polite nominal and adjectival prefixes
❶ 先生、ご家族の皆さんはお元気ですか。
❷ 田中さん、お宅の皆さんはいつもお忙しそうですね。
❸ この部屋にあるものはどうぞご自由にお使いください。
接続 | お+イAい/ナA/N ご+ナA/N |
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1)相手を対象として行うことやもの(お手紙・お招き)、相手に関係のあるものなどに「お」や「ご」をつけて尊敬や丁寧な気持ちを表す。
2)和語には「お」がつくことが多く、漢語には「ご」がつくことが多い。
1)Prefixes お and ご append to things or actions (letters, invitations) concerning another person to indicate an honorific or polite attitude towards that person.
2)Prefix お most often appends to words of Japanese origin, while ご attaches to words deriving from China.
➡ お~する
➡ において
➡ をおいて
➡ におうじて
➡ におうじて
➡ おかげで
~の助けがあったので
thanks to
❶ 母は最近新しく発売された新薬のおかげで、ずいぶん元気になりました。
❷ あなたが手伝ってくれたおかげで、仕事が早くすみました。ありがとう。
❸ 夜の道路工事が終わったおかげか、昨夜はいつもよりよく寝られた。
❹ 今日、私が指揮者として成功できたのは斉藤先生の厳しいご指導のおかげです。
❺ A:就職が決まったそうですね。おめでとう。
B:おかげさまで。ありがとうございます。
接続 | 〔普通形〕(ナAな・ナAである/Nの・Nである)+おかげで |
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「~おかげで…」の形で「~の助けがあったので、…というよい結果になった」と感謝の気持ちで言うときに使う。 ❸ の「おかげか」は、それだけが原因かどうか確信は持てないが、という感じがある。 ❺ の「おかげさまで」はあいさつの言葉としてよく使われる。
Gratitude when a positive result occurs owing to someone's help. In sentence ❸ , it is difficult to discern whether the reason stated is the only possible cause of the positive result. おかげさまで in sentence ❺ is a common greeting.
please…
❶ (駅で)危ないですから、黄色い線の内側にお下がりください。
❷ (空港のカウンターで)パスポートと航空券をお見せください。
❸ (病院などで)予約のある方は、10分前においでください。
❹ (デパートで)7階レストランへは、エレベーターをご利用ください。
接続 | お+Vます/ご+する動詞のN+ください |
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1)公の場所でよく使われる勧めや指示の簡潔な言い方。自分のための依頼には使わない。
◆ × 先生、わたしの作文をお直しください。
→○先生、わたしの作文を直してくださいませんか。
2) ❸ の「おいでください」は特別な形で、「来てください」の意味。
3)「する・来る」や1字の動詞Ⅱ「見る・着る・寝る・出る」などはこの形で使えない。
◆ × この写真をお見ください。
→○この写真をご覧ください。
1)Concise phrase of suggestion or directions often used in public places. Not used for speaker’s own requests.
➡ において
the speaker humbly (does verb)
❶ 学生:先生、おかばんをお持ちします。
❷ 学生:先生、プーケットにいらっしゃってください。わたしがご案内いたします。
❸ わたしは結婚式の写真を先生にお見せしました。
❹ 店員:では、修理ができましたら、お知らせいたします。
接続 | お +Vます+する |
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1)相手に対する尊敬の気持ちを表すために話す人が自分の行為をへりくだって話す(謙譲を表す)場合に使う形。
2)相手のためにする行為に使う。尊敬する相手のない動作には使わない。
◆ × わたしは夜一人でCDをおかけして、お聞きします。
→○わたしは夜一人でCDをかけて、聞きます。
3) ❷ のように「案内」などの漢語の場合は「ご~します・ご~いたします」となる。
1)To elevate the other party, speaker uses humble language for his own actions.
2)Describes actions done for other party. Not used for actions without recipient that can be elevated.
~という心配がある
there is fear that
❶ この地震による津波のおそれはありません。
❷ この薬は副作用のおそれがあるので、医者の指示に従って飲んでください。
❸ 小中学校の週休二日制は子どもたちの塾通いを増加させるおそれがあると言われている。
❹ 歯および歯周辺の不具合は、体全体の健康に影響を与えるおそれがあります。
接続 | Vの現在形/Nの+おそれがある |
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1)「~という悪いことが起こる可能性がある」と言いたいときに使う。
2)ニュースや通知などでよく使われる硬い表現。
1)Something bad is likely to happen.
2)Formal expression often used in news and reports.
the honorable listener does (verb)
❶ (改札口で)特急券をお持ちですか。
❷ 会長、先ほどから、田中様がお待ちです。
❸ 社長、何をお探しですか。
接続 | おVます+だ |
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「Vています」の尊敬の形である。「Vていらっしゃいます」の簡潔な言い方。 ❶ 「お持ちです」は「持っていらっしゃいます」の意味。
Honorific form of Vています. Concise form of Vていらっしゃいます. The お持ちです in sentence ❶ means 持っていらっしゃいます.
someone does (verb) honorifically
❶ 会長は10月8日にバンコクからお帰りになります。
❷ 社員:社長、奥さまにお電話をおかけになりましたか。
❸ 学生:この新聞はもうお読みになりましたか。
接続 | お+Vます+になる |
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1)相手や第三者に尊敬の気持ちを表すときに使う形。
2)尊敬できない行為を表す動詞(ぬすむ・なぐる、など)やくだけた言葉(がんばる・しゃべる、など)はこの形で使わない。
1)Shows respect toward others and third parties.
2)Cannot be used for actions for which honorifics are inappropriate, such as ぬすむ or なぐる, and for informal words such as がんばる or しゃべる, etc.
~機会に
whenever there is an occasion
❶ このことは今度お目にかかった折に詳しくお話しいたします。
❷ 先月北海道に行った折、偶然昔の友達に会った。
❸ 何かの折にわたしのことを思い出したら手紙をくださいね。
❹ (手紙)寒さ厳しい折から、くれぐれもお体を大切にしてください。
接続 | Vる・Vた/Nの+折(に) |
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「あるいい機会に」という意味であるから、後の文にはマイナスの事柄は来にくい。 ❹ のように手紙文の定型文句としての例もある。
Favorable occasion; negative phrasing usually does not follow. Also used as set phrase in letters, such as in sentence ❹ .
➡ はおろか
finished
❶ みんなご飯を食べ終わりました。テーブルの上をかたづけましょう。
❷ 作文を書き終わった人は、この箱に入れてください。
❸ このへやのまどガラスはぜんぶふき終わりました。次はとなりのへやです。
❹ 子どもたちがみんなバスに乗り終わったら、出発しましょう。
接続 | Vます+終わる |
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1)始まりと終わりがある継続する動作・作用が終わるという意味を表す。
2)普通は瞬間動詞にはつかないが、 ❹ のように、おおぜいの人の動作や多くのものの作用の場合は、瞬間動詞にもつく。
1)Completion of continuous action or operation that has beginning and end.
2)Does not usually append to verbs of momentariness, but in cases of actions or operations of many things, such as in sentence ❹ , links to such verbs.