~ようという目的をもって
in order to
❶ 研究を完成させんがため、彼は昼夜寝ずにがんばった。
❷ 1日も早く自分の店を持たんがために、必死で働いているのだ。
❸ これも勝たんがための練習だから、がんばるしかない。
❹ 災害から1週間たった。避難先のこの地で生きんがための方法をあれこれ考えて昨夜はよく眠れなかった。
接続 | Vない+んがために 例外「する」は「せんがため(に)」 | F | W |
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1)「ぜひ実現させたい積極的な目的を持ってあることをする」と言いたいときに使う。文語的な硬い表現。
2)後ろの文には依頼や命令、働きかけを表す文は来ない。
◆ × 大学に進学せんがためにがんばってください。
1)Person in question has proactive goal he truly wishes to accomplish. Formal written form.
2)Clauses containing requests, commands, or urgings do not follow.
~てはいけない
don't…
❶ 父:走り回るんじゃない。本でも読んで、少し静かにしていなさい。
❷ 兄:電車の中で大声で話すんじゃない。
❸ 食べ物の好き嫌いを言うんじゃありませんよ。
接続 | Vる+んじゃない | S |
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1)禁止の言い方。「ない」の部分を下降調で言う。話し言葉で、親が子に言うような場面でよく使われる。
2)男性がよく使う。女性は丁寧体の「のではありません」または「んじゃありません」を使うことが多い。最後に「よ」をつけると軟らかくなる。
1)Injunction. ない is said in falling tone. Spoken form often used by parents to children.
2)Often used by men. Women use polite のではありません, or んじゃありません. Addition of suffix よ softens state-ment.
~なさい
must
❶ 父:もう8時だよ。学校に遅れるよ。早く起きるんだ。
❷ 兄:おしゃべりしないで、さっさと食べるんだ。
❸ (先生が小学生に)漢字は毎日、毎日、書いて覚えるんです。
❹ 母:忘れ物をしないように、前の晩によく準備しておくんだよ。
接続 | Vる+んだ | S |
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1)命令( ❶ ❷ )、指示( ❸ )や説得( ❹ )を表す。
2)「んだ」は普通、男性が使う。「よ」がつくと、軟らかくなる。「んですよ」は女性が使うことが多い。
1)Commands (as in sentences ❶ and ❷ ); directives (as in sentence ❸ ); or persuasion (as in sentence ❹ ).
2)Normally used by men. Addition of suffix よ softens tone. Often women use: んですよ
➡ のだ〈説明〉
~すればよかった
(regret) should have
❶ 試験の成績は最低だった。こんなことならもっと勉強するんだった。
❷ 昨夜はバーで飲みすぎて、今日は頭が痛い。もっと早く帰るんだった。
❸ パスワードを忘れて、旅行先でメールが受け取れなかった。パスワードをどこかにメモしておくんだった。
接続 | Vる+んだった | S |
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1)「~すればよかった」という意味。実現しなかったことなどについて、話者の悔やむ気持ちや残念な気持ちを表す。
2)書き言葉では「のだった」を使う。
3)話者の気持ちを表す言葉であるから、3人称に使う場合は「と言っている」などの言葉をつける必要がある。
1)Party in question should have done something. Vexation or regret on part of speaker for not having accomplished something.
2)In written form uses 「のだった」.
3)Expresses speaker's feelings; when used for the third person, must append と言っている, (he says) etc.
のだそうです
hear that
❶ A:来年この駅にも駅ビルができるんだって。
B:じゃあ、ちょっと便利になるね。
❷ 午後から雨が降るんだって。
❸ 木村:竹内さんは小林さんの妹さんなんだって?
接続 | 〔普通形〕(ナAな/Nな)+んだって | S |
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1)くだけた話し言葉で使う。「んだ(のだ)」と伝聞の意味の「って」が合体したもので、書き言葉では「のだそうです」に当たる。
2)話者が得た情報をほかの人に話すときに使う。
3) ❶ ❷ は下降調。 ❸ は上昇調で、話し相手にその内容を確認する言い方。丁寧に言うときは「~だそうですね、ほんとうですか」のようになる。
1)Informal speech. Union of んだ(のだ)and って of hearsay, corresponding written form:のだそうです.
2)Conveys informa-tion attained by speaker.
3)Sentences ❶ and ❷ said in falling tone. Sentence ❸ said in rising tone to confirm what speaker said. Polite forms become ~だそうですね、ほんとうですか.
➡ だろう
➡ のですか
(uh)
❶ A:Bさん、ちょっと、お願いがあるんですが……。
B:何ですか。
❷ A:すみません。駅へ行きたいんですが。道を教えてくださいませんか。
B:駅ですか。駅は……。
❸ チン:先生、来週の授業のことなのですが。
接続 | 〔普通形〕(ナAな/Nな)+んですが | S |
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話を始めるきっかけを作るために、前置きの言葉や、話題のテーマなどを提示するのに使う。
Creates opportunity to bring up a subject.
➡ んばかりに
ほとんど~しそうな様子で
on the point of
❶ 彼女は泣かんばかりに「手紙をくださいね」と言って去っていった。
❷ せっかく会いに行ったのに、彼は帰れと言わんばかりに向こうを向いてしまった。
❸ リンさんはかごいっぱい、あふれんばかりのりんごを持ってきてくれた。
❹ 彼の言い方は、まるでぼくの方が悪いと言わんばかりだ。
接続 | Vない+んばかりに(「する」は「せんばかりに」) |
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ある行為の様子が「ほとんど~しそうだ」というときの言い方。話す人の様子には使わない。
Some action or appearance is on the verge of becoming something else. Not used to describe speaker's own appearance.