日のマラソンで、山田選手は10キロ地点で足の痛みを訴えて棄権した。 <類> やめる すてる きこく(帰国) 〔人ガ 国ニ〕 ・いつマレーシアに帰国するのですか。 ・この休みに帰国してゆっくり休んだ方がいいのか、それとも、帰国せずに日本語の勉 強を続けるべきか迷っています。 <類> 帰る きじゅつ(記述) 〔人ガ ものヲ〕 ・客観的に歴史を記述することは非常に難しい。 ・日本語の文法をきちんと丁寧に記述した文法書がない。 <類> 述べる 記す きしょう(起床) 〔人ガ〕 ・この寮に、この時間までには起床しなければならない、という時間はありますか。 ・合宿の間は、毎日6時に起床した。今考えると、信じられない。 <類> 起きる キス 〔人ガ 人・ものニ〕 ・彼女はふっくらした赤ん坊のほっぺにキスした。 ・彼は、彼女の唇に軽くキスすると、振り向きもせずに去っていった。 きせい(帰省) 〔人ガ (所ニ)〕 ・夏休みはふるさとに帰省(を)しますか。 ・この5年、帰省(を)したことがない。 <類> 帰る きせい(規制) 〔人・ものガ ものヲ/文ヲ〕 ・車の排気ガスをもっと厳しく規制しないと、大都市はひどいことになる。 ・規制されている荷物を飛行機に持ち込もうとして、係員に取り上げられた。 ・王宮の周辺でデモをすることは規制されています。 [〜の規制をする] ・どんなに市民運動の規制をしても、市民の政治意識は押さえられない。 <類> 制限する きせい(寄生) 〔ものガ 人・ものニ〕 ・回虫は人間や家畜の小腸に寄生する。 ・成人しても親の家に住み、生活経費を依存している若者を、親に寄生しているととらえ、 パラサイトシングル名づけた人がいる。 きぜつ(気絶) 〔人ガ〕 ・その光景を見て、彼女は気絶(を)してしまった。 ・後ろから警備員の頭をなぐって気絶(を)させた。 きそ(起訴) 〔人ガ 人ヲ〕 ・市役所の課長が公金を横領したとして起訴された。 ・検察が大臣を起訴しないとした決定をマスコミは厳しく批判した。 <類> 訴える きぞう(寄贈) 〔人ガ 人・ものニ ものヲ〕 ・動物園にインドからゾウが寄贈された。 ・図書館の一室には田中先生が寄贈した貴重な本が収められている。 <類> 贈る ぎぞう(偽造) 〔人ガ ものヲ〕 ・課長が公文書を偽造した容疑で起訴されたが、えん罪だった。 ・一万円札を大量に偽造しようとして逮捕された。 <類> 作る きたい(期待) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・彼は、彼女に優しい言葉を期待していたのだが、彼女は現れなかった。 ・われわれは彼のシュート力に期待していた。 ・旅行のおみやげ、期待していますからね! (あなたニ・おみやげヲ) 〔人ガ (人ニ) 文ヲ〕 ・みなさんが、みなさんの国と日本とを結ぶパイプとなってくれることを期待します。 ・ヤクルトが優勝することを期待するなんて、焼いたサンマに生き返って泳ぐことを期 待するようなものですよ。 きたく(帰宅) 〔人ガ 所ニ〕 ・あなたは、毎日何時頃に帰宅(を)していますか。 ・地震で電車が止まってしまい、歩いて帰宅(を)した人が数十万人いた。 <類> 帰る きてい(規定) 〔人・ものガ ものヲ〕 ・憲法は国家のあり方を規定するものと言えるでしょうか。 ・会員の入会の条件については規則の35条に規定されています。 <類> 決める きにゅう(記入) 〔人ガ ものニ ものヲ〕 ・この書類に名前と住所、電話番号を記入してください。 [〜の記入をする] ・会員番号の記入をした。 〔人ガ ものヲ〕 ・ここと、ここを記入してください。 <類> 書き入れる きねん(記念) 〔人ガ ものヲ〕 ・学校の創立十周年を記念して本を出版した。 ・独立を記念するために、この日を休日にした。 〔人ガ 文ヲ〕 ・オリンピックが開かれたことを記念してコインが売り出された。 きのう(機能) 〔ものガ〕 ・もはや、今の内閣は機能(を)していませんね。総辞職すべきですよ。 ・人体は、内臓や筋肉、神経などが十全に機能(を)して、はじめて活動できるものだ。 きふ(寄付) 〔人ガ 人・ものニ ものヲ〕 ・子どもの父兄が幼稚園にピアノを寄付した。 ・アフリカの人々に毛布を寄付する運動が広く行われた。 ・災害などの募金でいくら寄付するかは、悩み始めるとかなり難しい問題になる。 きぼう(希望) 〔人ガ ものヲ〕 ・私は留学を希望しています。 ・私は関西(かんさい)勤務を希望します。 〔人ガ 文ヲ〕 ・母は私が早く結婚することを希望している。 ・一日も早く世界に平和が訪れることを希望します。 <類> のぞむ ぎゃくさつ(虐殺) 〔人ガ 人ヲ〕 ・人類は多くの動物を虐殺してきた。 ・戦争の中で多くの人が虐殺されてきた。 <類> 殺す きゃくしょく(脚色) 〔人ガ ものヲ〕 ・小説をテレビドラマのために脚色した。 ・ずいぶん話が脚色されているね。実際の事件とはずいぶん違う。 ぎゃくてん(逆転) 〔人ガ〕 ・前半はリードされていたが、後半に作戦を変え、逆転(を)することができた。 ・クーデターによって、国内の二つの民族の立場が逆転(を)した。 キャッチ 〔人ガ ものヲ〕 ・高く上がったボールを確実にキャッチした。 ・状況の変化をいかに早くキャッチするかが企業戦略の要になっている。 <類> とる つかむ キャンプ 〔人ガ〕 ・河原でキャンプ(を)し、バーベキューを楽しんだ。 キャンセルする 〔人ガ ものヲ〕 ・足をけがして旅行に行けなくなったので、ホテルをキャンセルした。 ・このピアニストは、コンサートの予定をしばしばキャンセルすることで有名だ。 きゅうがく(休学) 〔人ガ (ものヲ)〕 ・大学を休学して、外国で働いた。 ・高校の時、病気で一年間休学しました。 <類> 休む きゅうぎょう(休業) 〔ものガ〕 ・仕事につかれてきたので、1年休業(を)します。 ・駅前のラーメン屋はしばらく休業(を)していたが、また営業し始めた。 〔人ガ ものヲ〕 ・映画に出るのでテレビのお仕事は休業させていただきたい、と女優は言った。 <類> 休む きゅうけい(休憩) 〔人ガ〕 ・「あと少しで終わりですから、休憩(を)しないで続けますか?」 「いや、少し休憩(を)してからにしましょう」 <類> 休む きゅうこう(休講) 〔人ガ ものヲ〕 ・風で熱が出たため、今日の授業は休講した。 ▽「休講にする」の形がよく使われる。 <類> 休む きゅうさい(救済) 〔人ガ ものヲ〕 ・宗教は人の心を救済するものであって、戦争の理由になるべきものではない。 ・難民を救済するためにキャンプが設けられた。 <類> 救う きゅうしゅう(吸収) 〔人・ものガ ものヲ〕 ・この布(ぬの)はよく水を吸収します。 ・わたしたちはどんどん新しい知識を吸収していかないと、時代の進歩に遅れてしまう。 きゅうじょ(救助) 〔人ガ 人ヲ〕 ・彼は火事の現場で多くの人を救助し、何度も表彰されている。 ・小さな救命ボートで海をさまよい、3日後に漁船に救助された。 きゅうしょく(休職) 〔人ガ ものヲ〕 ・精神的な病気のために休職せざるをえない人が増えている。 ・一年間休職して、人生を考え直してみた。 <類> 休む きゅうせん(休戦) 〔ものガ ものト〕 ・休戦(を)していた両国がふたたび戦争を始めた。どこまでおろかなのか。 ・戦闘が一時的に収まり、クリスマスは休戦(を)することになった。 <類> 休む きゅうぞう(急増) 〔人・ものガ〕 ・今年になって、体育でけがをする生徒が急増している。 ・最近、この車の事故が急増している。ブレーキに問題があるらしい。 <類> 増える きゅうそく(休息) 〔人ガ〕 ・木のかげで休息(を)していたら、眠ってしまったらしい。いい夢を見た。 ・山道の見晴らしのいいところで休息(を)した。さわやかな風が気持ちいい。 <類> 休む きゅうへん(急変) 〔人・ものガ〕 ・山の天気は急変することがあるので、特に気をつけなさい。 ・患者の容態が急変し、医師が呼ばれた。 <類> 変わる きゅうよう(休養) 〔人ガ〕 ・正月休みはゆっくり休養(を)した。 ・あなたは働き過ぎです。少し休養(を)する必要があります。なんて言われてみたい。 <類> 休む きよ(寄与) 〔人ガ ものニ〕 ・地球の温暖化防止に寄与(を)するためには、小さなことからまず始めよう。 ・人類の発展に寄与(を)するような、偉大な発明を成し遂げたいと思っていた。 きょういく(教育) 〔人ガ 人ヲ〕 ・父が息子を教育する。 ・夫が妻に教育される。 [〜の教育をする] ・次の世代の教育をすることは、国家の大きな義務だ。 きょうか(強化) 〔人ガ ものヲ〕 ・来月は、東部地区の販売を強化する。特別チームを作って戦略を考えてくれ。 ・規制緩和が時代の流れだというが、強化すべき規制もあるのだ。 [〜の強化をする] ・隣の国が軍備を強化するために軍事予算を増額するという。 <類> 強める きょうかん(共感) 〔人ガ ものニ〕 ・私は彼の考え方に強く共感(を)し、彼の始めた運動に加わった。 ・彼女の周りにはその思想に共感(を)した人々が集まり、集団を形成し始めた。 きょうぎ(協議) 〔人ガ ものヲ〕 ・地球温暖化について世界各国が対策を協議している。 ・今、審判団が先ほどのプレーについて協議しています。 きょうきゅう(供給) 〔人ガ ものヲ〕 ・工場に資材を供給するトラックが不足していて、工場の運転に支障が出ている。 ・こんなに遠くの原子力発電所が東京に電力を供給していることを都民は知らない。 きょうこう(強行) 〔人ガ ものヲ〕 ・世界中からの批判を無視して、核実験を強行した。 ・委員長はストを強行することは無理だと判断して中止を命令した。 きょうじゅ(享受) 〔人ガ ものヲ〕 ・国民は長い間待ち望んでいた平和を享受していた。 ・富裕層は特権を享受し、庶民の生活の苦しさを考えることはなかった。 きょうじゅ(教授) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・祖母は私の小さいころ、家で生け花を教授していて、若い女性がよく出入りしていた。 きょうしゅく(恐縮) 〔人ガ〕 ・宴会の会場に遅れて入ったら、年輩の方にざぶとんをすすめられ、恐縮(を)してしまったが、 結局そのざぶとんにすわることになった。 ・電話で取引先の相手の名前を間違えてしまい、ひどく恐縮(を)した。 きょうせい(強制) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・政府は外国人に指紋(しもん)の記録を強制している。 ・いくら強制されても、正しくないことはしなくてよい。 〔人ガ 人ニ 文ヲ/ヨウニ〕 ・社長は彼にその事実をかくすことを強制した。 ・計画を話すように強制されたが、ついに話さなかった。 きょうそう(競争) 〔人ガ 人ト〕 ・人と競争(を)するために勉強しても意味がない。 ・現代は厳しい競争社会で、生きていくためには常に他人と競争(を)しなければならない。 〔人ガ 人ト 文ヲ〕 ・私は彼と、どちらが先に剣道の初段になるか競争(を)しています。 きょうそう(競走) 〔人ガ 人ト〕 ・公園で子供と競走(を)したら、負けてしまった。小学生でもなかなか速い。 ・ウサギとカメが競走(を)する話がありますが、ご存じですか。 きょうそん(共存) 〔人ガ 人ト〕 ・男と女が、一つ家の中で平和に共存(を)し、生活していくこと。それが結婚である。 ・核兵器を持った国どうしは、もはや戦争をすることができなくなり、共存(を)する しかないという論理があるが、そうだろうか。 きょうちょう(強調) 〔人ガ ものヲ〕 ・店の人はそのカメラの軽さを強調した。 ・その意味を強調するためには、この表現を使います。 〔人ガ 文ヲ〕 ・おたがいの協力が大切なことを特に強調して話した。 きょうちょう(協調) 〔人ガ 人ト〕 ・21世紀の世界では、何よりも外国と協調(を)して行くことが求められる。 ・人と協調(を)してやっていけない人は、組織の中では働けない。 きょうつう(共通) 〔ものガ (物ト) ものニ〕 ・この問題は日本とイギリスに(この二つの国に)共通した問題だ。 ・すぐカッとなる性格は、あの父親と息子に(二人に)共通している。 きょうどう(共同) 協同 〔人ガ 人ト〕 ・彼らのグループと共同して製品開発をすることになった。 ・官と民が共同して、外国の企業の進出に対抗せざるを得ない。 きょうはく(脅迫) 〔人ガ ものヲ〕 ・そういう、人を脅迫するような言い方はするのは卑怯だ。 ・言うことを聞かないと爆発物を仕掛けるとデパートを脅迫した。 きょうゆう(共有) 〔人ガ ものヲ〕 ・人生に対する価値観を共有している人と仕事をするのは楽しい。 ・同じ状況の中で危機感を共有できなかったことが、その後の二人の対立を招いた。 きょうよう(強要) 〔人ガ ものヲ〕 ・警察が容疑者に自白を強要することがえん罪の原因となっている。 ・人に酒を飲むことを強要するというバカな習慣がいまだに残っている。 きょうりょく(協力) 〔人ガ 人/ものニ〕 ・誰か私に協力(を)してくれる人はいませんか。 ・募金に協力(を)してください。 〔人ガ 人ト〕 ・彼と協力してやればすぐ終るだろう。 ぎょうれつ(行列) 〔人ガ 所ニ〕 ・人々が宝くじの売り場の前に行列(を)している。よく当たると言われる売り場だ。 ・バスが来るまではきちんと行列(を)しているが、バスが来るととたんに入り口に殺到する。 そういう国に住んでみて、なるほどと思った。 きょか(許可) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・面倒な書類を何枚も書いて、やっと施設の使用を許可してもらった。何と官僚的な! ・合格者に入学を許可する、というと偉そうだが、実のところは入っていただくのだ。 〔人ガ 人ニ 文ヲ〕 ・市民に広場を使うこと(=広場の使用)を許可する。 きょじゅう(居住) 〔人ガ 所ニ〕 ・海外に居住する日本人の数は、毎年増加している。 ・一時的に居住する人も含めると、かなりの数になる。 きょぜつ(拒絶) 〔人ガ ものヲ〕 ・乾杯の強要をきっぱり拒絶したら、あとあといろいろ嫌がらせをされた。 ・そんな無理な要求は断固として拒絶すべきだ。 きょひ(拒否) 〔人ガ ものヲ〕 ・彼は私達の提案(ていあん)を拒否した。 〔人ガ ものヲ 文ト〕 ・彼女は「絶対にいや!」と見合いの話を拒否した。 きょよう(許容) 〔人ガ ものヲ〕 ・3万円がわれわれの許容できる最高の金額です。 ・ここで一人の離脱を許容したら、次から次へと離脱してしまうのではないか。 きりつ(起立) 〔人ガ ものヲ〕 ・社長が姿を見せると、全員が起立して迎えた。 ・中学生の時は毎時間「起立! 礼! 着席!」という号令のもとに教師にあいさつをしていた。 大学はなぜそうしないんだろう。 きろく(記録) 〔ものガ ものヲ〕 ・今年の寒さはこれまでの最高を記録した。 〔人ガ ものニ ものヲ〕 ・実験の結果をノートに記録した。 〔人ガ ものニ 文ヲ〕 ・私のるすの間に客があったことがノートに記録してあった。 ぎろん(議論) 〔人ガ 人ト ものヲ〕 ・私は先生と留学生の問題を議論していた。 ・本を読み、人と議論し、自分の考えを文章に書く。これを教えるのが教育です。 きんえん(禁煙) 〔人ガ〕 ・あの先生はもう十回も禁煙(を)している。今も禁煙中だ。どうせまた吸い始めるんだが。 ・禁煙しなくていい。ただ、私の前で吸うのはやめてほしい。 きんこう(均衡) 〔人ガ ものヲ〕 ・供給と需要が均衡している状態が長く続いていたが、最近供給が超過しつつある。 ・両大国の力が均衡している間は平和だったが、それが崩れた時、紛争が起こった。 きんし(禁止) 〔人ガ ものヲ〕 ・この機械の使用を禁止する。 ・世の中には、禁止されると一層やりたくなる、というへそ曲がりの人間が必ずいる。 〔人ガ 文ヲ〕 ・この部屋に入ることを禁止します。 ・私は、何であれ、禁止するのはよくないと思う。だから、禁止することを禁止したい。 <類>きんじる きんしゅ(禁酒) 〔人ガ〕 ・禁酒なんてかんたんだ。私なぞ、もう20回も禁酒(を)した。また始める時がたまらない。 ・兄は酒を飲みすぎて体をこわしては禁酒(を)し、元気になるとまた飲み始める。 きんしん(謹慎) 〔人ガ ものヲ〕 ・自分の行いを恥じて、次の日は自ら終日謹慎した。 ・王の怒りに触れ、一か月謹慎させられた。 きんちょう(緊張) 〔人ガ〕 ・試験の面接で緊張(を)するなと言っても無理だ。でも、緊張してもいいよというのも変だ。 ・彼女は初めてのお見合いでは緊張(を)していたが、最近はすっかりなれてきた。 <類>あがる きんぱく(緊迫) 〔人ガ ものヲ〕 ・両者の戦いは最終局面を迎え、緊迫した空気があたりを包んだ。 ・国際情勢は一層緊迫してきており、何が起こっても不思議でない状況となった。 ぎんみ(吟味) 〔人ガ ものヲ〕 ・全体の構成はいいが、詳しく内容を吟味してみないと最終的な評価はできない。 ・彼女のエッセイは言葉がよく吟味されていて、的確な表現が使われている。 きんむ(勤務) 〔人ガ 所ニ〕 ・東京銀行の新宿支店に勤務(を)しています。 ・この、ちょっと変わった能力のある新人をどこに勤務させようかと考えた。 <類>つとめる くうそう(空想) 〔人ガ ものヲ〕 ・ぼんやりと、いろいろなことを空想するのが楽しい。 ・小説家たちが百年前に空想したことが、かなり実現している。 くしん(苦心) 〔人ガ ものニ〕 ・エンジンの改良に苦心(を)する。 〔人ガ 文ニ〕 ・彼女はやせることに苦心(を)している。 ぐたいか(具体化) 〔人ガ ものヲ〕 ・この前相談した会社設立の話を具体化したいと思うんだが、どうだろうか。 ・この計画を具体化するためには、かなりの資金が必要となる。 話が 青写真を 計画・手段を くちげんか(口げんか) 〔人ガ〕 ・夫婦というのはつまらないことで口げんか(を)するものだ。 ・最初は口げんか(を)していただけだったが、そのうち興奮してきてつかみ合いになった。 親子が 夫婦がつまらないことで くちだし(口出し) 〔人ガ ものニ〕 ・口げんかを横で聞いていて、仲裁しようと思って口出し(を)したら、両方から怒られた。 ・夫婦の問題に口出し(を)するべきじゃない。 くちどめ(口止め) 〔人ガ 人ニ〕 ・本当のことはだれにも言えない。厳しく口止め(を)されているから。 ・あの人にも口止め(を)しておいたほうがいいね。 くっせつ(屈折) 〔もの・人ガ〕 ・光は水に入ると屈折する。 ・山に入ると、道はくねくねと屈折した。 ・屈折した心理を抱えて、町を彷徨した。 ・あいつ、だれとも口をきかないね。だいぶ屈折しているみたいだな。 くのう(苦悩) 〔人ガ ものニ〕 ・過酷な運命に苦悩する中で、彼は新しい芸術を生み出した。 ・この彫刻は苦悩する人の表情を写実的に表現している。 くふう(工夫) 〔人ガ ものヲ/ニ〕 ・やり方をいろいろと工夫する。(やり方に工夫する) ・もっと見やすく、工夫して書きなさい。 ・この機械は使いやすいように工夫してある。 <類>かんがえる くぶん(区分) 〔人ガ ものヲ (ものニ)〕 ・この地域を三つに区分して、それぞれ担当者を配置しようと思う。 ・市の境界というのは誰がどう区分したのか知らないが、ずいぶん不自然なものだ。 くべつ(区別) 〔人ガ 物ト/カラ ものヲ〕 ・日本人と中国人を区別するのは難しい。 ・自信とうぬぼれを区別するのは謙虚(けんきょ)さである。 <類>わける クリーニング 〔人ガ ものヲ〕 ・背広をクリーニングしてもらったら、見違えるようにパリッとした感じになった。 ・このコートをクリーニングしたら高いだろうな。クリーニングしないで済ませるかなあ。 くろう(苦労) 〔人ガ 物デ/ニ〕 ・学生のころ、金がなくて苦労(を)した。 〔人ガ 文ニ〕 ・彼を説得するのに苦労(を)した。 くんれん(訓練) 〔人ガ 人・ものヲ〕 ・犬を訓練するのは大変なことだ。 ・若いうちに訓練しておかないと、覚えられない技術もある。 [〜の訓練をする] ・年に一度、災害時のための訓練をしなければならない。 [動詞文型調査7]へ けいえい(経営) 〔人ガ ものヲ〕 ・父は小さな会社を経営しています。 [〜の経営をする] ・サラリーマンをやめて、山小屋の経営をしています。 <類>やる けいえん(敬遠) 〔人ガ 人ヲ〕 ・偉そうなことばかり言っていると、みんなに敬遠されてしまうよ。 ・あまり偉い先生は、どんな言葉を使っていいか分からないから敬遠したくなるね。 ・監督はキャッチャーにサインを送り、、2打席連続ホームランの打者を敬遠させた。 けいか(経過) 〔ものガ〕 ・時間がかなり経過(を)したが、何も変化はなかった。 ・30分が経過した。 <類> 過ぎる けいかい(警戒) 〔人ガ ものヲ〕 ・建物の周りにはおおぜいの警官がいて、あたりを警戒していた。 ・テロを警戒するため、飛行機に乗るときの検査が大変なものになっている。 けいかく(計画) 〔人ガ ものヲ〕 ・今、九州旅行を計画しています。 [〜の計画をする] ・来週、神戸で大きなイベントの計画をしています。 〔人ガ 文ニ〕 ・わが社は海外に支店を出すことを計画している。 けいけん(経験) 〔人ガ ものヲ〕 ・若いうちにいろいろなことを経験しておくことは重要なことです。 ・こんなひどい状況は経験したことがない。 けいげん(軽減) 〔ものガ〕 ・看護士の処置のおかげで、痛みが軽減して助かったと言っていた。 〔人ガ ものヲ〕 ・患者の苦痛を軽減するためにどういう薬を使っていけばいいか。 ・みんなの負担を軽減できるように、業務全体を見直していきたい。 <類> 軽くなる・する けいこ(稽古) 〔人ガ ものヲ〕 ・民謡を習おうと思っているのですが、まず発声からけいこしなければなりません。 ・けいこしなければ物事は上達しない。勉強しなければ成績は上がらない。わかってはいるんだけれど。 [〜のけいこをする] ・最近、邦楽器に興味が出てきて、三味線のけいこをしています。 <類> 練習する けいこく(警告) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・せっかく私が危険を警告してあげたのに、あなたはそれを無視した。 〔人ガ 人ニ 文ト〕 ・テロリストは人質に反抗すれば殺すと警告(を)した。 ・外務省は、この地域を旅行しないように警告(を)している。 <類> 注意する けいさい(掲載) 〔人ガ ものヲ〕 ・大新聞が市民団体の原発反対の意見広告を掲載して話題になった。 ・毎週日曜日に新聞に掲載されているクロスワードを解くのが楽しみです。 <類> のせる けいさん(計算) 〔人ガ ものヲ〕 ・ゲームの点数を計算する。 ・宣伝の効果を計算する。 ・地球の大きさを計算してみましょう。 ・彼がいっしょに来ることを計算しておいた。 [〜の計算をする] ・光が太陽から地球に到達するまでの時間の計算をしてみた。 けいし(軽視) 〔人ガ ものヲ〕 ・小さなことの積み重なりが物を作る。小さなことを軽視しては大きなことはできない。 ・交通事故の危険性を軽視してはいけない。 <類> 軽く見る けいじ(掲示) 〔人ガ 所ニ ものヲ〕 ・廊下に今日の予定を掲示しておきましたから、あとで見ておいてください。 〔人ガ 所ニ 文ヲ〕 ・玄関のかべに「ここではきものをぬぎなさい」と掲示してあった。 ・トイレや非常口はどこにあるか(を)掲示しておいてほしい。 [〜の掲示をする] ・館内の案内の掲示をしておこう。 けいしゃ(傾斜) 〔人ガ ものヲ〕 ・この床は少し傾斜していませんか? ・傾斜した面に玉を転がして、速度を測り、加速度を計算します。 <類> 傾く けいせい(形成) 〔人ガ ものヲ〕 ・その場に集められた人々は、しばらくすると自然にいくつかのグループを形成し始める。 ・初期の集落は、このようにして形成された。 <類> 形作る けいぞく(継続) 〔人ガ ものヲ〕 ・この研究はぜひ継続して欲しい。 ・いつまでもとぎれることのないよう、支援を継続していきたいと考えています。 〔ものガ〕 ・雇用が安定して継続(を)するための条件は何か。 <類>つづける けいたい(携帯) 〔人ガ ものヲ〕 ・昔は一般市民が電話を携帯するなどということは想像もできなかった。 ・部隊は十分な食料を携帯しています。 けいび(警備) 〔人ガ ものヲ〕 ・建物の周りを大勢の警官が警備していた。 [〜の警備をする] ・毎日皇居の警備をしています。緊張します。 <類> 守る けいべつ(軽蔑) 〔人ガ 人/ものヲ〕 ・彼女は彼をひどく軽蔑していた。 ・その小説家はほかの人が書いたものを「あんな物は小説とは呼べない」と言って 軽蔑していた。 ・都会の人間はいなかを軽蔑しがちだ。 けいもう(啓蒙) 〔人ガ ものヲ〕 ・明治時代の知識人は国民を啓蒙するために多くの書物を書いた。 ・この本を読んで、大いに啓蒙されたような気がする。 けいやく(契約) 〔人ガ 人ト ものヲ〕 ・A社と契約するより、うちと契約した方が得ですよ。 ・家を一年間かりる契約をした。 けいゆ(経由) 〔人・ものガ 所ヲ〕 ・モスクワを経由して、ロンドンに着いた。 ・ネパールに行くには、バンコクを経由しなければならない。 けが(怪我) 〔人ガ ものヲ〕 ・階段でころんで足をけがした。 ・けがをしたために、サッカーの試合に出られなかった。 [〜のけがをする] ・足のけがをして、しばらく買い物に不自由した。 げきげん(激減) 〔ものガ〕 ・転職して収入が激減した。 ・この二十年、日本で生まれる子供の数が激減している。 <類> 減る げきぞう(激増) 〔ものガ〕 ・テレビCMの効果で販売量が激増した。 ・これから先、全人口に占める高齢者の比率が激増する。 <類> 増える げきれい(激励) 〔人ガ ものヲ〕 ・革命のリーダーは厳しい状況の中で戦い続ける人たちを激励して回った。 ・みんなに激励されて、がんばらなきゃ、と思った。 <類> 励ます げしゃ(下車) 〔人ガ ものヲ〕 ・終点で下車して、駅前からのバスで十分の所にあります。 ・ふと、ローカル線に乗ってみた。海岸の駅で下車した。 <類> 降りる げしゅく(下宿) 〔人ガ 所ニ〕 ・私は日本人の友達の家に下宿(を)しています。 ・日本人の家に下宿(を)すると、日本語が上手になる。 けしょう(化粧) 〔人ガ (ものニ)〕 ・姉は毎朝入念に化粧(を)する。 ・そんな顔にいくら化粧(を)したってむだだよ、と妹に言ったら、口紅が飛んできた。 けつい(決意) 〔人ガ ものヲ/文ト〕 ・その時、祖父はこの国への移住を決意したそうだ。 ・二度とタバコを吸うまいと決意する。 ・決意したことを破るのはやめようと決意しても、むだだろうか。 <類> 決心する 決める けつぎ(決議) 〔人ガ ものヲ/文ヲ〕 ・市議会はごみ焼却場の建設を決議した。 ・取締役会は社長の解任を決議した。常務によるクーデターだった。 ・次の国会で原発をこれ以上作らないことを決議すべきだ。 <類> 決める けっこう(決行) 〔人ガ ものヲ〕 ・我が軍は一か八か(いちかばちか)の襲撃を決行し、勝利した。 ・大会は雨天でも決行します。雨具をご用意下さい。 <類> 行なう けつごう(結合) 〔ものガ ものト〕 ・イオンが水酸基と結合する。 〔人ガ ものヲ ものト〕 ・機関車を貨車と結合した。 ・両社の経営を結合して、合理化を図りたい。 けっこん(結婚) 〔人ガ 人ト〕 ・私と結婚(を)して下さい! ・急いで結婚(を)して、ゆっくり後悔する。 けつじょ(欠如) 〔人・ものニ ものガ〕 ・リーダーに指導力が欠如している国家というのは、なさけないものだ。 ・あの人は周りの人間に対する配慮というものがまったく欠如している。 けっしょう(結晶) 〔ものガ〕 ・この固まりは、地下水の中の塩分が結晶してできたものです。 ・この詩は、作者の純粋な心が結晶(を)したような言葉に満ちている。 けっしん(決心) 〔人ガ ものヲ〕 ・彼女は退学を決心した。 ・彼はついに帰国を決心したようだ。 〔人ガ 文ヲ/ト〕 ・会社を辞めて留学することを決心した。 ・明日から早く起きようと決心(を)した。 ・二度とすまいと決心(を)する。 ・行くのか、行かないのか、早く決心(を)しなさい。 <類>きめる けっせい(結成) 〔人ガ ものヲ〕 ・今のバンドは解散して、新しいバンドを結成したい。 ・うちの会社は組合がなかったので、仲間と組合を結成することにした。 <類> 作る けっせき(欠席) 〔人ガ ものヲ〕 ・頭がいたいので、会議を欠席することにした。 ・どうしてもはずせない用事があって卒業式を欠席せざるをえなくなった。 <類> やすむ けっそく(結束) 〔人ガ (人ト)〕 ・非常時には、住民が結束して行動(を)することが何よりも大事です。 ・違った考えを持つ者とも結束(を)して問題に取り組むことができるかどうか。 <類> まとまる けつだん(決断) 〔人ガ ものヲ〕 ・首相はついに計画の廃止を決断した。 ・人が何かを決断する時に重要なのは、あせらないこと、人の評判を気にしないことだ。 <類> 決める けってい(決定) 〔人ガ ものヲ〕 ・研究会の場所と時間を決定する。 [〜の決定をする] ・面接の後、すぐに合否の決定をした。 〔人ガ 文ヲ〕 ・三日に出発することを決定した。 ・この建物を取り壊すかどうか決定しなければならない。 <類> きめる けつぼう(欠乏) 〔人・ものニ ものガ〕 ・災害で孤立した地域で食料が欠乏しているので、早急に送り届けなければならない。 ・私には、根気と努力と才能と決断力とその他いろいろなものが欠乏している。 <類> 不足する けつろん(結論) 〔人ガ 文ト〕 ・彼の判断が誤っていたと結論(を)せざるを得ない。 ・そう結論(を)するのはまだ早い。もっと検討すべきことがある。 けねん(懸念) 〔人ガ ものヲ/文ト〕 ・政府は、事故の影響の拡大を懸念している。 ・今回の政府の決断は時期尚早ではなかったのかと懸念する人が多い。 ・わたくしが懸念しておりますのは、担当者の経験が不十分だということであります。 <類> 心配する けんえつ(検閲) 〔人ガ ものヲ〕 ・新聞の記事が規制に違反していないかどうか、検閲する。 ・政治権力がメディアの伝える情報を検閲するということはあってはならないことだ。 けんお(嫌悪) 〔人ガ ものヲ〕 ・彼はなぜ女性を嫌悪するのだろうか。 ・私は、このような人間の精神的堕落を心から嫌悪するものだ。 <類> きらう けんか(喧嘩) 〔人ガ 人ト〕 ・きのう弟と喧嘩(を)した。 ・あの夫婦が喧嘩(を)していても、誰も止めようとはしない。 けんがく(見学) 〔人ガ もの/所ヲ〕 ・高校の生物の授業を見学した。 ・留学生は工場を見学しに行った。 [〜の見学をする] ・実験室の設備を見学した。 けんきゅう(研究) 〔人ガ ものヲ〕 ・私は日本語の文法を研究しています。 [〜の研究をする] ・明治時代のことばの研究をしてみたい。 〔人ガ 文ヲ〕 ・どうすればよく眠れるかを研究する。 ・このやり方でいいかどうか(を)もっとよく研究する必要がある。 けんぎょう(兼業) 〔人ガ (ものト)ものヲ〕 ・今のところ、教師と作家を兼業しているが、そのうちに作家一本にしたい。 <類> かねる けんけつ(献血) 〔人ガ〕 ・初めて献血(を)するときは、ちょっと緊張した。 ・車の運転免許を持っている人は、進んで献血(を)すべきだと思う。 けんさ(検査) 〔人ガ ものヲ〕 ・部品を検査するのが私の仕事です。 [〜の検査をする] ・血液の検査をしたほうがいい。 〔人ガ 文ヲ〕 ・悪いところがないかどうか(を)検査してみましょう。 <類>しらべる げんしゅ(厳守) 〔人ガ ものヲ〕 ・この寮の規則を厳守してほしい。できない者は出ていってもらう。 ・法律は、どんな場合にも厳守すべきかどうかという問題は難しい。 <類> まもる けんしゅう(研修) 〔人ガ ものヲ〕 ・工場で実際の工程を三週間に渡って研修してきた。 [〜の研修をする] ・現場でしっかり実務の研修をしてきなさい。 ・今年の新人の研修をしなければならない。 <類> まなぶ げんしょう(減少) 〔ものガ〕 ・動物の数が減少(を)して行く。 ・血液の中の白血球を減少させる恐れがある。 <類> へる けんせつ(建設) 〔人ガ 所ニ ものヲ〕 ・駅の前に大きなビルを建設しています。 ・あのデパートは新館を建設中です。 <類>たてる げんぞう(現像) 〔人ガ ものヲ〕 ・古いフィルムを現像して何が写っているか見てみよう。 げんそく(減速) 〔人ガ ものヲ〕 ・カーブにさしかかり、電車は減速した。 ・投資ブームも去り、景気が減速し始めた。 けんそん(謙遜) 〔人ガ〕 ・謙譲語というのは、話し手が自分を低め、謙遜(を)していう表現だ、と言われる。 ・人が謙遜(を)するときは、もっとほめて欲しいということだ。 けんちく(建築) 〔人ガ ものヲ〕 ・本社ビルがだんだん手狭になり、新しいビルを建築する必要が出てきた。 ・大阪城を建築したのは秀吉ではない、という説がある。では誰か。大工だ。 <類> 建設する 建てる げんてい(限定) 〔人ガ ものヲ〕 ・新製品を期間を限定して発売することにした。 ・調査の範囲をもっと限定しないと、三日間ではとても終わりませんよ。 <類> かぎる げんてん(減点) 〔人ガ ものヲ〕 ・あまりにも文字が汚いので、作文の点を10点減点した。 ・演技の中でいくつかミスをしたため、かなり減点された。 <類> へらす けんとう(検討) 〔人ガ ものヲ〕 ・この計画を検討していただきたい。 ・調査の内容を一つ一つ検討していかなければならない。 [〜の検討をする] ・では、実施案の検討をしましょう。 〔人ガ 文ヲ〕 ・委員会からの提案について、問題がないかどうか(を)検討します。 けんぶつ(見物) 〔人ガ ものヲ〕 ・野球を見物してから食事をした。 [〜の見物をする] ・午後は市内の見物をした。 <類> みる けんやく(倹約) 〔人ガ 金ヲ〕 ・コーヒー代を倹約して、テレビを買うには何ヵ月かかるだろうか。 ・浪費するから生活費が足りなくなるんだ。少し倹約しなさい。 けんよう(兼用) 〔ものガ ものヲ〕 ・一つの部屋が居間と食堂と寝室を兼用していた。 ごうい(合意) 〔人ガ 人ト/ものニ〕 ・会社側と組合は家族手当の額について合意(を)した。 ・今の状況では、我々はこの案に合意(を)せざるをえない。 [〜の合意をする] ・政府は反政府勢力と休戦の合意をした。 こうえん(講演) 〔人ガ〕 ・吉田先生が日本文学について講演(を)したが、ぜんぜんつまらなかった。 ・市の集まりで講演(を)してほしいと頼まれたが断った。 <類> はなす こうえん(後援) 〔人ガ ものヲ〕 ・この展覧会(てんらんかい)は新聞社が後援している。 ・日本の企業は文化的な活動を後援することがまだまだ少ない。 こうえん(公演) 〔人ガ ものヲ〕 ・来年は、新作の劇を全国各地で公演する予定です。 ・若いころ、フォークのグループを作り、各地を公演して回った。(各地を回る?) こうか(硬化) 〔ものガ〕 ・大統領の高圧的な演説に対して、世論は次第に硬化していった。 ・組合側の要求を聞いて、会社側は態度を硬化させた。 こうかい(公開) 〔人ガ (人ニ) ものヲ〕 ・委員会の議事録を公開した。 ・戦前の秘密文書が一般市民に公開された。 [〜の公開をする] ・この問題に関係する情報の公開をすべきだ。 こうかい(後悔) 〔人ガ ものヲ〕 ・失敗を後悔している。 〔人ガ 文ヲ/ト〕 ・結婚したことを後悔していますか。 ・言わなければよかったと後悔(を)している。 <類> くやむ ごうかく(合格) 〔人ガ ものニ〕 ・大学(の試験)に合格(を)した。 <類> うかる こうかん(交換) 〔人ガ 人ト ものヲ 物ト〕 ・田中さんとレコードを交換した。 (私のレコードを田中さんのレコードと) ・新聞紙をチリ紙と交換する。 [〜の交換をする] ・いくつかの部屋の電球の交換をしなければならない。 <類> とりかえる こうぎ(抗議) 〔人ガ 人/ものニ〕 ・市民はバス代の値上げに抗議(を)した。 ・学生は教授(のやり方)に抗議(を)している。 こうぎ(講義) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・教授が一年生に経済学を講義している。 ・日本の文化について講義してくれた。 [〜の講義をする] ・政府の委員会で、金融問題の講義をした。 ごうぎ(合議) 〔人ガ 人ト ものヲ〕 ・各部署の代表が集まり、今後のそれぞれの役割について合議(を)した。 ・相手国の担当大臣と合議しなければならないことがいくつか残っている。 <類> 話し合う ごうけい(合計) 〔人ガ ものヲ〕 ・二つの数を合計する。 〔人ガ ものヲ ものト〕 ・右の欄の数を左の欄の数と合計する。 <類> あわせる こうげき(攻撃) 〔人ガ 人/ものヲ〕 ・敵の城を攻撃する。 ・首相の不用意な発言が野党から攻撃されている。 <類> せめる こうけん(貢献) 〔人ガ ものニ〕 ・彼女は医学の発展に大きく貢献(を)した。 ・この発見は貧困の撲滅に貢献(を)するだろう。 こうこう(孝行) 〔人ガ 人ニ〕 ・親には孝行(を)せよ。 ・「孝行をしたい時には親はなし」と言う。今のうちに孝行(を)しろよ。 こうこく(広告) 〔人ガ ものヲ〕 ・新しい商品を新聞で広告する。 [〜の広告をする] ・自分の作品の広告をするのはちょっと恥ずかしい。 こうさ(交差) 〔ものガ ものト〕 ・この交差点は何本もの道が交差(を)していて、わかりにくい。 ・この道は町の手前で高速道路と交差(を)する。 <類> まじわる こうさい(交際) 〔人ガ 人ト〕 ・ある人と見合いして、交際(を)して、結婚する。 ・若手俳優が年上の女性歌手と交際(を)していると女性週刊誌で報じられた。 <類> つきあう こうさく(工作) 〔人ガ〕 ・私をこの事業から外そうとして、陰で工作(を)しているやつがいるらしい。 ・土地の住民が建設計画に反対しないように、事前にいろいろと工作(を)した。 こうさく(耕作) 〔人ガ ものヲ〕 ・両親は田畑を耕作し、私たちきょうだいを育ててくれた。 ・この土地は、祖父と父が何十年も耕作してきた土地だ。手放すわけには行かない。 <類> たがやす こうさん(降参) 〔人ガ 人ニ〕 ・負けるとわかっていても、戦わずに降参(を)するわけにはいかない。(相手に) ・早く降参(を)したほうがいいよ。降参(を)しないとひどい目に遭うよ。 こうし(行使) 〔人ガ ものヲ〕 ・常任理事国が拒否権を行使したため、我が国の案は通らなかった。 ・権利を行使することは、その結果に責任を持つことでもある。 <類> 使う こうじ(工事) 〔人ガ ものヲ〕 ・ガス会社が家の前の道を工事しているので、騒音がひどい。 [〜の工事をする] ・古くなった橋の工事をしている。 こうじょ(控除) 〔人ガ ものヲ〕 ・医療費を控除してもらうため、領収書をしっかり保存している。 ・この書類を提出すると、税金が10パーセント控除されます。 <類> 除く こうしょう(交渉) 〔人ガ 人ト / 人ガ 人ニ ものヲ〕 ・この件について、相手政府と交渉(を)する必要がある。 ・あの女優に出演を交渉してみよう。 こうじょう(向上) 〔人・ものガ〕 ・車の設計を改良したら、性能が一段と向上(を)した。 ・生活水準が向上(を)することを目指して、様々な政策を立案していく。 こうしん(行進) 〔人・ものガ 所ヲ〕 ・国会前をデモ隊がプラカードを掲げて行進(を)する。 ・目の前を我が国の代表チームが行進(を)していく。 <類> 進む こうせい(構成) 〔人・ものガ ものヲ〕 ・水の分子は、酸素原子と水素原子によって構成されている。 ・6カ国から集められた研究者がチームを構成しています。 ごうせい(合成) 〔人ガ 物カラ ものヲ〕 ・最近は石油からいろいろな物を化学的に合成して作ることができる。 [〜の合成をする] ・今、新しい繊維の素材を合成しています。 こうそ(控訴) 〔人ガ ものニ〕 ・負けた側が控訴(を)することが多く、裁判が長くなりがちだ。 ・原告側は判決を不服として、高等裁判所に控訴(を)した。 <類> 訴える こうそう(構想) 〔人ガ ものヲ〕 ・前大統領は近代的な都市を構想し、実現しようとしたが、失敗した。 ・人類の新しい未来を構想した、すばらしい文学が誕生した。 <類> 考える こうそく(拘束) 〔人ガ 人ヲ〕 ・この国の政治活動家の多くが拘束され、虐待されているという報告がなされた。 ・労働者は工場の中の様々な規則に拘束されている。 <類> しばる こうたい(交代・交替) 〔人/ものガ 人/物ト〕 ・ピッチャーが(次のピッチャーと)交替(を)した。 〔人/ものガ 人/物ト ものヲ〕 ・同僚と仕事/順番 を交替する。 <類>かわる こうたい(後退) 〔人・ものガ〕 ・戦局は思わしくなく、我が軍は後退(を)し始めている。 ・最初は威勢の良かった首相の発言がだんだん後退(を)してきているように思われる。 <類> さがる こうてい(肯定) 〔人ガ ものヲ〕 ・首相の、この現状を肯定するような態度は、とうてい容認できないものだ。 ・それでは、あなたは彼の犯罪を肯定するのですか? ・現在の社会の状況を全面的に肯定することはできない。 〔人ガ 文ヲ〕 ・今、あなたのような人が存在することを肯定する気持に初めてなった。 こうてん(好転) 〔ものガ〕 ・心配された病状は次第に好転してきている。 ・雇用情勢はなかなか好転しない。 <類> よくなる こうどう(行動) 〔人ガ〕 ・災害のときは、すばやく行動(を)しないと危険だ。 ・自分で判断し、行動(が)できるのが大人というものだ。 ごうどう(合同) 〔人・ものガ 人・ものト〕 ・ばらばらにやるのでは効果がない。みなが合同して事に当たるべきだ。 ・二つの調査チームが合同して調査することになった。 <類> 合わさる こうどく(購読) 〔人ガ ものヲ〕 ・何種類もの雑誌を購読して読み比べている。 ・あなたはどんな新聞を購読していらっしゃいますか。 [〜の購読をする] ・外国雑誌の購読をする <類> 買う こうにゅう(購入) 〔人ガ ものヲ〕 ・値の高い機材は共同で購入し、交替で使うことにした。 ・この価格のマンションを購入する人は、自営業者が多いそうだ。 <類> 買う こうにん(公認) 〔人ガ ものヲ〕 ・まず選挙委員会に届け出て、候補者として公認してもらうことが必要だ。 ・このサークルは大学によって公認されていない。 <類> 認める こうはい(荒廃) 〔ものガ〕 ・荒廃した国土を出発点として、戦後の歴史が始まった。 ・このような悲惨な状況が続くと、次第に人心が荒廃していくのではないか。 <類> 荒れ果てる こうひょう(公表) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・公表されている統計によれば以上の通りだが、この統計の数字は少々あやしい。 ・政府はその事故の原因を公表しようとしなかった。 ・企業が隠していた事実をやっと公表した。 <類> 知らせる? こうふ(交付) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・外国に行くには、まず旅券を交付してもらわなければなりません。 ・試験の合格者に免許証を交付する。 [〜の交付をする] ・希望者に入館証の交付をした。 こうふく(降伏) 〔人ガ 人ニ〕 ・どんなことがあっても降伏(を)しないというのは、最低の戦術だ。 ・日本はポツダム宣言を受け入れ、連合国に降伏(を)した。 こうふん(興奮) 〔人ガ〕 ・彼は興奮していて、話ができない。 ・病人を興奮させるようなことは言わないで下さい。 こうぼ(公募) 〔人ガ ものヲ〕 ・お菓子会社が新製品のためのキャラクターを公募している。 ・ある大学が英語の教師を公募しているので、応募してみようと思う。 [〜の公募をする] ・県の美術館では、新館長の公募をしているそうだ。応募してみようかな。 <類> 募集する こうやく(公約) 〔人ガ 人ニ もの/文ヲ〕 ・政府は選挙の時に国民に公約(を)したことを実行するべきだ。 ・税金は絶対上げないということを、ここに公約します。 <類> 約束する こうよう(紅葉) 〔ものガ〕 ・紅葉した山々が夕日に映えて実に美しい。 ・今ごろはふるさとの神社の裏山が見事に紅葉していることだろう。 ごうりか(合理化) 〔人ガ ものヲ〕 ・工場の経営を徹底的に合理化して、なんとか倒産をまぬがれた。 ・自分の行動を合理化して話すのはやめなさい。 [〜の合理化をする] ・経営の合理化をしないと、赤字になる工場がどんどん増えていく。 こうりゅう(交流) 〔人・ものガ 人・物ト〕 ・こういう仕事をしていると、いろいろな国の人と交流(を)する機会がある。 ・日本は、世界の国々と交流(を)して、お互いの理解を深めることが必要だ。 ごうりゅう(合流) 〔人・ものガ 人・物ト〕 ・二つの川は、この地点で合流(を)し、一つになって河口まで流れていく。 ・我々は山のふもとのキャンプで先発隊と合流(を)した。 こうりょ(考慮) 〔人ガ ものヲ〕 ・事情/条件を考慮した上で、決定します。 ・犯罪は、その時の社会的状況を考慮して分析しなければならない。 <類> かんがえる こうろん(口論) 〔人ガ 人ト〕 ・人と口論(を)するのが飯より好きというような人が大学の先生には時々いる。 ・あの夫婦はしょっちゅう口論(を)している。仲がいいのか、悪いのか、、。 <類> けんかする ごえい(護衛) 〔人ガ 人ヲ〕 ・訪問団の一行を護衛して観光地を回った。 ・あの首相を護衛する人たちはさぞかし苦労が多いだろう。 [〜の護衛をする] ・大統領の護衛をするというのは、かなり危険な仕事です。 <類> まもる コーチ 〔人ガ 人ヲ〕 ・シュートのしかたをコーチしたら、すぐに欠点が直って上手になった。 ・だれかにカーブの曲がり方をコーチしてもらったほうがいいよ。 [〜のコーチをする] ・彼女のテニスのコーチをするのは大変だ。まったく運動音痴だから。 ゴール 〔人ガ〕 ・先にゴール(を)したのはどちらか、写真判定を待ちます。 ・42.195キロを走りきって、ついに1位でゴール(を)しました! ごかい(誤解) 〔人ガ 人/ものヲ〕 ・彼女(の気持ち)を誤解していたようだ。 ・どうも彼に誤解されているらしい。 こきゅう(呼吸) 〔人/ものガ ものヲ〕 ・植物も呼吸する。 ・山へ行って新鮮な空気を呼吸する。 こくさいか(国際化) 〔ものガ〕 ・日本は、島国で閉鎖的だといわれてきたが、最近はいくらか国際化(を)してきた。 ・日本社会は、人的な面でもっと国際化(を)しなければならない。 〔人ガ ものヲ〕 ・日本人は、頭の中をもっと国際化することが必要だ。 こくそ(告訴) 〔人ガ ものヲ〕 ・事故死した生徒の親が学校側を告訴した。 ・住民が公害企業を告訴した。 こくはく(告白) 〔人ガ ものヲ/文ヲ〕 ・和夫は道子に愛を告白した。 ・神にすべてを告白しなさい。そうすれば神は許して下さる。 ・彼女は罪を犯したことをすでに神父に告白していた。 [〜の告白をする] ・彼女に愛の告白をした。きっぱり断られた。 こくふく(克服) 〔人ガ ものヲ〕 ・障害に立ち向かい、それを克服していきたいと思います。 ・彼らは多くの困難を克服して、大事業をやり遂げた。 <類> 打ち勝つ こしょう(故障) 〔ものガ〕 ・車のエンジンが故障(を)してしまった。 ・昔の時計は故障(を)してもなんとか直せたが、今のはまったくだめだ。 <類>こわれる ごちそう(御馳走) 〔人ガ 人ニ ものヲ〕 ・いつもごちそうしてもらっているので、今日は私がステーキをごちそうしましょう。 ・今晩、ごちそうしよう。何がいい? こちょう(誇張) 〔人ガ ものヲ〕 ・君はどうも話を誇張するからいけない。だれにも信用されなくなるぞ。 ・反対派は、問題の困難さを誇張して、国民の判断を誤らせようとしている。 ? 大げさに言う こっせつ(骨折) 〔人ガ ものヲ〕 ・今の子供は骨が弱く、ちょっとしたことで骨折することが多いということだ。 ・「骨を折る」というのは、本来の「骨折する」意味と、「力を尽くす」意味がある。 こてい(固定) 〔人ガ ものヲ ものニ〕 ・棚を金具で柱に固定する。 ・当面の間、金利は固定する方針である。 〔ものガ〕 ・今のような固定した考え方による経営方針では、会社の将来は危うい。 コピーする 〔人ガ ものヲ〕 ・資料を30部コピーした。 [〜のコピーをする] ・写真のコピーをしてみたが、やはり今一つ美しくなくなってしまう。 ごぶさたする(御無沙汰) 〔人ガ〕 ・長い間ごぶさた(を)しておりました。 コメント 〔人ガ ものニ〕 ・今の発表にコメント(を)してくださる方はありませんか。 ・学生の報告に対して、教授がいくつかコメント(を)した。 <類> 言う? こよう(雇用) 〔ものガ 人ヲ〕 ・一定数の障害者を雇用することが企業に義務づけられている。 ・企業は女性をもっと雇用し、活用すべきだ。 <類> やとう こりつ(孤立) 〔人/ものガ〕 ・我が国はアジアの中で孤立(を)していた。 ・皆が戦争を叫ぶ中で、和平を主張する彼女は孤立(を)せざるを得なかった。 こんけつ(混血) 〔人ガ 人ト〕 ・日本列島で諸民族が混血(を)し、現在の「日本人」ができあがったと考えられる。 <類> まざる まざりあう こんざつ(混雑) 〔所ガ 人/物デ〕 ・デパートは買物客で混雑(を)していた。 ・混雑(を)する時間を避けたつもりだったが、やはりひどい混雑だった。 <類>こむ こんどう(混同) 〔人ガ ものヲ ものト〕 ・中国語における漢字の役割と日本語の漢字の役割を混同してはいけない。 ・あの人はいつも公私を混同した行動をするのでよくない。 コントロール 〔人ガ 人/ものヲ〕 ・私はだれかにコントロールされているような気がしてならなかった。 ・市場をコントロールするのは好ましくないが、まったく放っておいてもいけない。 <類> 支配する こんめい(混迷) 〔ものガ〕 ・混迷する政局をどう乗り切るか、新総理の腕の見せ所だ。 ・西アジアの情勢は近年ますます混迷しているようだ。 <類> 混乱する こんやく(婚約) 〔人ガ 人ト〕 ・知り合ってから三ヶ月で彼女と婚約(を)した。 ・婚約(を)する前に何をすべきか。よーく考えるべきだ。それ以外に道はないのかを。 こんらん(混乱) 〔人/ものガ〕 ・おじさんの奥さんの弟のむすめ? どうも頭が混乱(を)してきた。 ・さまざまな情報が入り乱れ、現場はひどく混乱(を)していた。 こんわく(困惑) 〔人ガ ものニ〕 ・彼は先ほどのあなたの発言にひどく困惑(を)しているようでしたよ。 ・その後の事態の成り行きに非常に困惑(を)してしまった。 <類> 困る [動詞文型調査7]サ行へ