➡ について
~する機会につけ加えて
while; incidentally; at the same time
❶ パリの国際会議に出席するついでに、パリ大学の森先生をお訪ねしてみよう。
❷ 買い物のついでに図書館に寄って本を借りてきた。
❸ 上野の美術館に行ったついでに久しぶりに公園を散歩した。
❹ 林:森さん、悪いけど、立ったついでにお茶いれて。
接続 | Vる・Vた/する動詞のNの+ついでに |
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「ものごとを行う機会を利用して、都合よくほかのこともつけ加えて行う」と言うときの言い方。 前の文は初めからの予定の行動で、後の文は追加的な行動。
Uses opportunity of one event to conveniently accomplish something else as well. Clause preceding ついでに contains originally planned action, while clause succeeding describes supplementary action.
➡ をつうじて
➡ につき
~?/~だった?
what was that?/was it…?
❶ A:英語の試験は5番教室だっけ。
❷ 弟:「ケン討する」の「ケン」は、キヘンだっけ、ニンベンだっけ。
❸ A:今度の研修旅行には、工場見学も日程に入っていましたっけ。
接続 | 〔普通形〕(「~ましたっけ・~でしたっけ」もある)+っけ | S |
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はっきりしないことに対する疑問の気持ちを持って相手に念を押したり、確かめたりする言い方。
Draws attention to or confirms speaker's uncertainty about some event when speaking to someone.
➡ につけて
絶対に~ない
there's no chance, no way
❶ こんな難しい本を買ってやったって、小学校1年生の太郎にはわかりっこない。
❷ こんなにひどい嵐じゃテニスはできっこない。今日はやめておこう。
❸ (雑誌を見ながら)
妻:いいマンションね。でも、家賃が30万円よ。
接続 | V ます+っこない | S |
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可能性を強く否定するときに使う。可能表現を使うことが多い。話者の判断を表す。「するわけがない・はずがない」とよく似た意味に使う。親しい人との会話で使う。
Emphatically denies some possibility. Often expresses possibility and indicates speaker's judgment. Similar in meaning to patterns するわけがない and はずがない. Used in familiar speech.
➡ といったらない
~ているが
even though
❶ 悪いと知りつつ、友達の宿題の答えを書いてそのまま出してしまった。
❷ 毎日お返事を書かなければと思いつつ、今日まで日がたってしまいました。
❸ 悪いと知りつつも、ごみを分別せずに捨ててしまう。
❹ 佐藤さんの顔色の悪いことが気になりつつも、急いでいたので何も聞かずに帰ってきてしまった。
接続 | Vます+つつ | W |
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1)「Vつつ」の形で「Vしているが」という逆接の意味を表す。話者が後悔したり告白したりする場合に使われることが多い。
2)慣用表現が多い。例文の例のほかに「言いつつ・感じつつ」などがよく使われる。
3) ❹ の「Vつつも」も同じように使われる。
1)Something is done even though such is not expected. Often used when speaker regrets or confesses something.
2)Often found in idioms, such as 言いつつ, 感じつつ.
3)Used the same way as Vつつも.
~ながら
while
❶ 電車に揺られつつ、2時間ほどいい気持ちで眠った。
❷ 夜、仕事を終えてウイスキーを味わいつつ、お気に入りの推理小説を読むひとときは最高である。
❸ この問題については、会員の皆さんと話し合いつつよく考えてみましょう。
❹ 山に登りつつ、人は人生についてさまざまなことを考える。
❺ 最近わたしはCDで好きな音楽を聞きつつ、小説の構想を練る。
接続 | Vます+つつ | W |
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1)一人の人が一つのことをしながら、同時にもう一つのことをするという意味の表現。「~つつ…する」では「~」の動作が副で「…」の動作が主である。
2)「ながら」と同じような使い方をするが、「ながら」より文語的な表現。
参照︰ながら〈同時進行〉
1)Someone does two things at the same time. Second action listed is main action.
2)Usage is same as for ながら, but more literary.
~たり~たり
and; or; now…now
❶ マラソンの最後の500メートルで二人の選手は抜きつ抜かれつの競争になった。
❷ 風に飛ばされた赤いぼうしは木の葉のように浮きつ沈みつ川を流れていった。
❸ 変な男の人がうちの前を行きつ戻りつしている。何をしているんだろう。
接続 | Vます+つ+Vます+つ |
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後に来る動詞の動作や作用がどんな様子で行われるかを言う。「つ~つ」は二つの対立する動詞(浮く・沈むなど)に接続する。慣用的に使う。
Explains how verbal action following is carried out. Appends to two contrasting verbs, such as浮く (float), and沈む (sink). Used idiomatically.
今ちょうど~している
(progression) be doing
❶ わたしはホテルの窓から山の向こうに沈みつつある夕日を眺めながら、1杯のコーヒーをゆっくりと楽しんだ。
❷ わたしの会社では、休み時間が長くなり、明るい社員食堂もできた。職場の環境は改善されつつある。
❸ この国はこの1年ほどの間に政治的に安定した。経済も次第に安定しつつある。
接続 | Vます+つつある | W |
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1)ものごとがある方向に向かって進行しているという意味。特に進行中であるということをはっきり言いたいときに使う。
2)会話の中ではほとんど使わない。
1)Some event progresses in a certain direction. Specifically denotes something is in process of progression.
2)Rarely used in conversation.
keep on; do on and on
❶ 山道を1日中歩き続けて、足が痛くなりました。
❷ わたしは小学校から高校まで12年間もこの学校に通い続けました。
❸ 一つのことをやると決めたら、やり続けることが大切です。
❹ うちの庭では、冬の間もいろいろな花が咲き続けます。
接続 | Vます+続ける |
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動作や習慣を続けたり、作用が続いたりするという意味を表す。「ずっとしている・ずっと続いている」ことを特に言いたいとき使う。
Movement, practice, or action continues. Specifically stresses length of time of action.
➡ つつ〈逆接〉
~ということだ
(hearsay) they say that
❶ A:来週の授業は休みだって。
B:ほんと。よかった。
❷ 兄:今日の天気はどう?
❸ 後藤さんは明日来られないって。
❹ A:これいくらで買ったの。
B:お姉さんにもらったんだけど、2,000円だったんだって。
接続 | 〔普通形〕+って | S |
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1)伝聞・引用の「と」が「って」に変形したもの。「と言っている・と書いてある」などの動詞の部分が省略されたと考えられる。日常生活で広く使われている。
2) ❶ は「休みだそうだ」の意味。 ❶ ~ ❸ は下降調。
1)The と of hearsay or quotation abbreviates to って. The と言っている (saying) or と書いてある (is written) that follows と has been omitted. Widely used in daily conversation.
2)Sentence ❶ means: 休みだそうだ.Sentences ❶ to ❸ are said with falling intonation.
~とは/~というのは
who; what; that
❶ A:PCって何ですか。
B:パソコンのことですよ。
❷ A:子どもを持つのって、大変ですか。
B:ええ。でも、うれしいことも多いですよ。
❸ 昔「大きいことっていいことだ」という言葉があった。
接続 | Vる(の)/イAい/ナA/N+って | S |
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ものごとの定義、意味について説明するときの言い方。くだけた話し言葉。書き言葉では ❶ は「PCとは」 ❷ は「~というのは」という意味になる。
参照︰とは〈定義〉
Defines something or explains its meaning. Informal. In written speech, sentence ❶ would be p.c.とは. Sentence ❷ would be というのは.
named
❶ 伊藤さん、チャヤさんって人から電話がありましたよ。
❷ 「ミラノ」っていうイタリア料理の店、知ってる?
❸ これは村上春樹って作家が書いた『海辺のカフカ』っていう小説です。
接続 | N+って | S |
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1)「~ってN」の形で話し言葉で、よく知らない人や物や場所などの名を言うときの言い方。
2)「~ってN」とも「~っていうN」とも言う。
3)書き言葉では「NというN」である。
参照︰という〈名前の紹介〉
1)In form って N is spoken expression.Tells names of little known people, things, or places.
2)Forms~って N and~っていう N are also used.
3)Written form is N という N.
➡ と〈直接話法〉
➡ って〈名前〉
➡ というものは
➡ というのは
➡ といえば
➡ というものは
~したままだ
leave on; leave out; leave as is
❶ 道具が出しっぱなしだよ。使ったら、かたづけなさい。
❷ あのメーカーは売りっぱなしではなく、アフターケアがしっかりしている。
❸ この仕事は立ちっぱなしのことが多いので、疲れる。
❹ 講演会では休憩もなしに2時間も話しっぱなしで、とても疲れた。
接続 | Vます+っぱなし | S |
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1)「~したままで、後の当然しなければならないことをしないでいる」という意味である。
2) ❸ ❹ は、「その状態がずっと続く」という意味になる。
3)マイナスの評価をもって使われることが多い。
1)After an action is taken, some sub-sequent action that should be taken is left undone.
2)In sentences ❸ and ❹ , means the situation continues.
3)Often used in negative evaluations.
その感じがする/よくそうする
-ish; somewhat
❶ きみ子はもう20歳なのに話すことが子どもっぽい。
❷ 花子は飽きっぽくて何をやってもすぐやめてしまう。
❸ 母は年のせいかこのごろ忘れっぽくなって、いつも物を探している。
❹ あの白っぽいセーターを着ている人が田中さんです。
❺ この部屋は日当たりが悪いので、いつもなんとなく湿っぽい。
接続 | Vます/N+っぽい |
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1)回数の多さではなく、ものの性質について言う。よくないことに使うことが多い。
2)ほかに「男っぽい・うそっぽい・色っぽい・黒っぽい・疲れっぽい」などの例がある。
1)Used not for frequency, but for quality of something. Often used for adverse things.
2)Other expressions: 男っぽい (masculine), うそっぽい (seems like a lie), 色っぽい (sexy), 黒っぽい (blackish), 疲れっぽい (easily fatigued), etc.
intends to
❶ 先生:今度のレポートで、君は何について書くつもりですか。
❷ 今年からテニスを始めるつもりだったけど、忙しくてできそうもない。
❸ 今のアパートは会社から遠いので、7月中に引っ越すつもりです。
❹ 弟は東京で仕事を探すつもりらしい。
❺ わたしは夏のキャンプには行かないつもりです。
❻ 春休みは忙しくなりそうなので、図書館でのアルバイトはしないつもりです。
❼マリさんは30歳まで結婚しないつもりだそうだ。
❽ぼくは父の会社に入るつもりはありません。
接続 | Vる・Vない+つもりだ |
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1)将来、何かをする、またはしない、という話す人の意志や予定や計画を表す。
2)意味は「ようと思う」とだいたい同じだが、計画はより具体的で、実現する可能性が高い。また実現までの時間が短いことにはあまり使わない。
◆ × では、今から朝のミーティングをするつもりです。
→○では、今から朝のミーティングをします。
3)3人称の意志については、「ようと思う」と同じで、「つもりだそうだ・つもりらしい・つもりのようだ」などの形で使う。
4)「つもりはありません」は「ないつもりです」より強い否定の気持ちを表す。
5)目上の人には「~つもりですか」という質問を直接しないほうがいい。
◆ △先生、この夏どこかへいらっしゃるつもりですか。
→○先生、この夏どこかへいらっしゃるご予定ですか。
参照︰ようとおもう
1)Speaker's intention or plan for what to do or not to do in future.
2)Meaning is similar to ようと思う (I think I'll), but plan is more specific and event more likely to occur. Not often used for events in immediate future.
◆ × では、今から朝のミーティングをするつもりです。
→○では、今から朝のミーティングをします。
3)For third person volition, usage is same as ようと思う. Used in patterns such as つもりだそうだ, つもりらしい, and つもりのようだ.
4)つもりはありません is stronger negation than ないつもりです.
5)Best not to address social superior with つもりですか.
その意図はあるが
supposed to be, but
❶ ダイエット中の娘:ああ、ケーキ食べたいな。
❷ A:それは何の絵?
❸ 自分では正しいつもりでしたが、答えは間違っていました。
❹ 父は元気なつもりでいるけれど、やはり年を取りましたね。
❺ あの子はきれいなドレスを着て、お姫さまのつもりだよ。
接続 | 〔普通形〕(ナAな/Nの)+つもりだ 例外 動詞は「Vた」の形だけを使う |
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そういう意図は持っているが、事実や実際の行動の結果は違うという意味を表す。
Someone has certain intention, but actuality or result of actual action differ.
➡ につれて