throughout (the time…)
❶ わたしは夏の間、ずっと北海道にいました。
❷ 両親が旅行をしている間、ぼくが毎日食事を作りました。
❸ 兄がゲームをしている間、弟はそばで見ています。
❹ 夏休みにとなりのうちがにぎやかな間は、わたしも楽しい気分になる。
接続 | 〔普通形〕(ナAな/Nの)+間 |
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「間」は時間幅のある状態を表す言葉につながり、「その時間ずっと」という意味を表す。後にも継続する動作や状態を表す言葉が来る。
参照︰あいだに
Appends to expressions of time, i.e., "throughout the entire time." Words expressing continuing action and conditions follow.
during; when
❶ 夏休みの間に引っ越ししたいです。
❷ わたしがいない間にだれか来たのでしょうか。門が少し開いています。
❸ 日本にいる間に一度富士山に登りたい。
❹ 暇な間に本だなをかたづけてしまおう。
接続 | 〔普通形〕(ナAな/Nの)+間に |
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「間に」は時間幅のある状態を表す言葉につながり、「その時間幅が終わる前に」という意味を表す。後には瞬間性のことを言う表現が来る。
参照︰あいだ
Appends to expressions involving length of time meaning "before the time interval ends." Expressions of momentariness follow.
➡ とあいまって
いろいろ~した後で、とうとう最後に
after much…ended up…
❶ この前国際センターに行ったときは、さんざん道に迷ったあげく、もう一度駅前に戻って交番で道を聞かなければならなかった。
❷ 太郎はお金のことや友人の問題でさんざん親に心配をかけたあげく、とうとう家を出てしまった。
❸ この問題については、長時間にわたる議論のあげく、結論は先送りされた。
❹ 何日も話し合いをしたあげくの果ての結論として、今年はわたしたちの代表は送らないことにした。
接続 | Vた/する動詞のNの+あげく |
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1)「いろいろ~した後で、とうとう残念な結果になった」と言いたいときに使う。
2)1回だけのことや軽いことの結果には使わず、「いろいろ・さんざん・長い時間」など、強調する言葉とよくいっしょに使う。
◆ × あの日社長とけんかしたあげくに、会社をやめた。
3) ❹ の「あげくの果て」は慣用表現。
4)同様の表現に「すえ(に)」がある。
参照︰すえ(に)
1)To try many things, but end up with adverse result.
2)Often used with emphatics such as いろいろ, さんざん, or 長い時間rather than about something that happens only once or has insignificant result.
◆ × あの日 社 長 とけんかしたあげくに、 会 社 をやめた。
3)The phrase あげくの果て in sentence ❹ is an idiom.
4)すえ(に)is similar.
◆ × あの日 社 長 とけんかしたあげくに、 会 社 をやめた。
3)例句 ❹ 中的「あげくの果て
◆ × あの日 社 長 とけんかしたあげくに、 会 社 をやめた。
give
❶ 姉はあい子さんの誕生日にケーキをあげた。
❷ A:わあ、たくさんおみやげを買いましたね。
B:ええ、会社の人たちにあげるんです。
❸ この人形は部長の奥さまにさしあげようと思って買いました。
❹ 先生の受賞のお祝いに何かさしあげましょうよ。
❺ わたしの旅行中、花に水をやるのを忘れないでね。
❻ A:森さんはお正月に、お子さんにお年玉をあげますか。
B:いいえ、自分の子どもたちにはやりませんよ。
接続 | Nを+あげる |
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1)ものを与える人を主語にした授受の言い方。ものを与える人は「わたし」、または受ける人より心理的に「わたし」に近い関係の人である。
◆ × 林さんはわたしにプレゼントをあげました。/ × メリーさんはわたしの妹にプレゼントをあげました。
2)「さしあげる」は、 ❸ ❹ のように受ける人が目上の場合に使う。「やる」は、 ❺ のように動植物などの場合に使う。また、 ❻ のように、自分の家族に対してすることを、家族以外の人に話すときにも使う。
1)Expression of receipt in which subject is giver. Giver is speaker or someone psychologically close to speaker.
◆ × 林さんはわたしにプレゼントをあげました。/ × メリーさんはわたしの妹にプレゼントをあげました。
2)The verbさしあげる is used when recipient is socially superior, as in sentences ❸ and ❹ . The verb やる is used toward animals, as in sentence ❺ , and is also used toward one's own family when speaking to people outside of one's inner circle, as in sentence ❻ .
➡ にあたって
➡ にあって
~があるから成り立つ
comprised of; indispensable to
❶ 愛あっての結婚生活だ。愛がなければ、いっしょに暮らす意味がない。
❷ わたしたちはお客さまあっての仕事ですから、お客さまを何より大切にしています。
❸ 交渉は相手あってのことですから、自分の都合だけ主張してもうまくいかない。
接続 | N+あっての |
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「N1 +あっての+ N2」の形で、「N1があるからN2が成立する」と強調するときの表現。
Emphatic expression meaning "N1 is realized because there is N2."
➡ あとで
after
❶ 食事の後で、少し散歩しませんか。
❷ この薬はご飯を食べる前に飲みますか、食べた後で飲みますか。
❸ このビデオ、あなたが見た後で、わたしにも貸してください。
❹ 祭りの後、ごみがいっぱいだった。
❺ 祖父はみんなとお茶を飲んだ後、ずっと部屋で本を読んでいます。
接続 | Vた/Nの+後で |
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1)「~後で…」の形で二つの行為、状態(「~」と「…」)のどちらが後であるかを表す。「…」の行為、状態が「~」の行為より時間的に後である。
2) ❹ ❺ のように、「…」が継続している行為や状態を表す文の場合は「後で」は使わず、「後」を使う。
◆ × 退院した後で、ずっと元気です。
1)One action or condition succeeds the other. Second action or condition comes after the first.
2)When action or condition is continuing, as in sentences ❹ and ❺ , 後is used rather than 後で.
~すぎるので、~すぎるために
so… that
❶ 今のオリンピックは勝ち負けを気にするあまり、スポーツマンシップという大切なものをなくしているのではないか。
❷ 試験の問題は易しかったのに、考えすぎたあまり、間違えてしまった。
❸ 合格の知らせを聞いて、彼女はうれしさのあまり泣き出した。
❹ 夫が突然の事故で亡くなった。彼女は悲しみのあまり心の病になってしまった。
❺ K市は開発を優先するあまり、市民の生活の安全を軽視しているのではないか。
接続 | Nの/V・Aの〔普通形〕(肯定形だけ)(ナAな)+あまり |
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「~あまり」の形で、「~の程度が極端なので、普通でない状態やよくない結果になる」と言いたいときの表現。 ❸ ❹ のように「~」には感情を表す言葉が来ることが多い。
Certain limits are extreme so result will be either abnormal or negative. Often expressions of emotion precede あまり, as in sentences ❸ and ❹ .
~すぎるので
so… that
❶ 今年の夏はあまりの暑さに食欲もなくなってしまった。
❷ 今のわたしの仕事はきつい。あまりの大変さに時々会社を辞めたくなる。
❸ 父はデジタルカメラの講習を受けに行ったが、あまりの難しさにびっくりしたようだ。
接続 | あまりの+Nに |
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1)「~の程度が極端なので」という意味。それが原因で普通ではない結果になる、と言うときの表現。
2)例文のように、「~」は「形容詞の語幹+さ」が多い。
1)What follows pattern is extreme in degree, causing unusual result.
2)As in the examples, often イadjective stem + さ follows pattern.