➡ っけ
~そう
show signs of; look
❶ 「お母さんはどうしたの」と聞くと、子どもは悲しげな顔をして下を向いた。
❷ 高い熱のあるひろしは、わたしと話すのも苦しげだった。
❸ となりの乗客は退屈げに窓の外をながめていた。
❹ 会議の後、彼はいかにも不満ありげな顔をしていた。
接続 | イAい/ナA+げ(あります+げ の形もある) |
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1)人の「そのような様子」を表す。人の気持ちの様態を表す場合に使われる。やや古い言い方。
2)目上の人の様子を言うときにはあまり使わない。
3)主にイ形容詞、ナ形容詞に接続し、全体でナ形容詞のように使われる。ほかに「意味ありげ・さびしげ・はずかしげ・不安げ・なつかしげ」など。
4)「いかにも・さも」などの言葉といっしょに使うことが多い。
1)Describes a person's appearance. Shows feelings. Slightly old-fashioned.
2)Not usually used to describe appearance of social superiors.
3)Mainly connects to イ-adjectives, or ナ-adjectives, and used overall like ナ-adjectives. Also seen in expressions: 意味ありげ (meaningful), さびしげ (sadly), はずかしげ (shyly), 不安げ (uneasily), なつかしげ (wistfully), etc.
4) Often used with いかにも, さも, etc.
➡ けれど(も)
although; nevertheless; but
❶ この道具、説明書を読んだけれど使い方がよくわかりませんでした。
❷ この部屋は新しくてきれいなんですけれども、狭いんですよ。
❸ これ、おいしいけど、ちょっと高いね。
接続 | 〔丁寧形〕・〔普通形〕+けれど(も) |
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1)逆の意味や対立する意味を持つ二つの文をつなぐ。
2)話し言葉では「が」より「けれど(も)」や縮約形の「けど」を使う。
1)Links two clauses of opposite or contrasting import.
2)In speech, けれど(も)or the contraction けど is used rather than が.
(preface, softening) actually; excuse me, but
❶ すみません。あしたの会のことですけれども、何人ぐらい来るんでしょうか。
❷ A:このごろ、小林さんに会いませんね。お元気ですか。
B:ええ、きのう田町の駅で会いましたけれど、元気でしたよ。
❸ A:外国語を習うときはその国へ行くのがいちばんいいですよね。
B:さあ、わたしはそうは思いませんけど……。
接続 | 〔丁寧形〕・〔普通形〕+けれど(も) |
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1)二つの文をつなぐ言い方。話し言葉では「が」の代わりに「けれども」や「けれど」をよく使う。
2) ❶ のように「話の前置き」としてよく使う。
3) ❸ は余韻を残す軟らかい言い方である。
1)Connects two clauses.けれども or けれど are often used in speech instead of が to soften speech.
2)Often used as preface to statement, as in sentence ❶ .
3)As used in sentence ❸ , is used to leave lingering impression.