but
❶ 10月になりましたが、毎日暑い日が続いています。
❷ この部屋は新しくてきれいですが、狭いです。
❸ 読み方を辞書で調べたが、わからなかった。
接続 | 〔丁寧形〕・〔普通形〕+が |
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逆の意味や対立する意味の文をつなぐ。
Links phrases of opposite meaning or contrasts.
excuse me; I'm sorry, but
❶ 先生、この言葉の意味がわからないんですが、教えてくださいませんか。
❷ (電話で)もしもし、田中ですが、鈴木さん、いらっしゃいますか。
❸ ちょっとお聞きしたいんですが……。駅へはどう行くんでしょうか。
❹ A:一人でお酒を飲むのはつまらないですよね。
B:さあ、わたしはそうは思いませんが……。
接続 | 〔丁寧形〕・〔普通形〕+が |
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1)二つの文をつなぐだけの「が」の使い方である。 ❶ ~ ❸ のように「話の前置き」としてよく使われる。
2) ❹ の使い方は言い方を和らげて余韻を残す言い方である。
1)Here が simply connects two clauses. Often used to preface discourse, as in sentences ❶ , ❷ , and ❸ .
2)In sentence ❹ , gives subdued, softened impression.
➡ かいがあって
効果があって
effort of…paid off
❶ 毎日水をやったかいがあって、10月になって庭の花がきれいに咲いた。
❷ しっかり準備をし、心を込めて説明したかいがあって、わたしたちの案が取り上げられた。
❸ 厳しいトレーニングのかいがあって、チーム誕生以来、初めての入賞を果たした。
❹ きらいな注射をされたが、そのかいもなく、しばらく熱が下がらなかった。
❺ 時間とお金を使って遠くまで来たかいもなく、名物の桜はほとんど散ってしまっていた。
❻ この子は教えたことはすぐ覚えるので、教えがいがある。
❼年を取っても生きがいのある人生を求めるこの著者の姿勢に心を打たれた。
接続 | Vる・Vた/する動詞のNの+かいがあって Vます+がい |
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1)「ある目的をもって行った意志的な行為のよい効果や成果があって」という意味。
2) ❹ ❺ のように、望ましい成果がなかった場合は、「かいもなく」という形で使う。
3) ❻ ❼では、「がい」の前の意志動詞の行為をする中で得られる望ましい成果を言い、全体を名詞として使う。この使い方では常に「がい」と読む。
1)Positive result arising from willful action with certain objective.
2)If undesirable result occurs, as in sentences ❹ and ❺ , takes negative form, かいもなく.
3)In sentences ❻ and ❼ がい is part of a noun phrase since entire clause refers to positive outcome of volitional verb. In this usage, always read がい.
best
❶ A:リーさんはくだものの中で、何がいちばん好きですか。
❷ この課の中でだれがいちばん早く会社に来ますか。
❸ ケーキがいろいろありますが、この中でどれがいちばんおいしいでしょうか。
❹ 電話とファクスとメールと、どれをいちばんよく使いますか。
❺ A:1年中でいちばんいそがしいのはいつですか。
❻ 世界でいちばん有名な人はだれでしょうか。
接続 | Nが+いちばん |
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1)ある範囲の中で最高のものを言うときの表現。 ❸ ❹ のように比較するものが三つ四つの具体的なものの場合は、「どれ、どの」を使って質問する。
2)いろいろある中でいちばんのものを言うときは、 ❶ のように「~の中で」を使う。一つ一つ分けられない全体の中でいちばんのものを言うときは、 ❻ のように「~で」の形になる。
1)Something is considered best within certain context. When three or four concrete items are compared, as in sentences ❸ and ❹ , interrogative どれ, どの is used in question.
2)When expressing something best among variety of items, ~の中で is used, as in sentence ❶ . When expressing something best among indivisible items, でis used, as in sentence ❻ .
➡ かいがあって
➡ にかかわらず
➡ にかかわりなく
➡ にかかわる
➡ にかぎって
➡ にかぎらず
~の状態が続く間は
(range of conditions) so long as
❶
❷
❸
❹
接続 | 〔普通形〕(現在形だけ)(ナAな・ナAである/Nである)+かぎり(は) |
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「~かぎり…」の形で、「~」の状態が続いている間は「…」の状態が続く、と言いたいときに使う。「かぎり」の前後には時間的に幅のある表現が来る。
Expressions of temporal breadth are used before and after かぎり when indicating that the state continuing before かぎり also continues after it.
~の限界ぎりぎりまで
as much as possible
❶ 何かわたしがお手伝いできることがあったら言ってください。できるかぎりのことはいたしますから。
❷ 昔この辺りは見渡すかぎり田んぼだった。
❸ さあ、いよいよあしたは入学試験だ。力のかぎりがんばってみよう。
❹ わたしたちのチームが負けそうになったので、みんなあらんかぎりの声を出して応援した。
接続 | Vる/Nの+かぎり |
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「限界まで~する」と言いたいときの表現。慣用表現として ❹ のような例もある。
Do something to the limit. Sometimes used as idiom, as in sentence ❹ .
➡ ないかぎり
➡ にかぎり
最高に~だと感じる
absolutely; extremely
❶ 明日彼が3年ぶりにアフリカから帰ってくる。うれしいかぎりだ。
❷ このごろの若い人ははっきりと自己主張する。うらやましいかぎりである。
❸ 大事な仕事なのに彼が手伝ってくれないなんて、心細いかぎりだ。
接続 | イAい/ナAな+かぎりだ |
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1)「現在、自分が非常にそう感じている」という心の状態を表す。
2)話者の気持ちを表す言葉であるから、3人称の文にはほとんど使わない。
1)Speaker now feels something very strongly.
2)Being an expression of speaker's feelings, is rarely used in the third person.
~の範囲のことに限れば
as far as can be deduced from…
❶ この売り上げ状況のグラフを見るかぎりでは、わが社の製品の売れ行きは順調だ。
❷ ちょっと話したかぎりでは、彼はいつもとまったく変わらないように思えた。
❸ 今回の調査のかぎりでは、この問題に関する外国の資料はあまりないようだ。
接続 | Vる・Vた/Nの+かぎりでは |
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ある判断をするための情報の範囲を限定する。情報を得る行為(見る・聞く・調べる、など)の言葉に接続する。
Delimits range of information needed to make certain judgment. Connects to words that indicate actions attaining information, such as 見る, 聞く, or 調べる.
➡ をかぎりに
➡ にかぎる
➡ かける
➡ にかけては
途中まで~して、~し終わらない
partially; in the process of
❶ 風邪は治りかけたが、またひどくなってしまった。
❷ 母は夕食を作りかけて、長電話をしている。
❸ 一郎の宿題はまたやりかけだ。
❹ こんなところに食べかけのりんごを置いて、あの子はどこへ行ったのだろう。
接続 | Vます+かける |
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1)ある動作、出来事が始まったが、まだ途中の段階であるというときの表現。
2)「かけの」のように名詞として扱うこともある。
1)Some action or event has begun and is unfinished.
2)Sometimes handled as noun, as in かけの.
➡ たらさいご
feel; hear; smell; taste
❶ どこかでねこの鳴き声がします。
❷ いいにおいがしますね。きょうのご飯は何ですか。
❸ となりの部屋で変な音がします。どうしたのでしょう。
❹ このお菓子、紅茶の味がしますね。
❺ 星を見ていると、なんだか夢のような感じがします。
接続 | Nが+する |
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音・声・味・におい・香り・感じなどの感覚を表したいときの言い方。
Senses of sound, voice, taste, smell, or feeling.
~するのは難しい
difficult to
❶ あの元気なひろしが病気になるなんて信じがたいことです。
❷ 弱い者をいじめるとは許しがたい行為だ。
❸ 幼い子どもと離れて暮らすことは彼には耐えがたかったのだろう。
接続 | Vます+がたい |
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1)「そうすることは難しい、不可能だ」という意味。
2)「信じる・許す・理解する・想像する・受け入れる」などの動詞とともによく使われる。やや古い言い方。慣用的に使われる例が多い。
3)「能力的にできない」という意味では使わない。
◆ × わたしにはコンピューターは難しくて、使いがたいです。/
× けががまだ治っていないので、長い時間は歩きがたい。
1)Slightly old-fashioned expression meaning that doing something would be difficult or impossible.
2)Often used with verbs 信じる (believe), 許す (forgive), 理解する (understand), 想像する (imagine),and 受け入れる (accept). Often used as idiom.
3)Not used to mean something can't be done because of lack of ability.
~も同時にするつもりで
by way of; while happening to…; also
❶ 最近ごぶさたをしているので、卒業のあいさつかたがた保証人のうちを訪ねた。
❷ ごぶさたのおわびかたがた、近況報告に先生をお訪ねした。
❸ 彼がけがをしたということを聞いたので、お見舞いかたがた、彼のうちを訪ねた。
接続 | N・する動詞のN+かたがた |
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1)「~かたがた、…」の形で、「一つの行為に、二つの目的を持たせて行う」という表現。改まった場面やビジネス上の人間関係の場面でよく使われる。
2)「…」には、「訪問する・上京する」など移動に関係のある動詞がよく使われる。
3)「お祝いかたがた・お礼かたがた・ご報告かたがた」などが慣用的によく使われる。
1)One action serves to achieve two goals. Often used on formal occasions or in interpersonal relations in business settings.
2)Verbs of motion, such as 訪問する, 上京する often follow.
3)Often used in idioms such as お祝いかたがた, お礼かたがた, ご報告かたがた, etc.
➡ にかたくない
特別の~だから
on account of
❶ 母は今年93歳になった。今は元気だが、歳が歳だけに、病気をすると心配だ。
❷ ほしい時計があるのだが24万円だそうだ。値段が値段だけに買おうかどうしようかと迷っている。
❸ 彼女は死にたいと言っている。事が事だけに、黙って聞いていることはできない。
接続 | NがN+だけに |
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「NがNだけに、…」の形で、同じ名詞を繰り返して、Nが特別だから「…」で述べることに十分の理由がある、と言いたいときの表現。
By repeating the noun, expresses notion that because the noun is special, there is ample reason for whatever follows the だけに.
~一方で、別に
as a sideline; besides
❶ 市川氏は役所で働くかたわら、ボランティアとして外国人に日本語を教えている。
❷ 田中さんは銀行に勤めるかたわら、作曲家としても活躍している。
❸ あの人は大学院での研究のかたわら、小説を書いているそうです。
接続 | Vる/Nの+かたわら |
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1)「~かたわら、…」の形で、「~をする一方で、並行して…もしている」という表現。
2)「かたわら」は「ながら」に比べ、長期間続いていることに使う。職業や立場などを両立させている場合によく使われる。
3)「~」がその人が本来していることである。
1)Continue to do one thing while doing another in tandem.
2)Compared to -ながら, used for action continued over a long interval. Often used when balancing work and separate role.
3) Phrase preceding -かたわら indicates person's main activity.
よく~になる/~の状態になることが多い
liable to; prone to
❶ 森さんは小学校4年生のとき体を悪くして、学校もとかく休みがちだった。
❷ 田中さんは留守がちだから、電話してもいないことが多い。
❸ 今週は曇りがちの天気が続いたが、今日は久しぶりによく晴れた。
❹ 環境破壊の問題は自分の身に迫ってこないと、無関心になりがちである。
接続 | Vます/N+がち |
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1)「~がち」の形で「~の状態になりやすい傾向がある・~の割合、~の回数が多い」と言いたいときの言い方。主によくない傾向に使う。
2)「とかく~がち」の形でよく使う。ほかに、忘れがち・怠けがち・遠慮がち・病気がち・遅れがち、などの例がある。
1)Tendency toward some state, high proportion, or frequency. Usually used for adverse tendencies.
2)Often used in pattern とかく~がち. Other examples include 忘れがち (forgetful),怠けがち (slothful), 病気がち (sickly), and 遅れがち (tend to be late).
~を兼ねて
take the opportunity to; on the same occasion
❶ 月1回のフリーマーケットをのぞきがてら、公園を散歩してきた。
❷ 散歩がてら、ちょっと郵便局まで行ってきます。
❸ 買い物がてら新宿へ行って、展覧会ものぞいて来よう。
❹ 駅まで30分ほどかかるが、天気のいい日は運動がてら歩くことにしている。
接続 | Vます/する動詞のN+がてら |
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1)「~がてら、…」の形で、「一つの行為をするときに二つの目的を持たせてする」という意味。また「一つのことをすると、結果として二つのことができる」などの意味にも使う。
2)「…」には、「歩く・行く」など移動に関係のある動詞がよく使われる。
1)Accomplishing two objectives via one action. Can also mean to produce two results by doing a single action.
2)Verbs of movement, such as 歩く or 行く, often follow.
~すると、すぐに
no sooner than
❶ 空でなにかピカッと光ったかと思うと、ドーンと大きな音がして地面が揺れた。
❷ あの子はやっと勉強を始めたと思ったら、もういねむりをしている。
❸ うちの子どもは学校から帰ってきたかと思うと、いつもすぐ遊びに行ってしまう。
接続 | Vた+(か)と思うと |
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1)「~(か)と思うと…」の形で、「~」が起こったすぐ直後に「…」が起こる、と言いたいときに使う。
2)「(か)と思うと」は現実のできごとを描写するのであるから、意志的な行為を表す文や「よう・つもり」などの意志の文・命令文・否定文などが後に来ることはない。また、自分のことには使えない。
◆ × 学校から帰ってきたかと思うと、すぐ勉強しよう。
3) ❷ の「と思ったら」も意味・用法は同じ。
4)同様の意味・用法を持つ表現には次のものがある。
参照︰か~ないかのうちに・がはやいか・たとたん(に)・なり・やいなや
1)One event directly follows another.
2)Phrase ~(か)と思うと describes actual event. Clauses expressing volitional action or words of volition, such as よう or つもり, commands, or negatives cannot follow. Cannot be used for the speaker.
◆ × 学校から帰ってきたかと思うと、すぐ勉強しよう。
3)In sentence ❷ , と思ったら has the same meaning and usage.
4) Patterns with similar meanings or usage are:
参照︰か~ないかのうちに・がはやいか・たとたん(に)・なり・やいなや
まるで~かのように
so…that
❶ 雪解けの水は指が切れるかと思うほど冷たい。
❷ 山の上で見る星は今にも降ってくるかと思うほど近くに感じられる。
❸ 雷が落ちたかと思うほど大きい音がした。
❹ うれしくてうれしくて、夢かと思うほどでした。
接続 | 〔普通形〕(ナA/N)+かと思うほど |
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「実際にそうなったのではないが、そのような極端な状態かと感じられるほど程度が大きい」と比喩で言うときの表現。
Metaphor meaning that something looms large as an extreme situation though in actuality it is not.
➡ (か)とおもうと
~すると、同時に
just barely…when
❶ 子どもは「おやすみなさい」と言ったか言わないかのうちに、もう眠ってしまった。
❷ 彼はいつも終了のベルが鳴ったか鳴らないかのうちに、教室を飛び出していく。
❸ このごろ、うちの会社では一つの問題が解決するかしないかのうちに、次々と新しい問題が起こってくる。
接続 | Vるか・Vたか+Vないか+のうちに |
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1)「~か~ないかのうちに…」の形で、「~」が起こったすぐ直後に「…」が起こる、と言いたいときに使う。
2)「か~ないかのうちに」は現実のできごとを描写するのであるから、意志的な行為を表す文や「よう・つもり」などの意志の文、命令文、否定文などが後に来ることはない。
◆ × 空港に着くか着かないかのうちに会社に電話をかけるつもりです。
3)同様の意味・用法を持つ表現には次のものがある。
参照︰(か)とおもうと・がはやいか・たとたん(に)・なり・やいなや
1)One event happens shortly after another.
2)Phrase ~か~ないかのうちに describes actual event. Phrases expressing volitional action or words of volition, such as よう or つもり, commands, or negatives cannot follow.
◆ × 空港に着くか着かないかのうちに会社に電話をかけるつもりです。
3)Patterns with similar meanings or usage are:
参照︰(か)とおもうと・がはやいか・たとたん(に)・なり・やいなや
~かもしれない
could
❶ そんな乱暴な運転をしたら事故を起こしかねないよ。
❷ 食事と睡眠だけはきちんと取らないと、体を壊すことになりかねません。
❸ 最近のマスコミの過剰な報道は、無関係な人を傷つけることにもなりかねない。
接続 | Vます+かねない |
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話者が結果や成り行きを危惧して、「~という悪い結果になる可能性がある」と言いたいときに使う。
Speaker apprehends result or course of events as having potential of being adverse.
~できない
cannot deal with
❶ 親の希望を考えると、結婚のことを両親に言い出しかねています。
❷ わたしの経済的に困った状況を見かねたらしく山田さんが助けてくれた。
❸ 彼は留学生活の寂しさに耐えかねて、1年もたたないうちに帰国してしまった。
❹ 客:ホンコン行きの飛行機は何時に出ますか。
❺ ただ今のご説明では、私どもとしては納得しかねます。
接続 | Vます+かねる |
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1)「気持ちの上で抵抗があってそうすることはできない、難しい」という意味を表す。
2) ❹ は、サービス業などで客の希望に応じられないことを婉曲に言う例である。 ❺ は、ビジネスなどの改まった場面で使われる例である。
1)Something is difficult or impossible to do because of emotional resistance.
2)Sentence ❹ is used in service industry as soft way to say the company cannot meet customer's demands. Sentence ❺ is used in formal business situations.
➡ かのように
~ように
(seems) as if
❶ 山田さんの部屋は何か月もそうじしていないかのように汚い。
❷ リンさんはその写真をまるで宝ものか何かのように大切にしている。
❸ 4月になって雪が降るなんて、まるで冬が戻ってきたかのようです。
❹ 田中さんにその話をすると、彼は知らなかったかのような顔をしたが、本当は知っているはずだ。
接続 | 〔普通形〕(ナAである/N・Nである)+かのように |
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1)実際にはそうではないが、「まるで~ように」と何かにたとえて、言うときの表現。
2) ❷ の「~か何か」は「~か、またはそれに類するようなもの」という意味で慣用的に使われる。
1)Expression used as a simile; means something is just like something else even though in actuality the two are different.
2)In sentence ❷ , か何か is idiomatic expression meaning whatever precedes pattern or something belonging to similar category.
~すると、同時に
no sooner than
❶ 小田先生はチャイムが鳴るが早いか、教室に入ってきます。
❷ ひろ子は自転車に乗るが早いか、どんどん行ってしまった。
❸ その警察官は遠くに犯人らしい姿を見つけるが早いか追いかけて行った。
接続 | Vる+が早いか |
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1)「~が早いか…」の形で、「~」が起こると直後に「…」の動作をする、と言いたいときに使う。
2)「がはやいか」は現実のできごとを描写するのであるから、意志的な行為を表す文や「よう・つもり」などの意志の文、命令文、否定文などが後に来ることはない。
◆ × チャイムが鳴るが早いか授業をやめてください。
3)同様の意味・用法を持つ表現には次のものがある。
参照︰(か)とおもうと・か~ないかのうちに・たとたん(に)・なり・やいなや
1)Some action occurs shortly after another.
2)Phrase ~が早いか describes actual event. Clauses expressing volitional action or words of volition, such as よう or つもり, commands, or negatives cannot follow.
◆ × チャイムが鳴るが早いか授業をやめてください。
3)Patterns with similar meanings or usage are:
参照︰(か)とおもうと・か~ないかのうちに・たとたん(に)・なり・やいなや
(I) want
❶ わたしは新しいノートパソコンがほしいです。
❷ 若いときは洋服やくつがたくさんほしかったですが、今はあまりほしくないです。
❸ A:今、いちばんほしいものは何ですか。
B:そうですね。寝る時間がほしいです。
❹ タンさんは日本人の友だちがほしいと言っています。
❺ A:きれいなかばんですね。
接続 | Nが+ほしい |
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1)1人称(わたし)の欲求や希望を表す。相手の欲求や希望を聞く場合にも使うが、目上の人に直接使わないほうがいい。
◆ (レストランで)△先生、何がほしいですか。
→○先生、何を召し上がりますか。
2)イ形容詞と同じように活用する。
3)3人称が主語の文の文末にはそのまま使えない。 ❹ のように「と言っている」や「がっている」をつける必要がある。
◆ × タンさんは日本人の友だちがほしいです。
1)Desires and wishes in the first person. Used to ask desires and wishes of others, but is best to avoid using directly toward social superiors.
◆ (レストランで)△先生、何がほしいですか。
→○先生、何を召し上がりますか。
2)Conjugates like イadjectives.
3)Cannot be used at the end of sentences in which a third person is the subject. Must be constructed as in sentence ❹ , with と言っている or がっている.
➡ もかまわず
perhaps; it may be that
❶ 雪の日は、この道は危ないですよ。すべるかもしれませんよ。
❷ 今日は母が病気なので、先に失礼するかもしれません。
❸ ヤン:わたしの答えは正しいですか。
❹ (スポーツ番組で)あ、森田選手、速い、速い、金メダルが取れるかもしれません。
❺ 外国で病気になるかもしれないから、旅行の保険に入った方がいいですよ。
接続 | 〔普通形〕(ナA/N)+かもしれない |
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その可能性があるという意味に使う。その可能性は、 ❸ のように半々の場合も、 ❹ のようにかなり高い場合も、 ❺ のように万が一という場合もある。可能性を期待したり、恐れたりするときなどにも使われる。
Possibility, whether fifty-fifty, as in sentence ❸ ; very high, as in sentence ❹ ; or quite low, as in sentence ❺ . Used when either looking forward to or dreading an event.
so; since
❶ スープが熱いから、気をつけて持っていきなさい。
❷ 納豆はきらいですから、食べたくないんです。
❸ ちょっと空気が悪いから、窓を開けてもいいですか。
❹ 一郎:どうして冬が好きなの。
❺ この箱、捨てないでね。後で使うから。
接続 | 〔普通形〕・〔丁寧形〕+から |
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1)原因、理由を言いたいときに使う。文末には、話す人の意志を表す文(「たい」など)や、働きかけの文(なさい・てください、など)が来ることが多い。
2)依頼や断りを言うときには強く聞こえるので「から」は使わない方がいい。
◆ △辞書を忘れたから、ちょっと見せてくださいませんか。
→○辞書を忘れたんですが、ちょっと見せてくださいませんか。
1)Cause or reason. Often clauses expressing speaker's volition (たい, etc.) or exhortation(なさい, てください, etc.) come at end of sentence.
2)Best not to use から in requests or refusals because sounds too strong.
~が原因で
from; on account of
❶ たばこの消し忘れから火事になった。
❷ 一瞬の不注意から事故が起こる。運転中に携帯電話を使ってはいけない。
❸ 友人の無責任な言葉から、彼女は会社にいられなくなり、辞めてしまった。
接続 | N+から |
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「~から、…」の形で、「~が原因で、…の結果となった」と言うときに用いる。
Shows something is a cause of a result.
~か、それ以上もある~
extends from
❶ ホテルのエレベーターが故障していたので、20キロからある荷物を背負って7階まで階段を上った。
❷ 田中さんは80歳になるのに5キロからある道を毎日歩いて通ってくる。
❸ 作業員は100枚からの窓ガラスを手際よく次々と磨いていく。
❹ 3億円からするマンションがたくさん売れているそうだ。
❺ この画家の作品は小さいものでも10万円からする。
接続 | 数量+からある 値段+からする |
---|
1)数量を表す言葉につけて、多いことを強調する言い方。
2) ❸ の「からの」もほとんど同じような意味に使う。
3)値段の場合は ❹ ❺ のように「からする」を使う。
1)Emphasizes large amounts. Added to words expressing quantity.
2)Used nearly the same way as からの, as in sentence ❸ .
3)Becomes からする when used with prices, as in sentences ❹ and ❺ .
~の方面から判断すると
judging from…
❶ 仕事への意欲からいうと、田中さんより山下さんの方が上だが、能力からいうと、やはり田中さんの方が優れている。
❷ 小林選手は、年齢からいえばもうとっくに引退してもいいはずだが、意欲、体力ともにまだまだ十分だ。
❸ リンさんの性格からいって、黙って会を欠席するはずがない。何か事故でもあったのではないだろうか。
❹ 教師のわたしの立場からいっても、試験はあまり多くない方がいいのです。
接続 | N+からいうと |
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1)それに視点を置いて判断するとどうであるか、その人の視点で評価するとどうであるかを言いたいときに使う。
2) ❷ の「からいえば」、 ❸ ❹ の「からいって」の形もある。
3)「からすると」と意味・用法が同じ。
参照︰からすると
1)Used when looking how something would be appraised from certain viewpoint or judged from an individual's standpoint.
2)Also in form からいえば, as in sentence ❷ , and からいって, as in sentences ❸ and ❹ .
3)Same meaning and usage as からすると.
➡ からいうと
➡ からいうと
➡ からいうと
~から
it is precisely because; that
❶ あなただからこそお話しするのです。ほかの人には言いません。
❷ 彼は数学や英語の成績がよかったからこそ、合格できたのでしょう。
❸ 先生に手術をしていただいたからこそ、再び歩けるようになったのです。
❹ あの子のことをかわいいと思っているからこそ、厳しくしつけるのです。
❺ 雨だからこそ、うちにいたくない。雨の日にうちにいるのは寂しすぎる。
接続 | 〔普通形〕+からこそ |
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1)二つの使い方がある。 ❶ ~ ❸ のように「~からこそ、…」の形で、「~」がただ一つの理由であり、それを強調したいときに使う。「~からこそ…のだ」の形で使うことが多い。マイナスの意味での強めにはあまり使われない。
2)もう一方は ❹ ❺ のように、常識に反する理由だがその理由を特に言いたいときの使い方。
1)Two uses. One emphasizes reasons solely responsible for something, as in sentences ❶ to ❸ . Often found in pattern ~からこそ…のだ. Not used much to stress negative aspects.
2)Second usage as in sentences ❹ and ❺ , when someone wants to stress reason that goes against common sense.
第一の例をあげれば
even
❶ この職場には時間を守らない人が多い。所長からしてよく遅刻する。
❷ この地方の習慣はわたしのふるさとの習慣とはずいぶん違っている。第一、毎日の食べ物からして違う。
❸ この店の雰囲気は好きになれない。まず、流れている音楽からしてわたしの好みではない。
接続 | N+からして |
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最も基本的なことや、普通はあまり問題にならないことを取り上げ、「~さえそうなのだからほかのことも…」と言いたいときに使う。マイナスに評価することが多い。
Takes up issues that are most fundamental or not normally problematic (even … is such, so of course everything else is…). Often used in negative appraisals.
➡ からすると
➡ からすると
➡ からある
~の立場で考えると
from the standpoint of
❶ 米を作る農家からすると、涼しい夏はあまりありがたくないことだ。
❷ 安全を守るという点からすれば、子どもたちの行動をある程度制限するのはしかたがないことだろう。
❸ 年金生活者の立場からして、増税はとても認められない政策だ。
❹ びんや缶などの資源回収は資源の保護から見て望ましいことだが、生産者の側からしても有益なことだと思う。
接続 | N+からすると |
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1)判断・評価をする立場・着眼点を表す。その立場に立って考えるとどうであるかを言うときの表現。「からいうと」と意味・用法が同じ。
2) ❷ の「からすれば」、 ❸ ❹ の「からして」の形もある。
参照︰からいうと
1)Judgments, positions from which to make appraisals, or focus of something. Shows how to approach issue from particular standpoint. Same meaning and usage as からいうと.
2)Also takes forms からすれば, as in sentence ❷ , and からして, as in sentences ❸ and ❹ .
➡ からすると
➡ からといって
➡ てからでないと
~ということから当然考えられることとは違って
just because…doesn't necessarily mean
❶ 大学を出たからといって、必ずしも教養があるわけではない。
❷ アメリカに住んでいたからといって、英語がうまいとは限らない。
❸ 暑いからといって、クーラーの効いた部屋の中にばかりいると体によくないよ。
❹ おいしいからって、アイスクリームばかり食べちゃだめだよ。
❺ A:あの人はお金持ちだから、きっと寄付してくれるよ。
接続 | 〔普通形〕+からといって |
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「~からといって」の形で、「~ということから当然考えられることとは違って」という意味を表す。文末にはほとんど否定の表現が来る。「とは限らない・わけではない・というわけではない」などの部分否定が来ることが多い。話す人の判断や、批判を言うときによく使う。くだけた会話では「からって」を使う。
Different from what is considered norm. Negative forms are usually found at the end of sentence. Often, negative endings such as とは限らない, わけではない, or というわけではない follow Often expresses speaker's judgment or criticism. Becomes からって in informal speech.
~から~までの間
from…till
❶ このスタイルは1970年代から1980年代にかけて流行したものだ。
❷ 朝、7時半から8時にかけて、電車がとても込む。
❸ (天気予報)明日は東北から関東にかけて、小雨が降りやすい天気になるでしょう。
❹ (交通情報)首都高速道路は銀座から羽田にかけて、ところどころ渋滞となっております。
接続 | N+から+Nに+かけて |
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1)始まりと終わりがそれほどはっきりしていない範囲を表し、その範囲内で連続的に、または断続的にあることが続いていると言いたいときに使う。「~から~まで」と似ているが「~から~まで」は始まりと終わりがはっきりしていて、その間ずっと同じ状態が続いていることを表す。
2)後の文は1回だけのことではなく、連続的なこと。
◆ × A駅からB駅にかけて、わたしのアパートがあります。
→○A駅からB駅にかけてアパートがたくさん並んでいる。/
× 夜中から明け方にかけて、チンさんが訪ねてきました。
→○夜中から明け方にかけて雨が降りました。
1)Range with a vague beginning and end. Successive state of either continuity or intermittency within a range. Similar to~から~まで, although latter has definite beginning and ending and expresses continuation of certain condition throughout temporal or physical range.
2)Clauses following also indicate continuation rather than one-time discrete events.
のなら/のだから
now that…then naturally
❶ ひきうけたからには、最後まできちんとやる責任がある。
❷ やるからには、最後までやれ。
❸ 日本に来たからには、日本のことを徹底的に知りたい。
❹ 自分からやると言ったからには、人に認められるような仕事をしたい。
接続 | 〔普通形〕(ナAである/Nである)+からには |
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1)「~からには、…」の形で、「~のだから、当然…」と言いたいときの表現。「…」では、最後までやり遂げるという意味のことを言うことが多い。
2)「…」には「べきだ・つもりだ・はずだ・にちがいない・てはいけない」など、話者の意志を表す言い方、相手への働きかけの言い方がよく使われる。
1)"Since…then naturally." Phrase following often means to carry something through to end.
2)Phrases of volition or of appeal, such as べきだ, つもりだ, はずだ, にちがいない, orてはいけない often follow.
➡ からある
(he, she, it is) eager to; tends to
❶ 赤ちゃんがミルクをほしがって、泣いています。
❷ 弟はオーストラリアの大学に行きたがっています。
❸ 最近子どもが幼稚園に行きたがらないので、心配しています。
❹ 父が帰ってくると、犬はうれしがって部屋の中を走り回ります。
❺ このごろ、たばこの煙を嫌がる人が多くなりました。
❻ 子どもはほかの子どもの持っているものをほしがります。
接続 | イAい/ナA+がる |
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1)「ほしい・Vたい、痛い・うれしい・残念だ」などについて、3人称の要望・希望、身体的感覚、感情を表す。
2)動詞Ⅰと同じように活用する。
3)「ほしい」につく場合、助詞「が」は「を」に変わる。
わたしはNがほしい。
→弟はNをほしがっている。
4)普通は「がっている」の形で使うが、 ❻ のように一般的な傾向を言う場合は「がる」の形で使う。
5)主語が目上の人の場合は使わない方がいい。
◆ △先生は車をほしがっています。
→○先生は車がほしいとおっしゃっています。
1)Third person's desires, wishes, physical sensations, or emotions.Uses phrases such as ほしい (want), V-たい (want to), 痛い (hurt), うれしい (happy), or 残念だ (too bad).
2)Conjugates like -u verbs.
3)When attached to ほしい, particle が becomes を. Examples: わたしはNがほしい。→弟はNをほしがっている。
4)Usually in the form -がっている, but がる is used to express general trends, as in sentence ❻ .
5)Best not to use when subject is social superior.
➡ にかわって
~の代償として
the other side is; in exchange; in lieu of
❶ ジムさんに英語を教えてもらう代わりに、彼に日本語を教えてあげることにした。
❷ この辺は買い物などに不便な代わりに、自然が豊かで気持ちがいい。
❸ 現代人は生活の便利さを手に入れた代わりに、自然を壊してしまったのではないか。
❹ 夫は新聞は読まない代わりに、雑誌はすみずみまで読む。
接続 | 〔普通形〕(ナAな・ナAである/Nである)+代わりに |
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1) ❷ ❸ のように「プラスのことがある反面、マイナスのこともある、または、その逆のこともある」という意味で使うことが多い。また、 ❶ ❹ のように、あることの代償に別のことをする、という使い方もある。
2) ❶ は「Vてもらう代わりに、Vてあげる」または「Vてあげる代わりに、Vてもらう」という相互関係を持つことを言う。
1)Often used as in sentences ❷ and ❸ to show that something has both merits and demerits, or that the issue has an opposite side. Also used as in sentences ❶ and ❹ , in which something is done in compensation for something else.
2)In sentence ❶ , mutual relationships are contrasted using Vてもらう代わりに, Vてあげる (in exchange for having something done for me, I will do…for someone), or Vてあげる代わりに, Vてもらう (in exchange for doing something for someone, I will have…done for me).
~の代理として/~するのではなく
in place of
❶ 雨が降ったのでテニスの練習をする代わりに、うちでテレビを見て過ごしました。
❷ いつものコーヒーの代わりに、安い紅茶を飲んでみたがけっこうおいしかった。
❸ 出張中の課長の代わりに、わたしが会議に出ます。
❹ 市役所に行くのに、自分で行く代わりに、姉に行ってもらった。
❺ メールをする代わりに、今日は久しぶりで長い手紙を書いた。
接続 | Vる/Nの+代わりに |
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❶ ❷ は「人や物の代理として、別の人や物」という意味で、 ❸ ~ ❺ は「普通することをしないで別のことをする」という意味。
In sentences ❶ and ❷ , a proxy or substitute acts on behalf of someone or something else. In sentences ❸ through ❺ , means to do something other than one's habitual action.
➡ にかんして
➡ にかんして