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どんなときどう使う 日本語表現文型辞典

モ行


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もかまわず

~もにしないで

with disregard for

さいきんでんしゃなかひともかまわずしょうしているおんなひとをよくかけます。

ちちなりもかまわずかけるので、いっしょにあるくのがずかしい。

かのじょあめなかを、ふくがぬれるのもかまわずあるってった。

❹ アパートのとなりのひとはいつもよるおそいのもかまわず、おおきなおとおんがくいている。

接続 N/〔普通形〕(ナAな・ナAである/Nな・Nである)+の+もかまわず

つうちゅうはらうことだが、それをにしないで」というあらわす。かんようてきに、 ❶ の「ひともかまわず」のかたちでよく使つかう。


Someone disregards what they normally should pay attention to. Often used idiomatically, as in sentence ❶ (without regard for what people think).



もさることながら

~もできないが

can't ignore…, but

どものこころきずつけるよういんとして、「いじめ」のもんだいもさることながら、あんていしゃかいそのもののえいきょうできない。

❷ あのさっさくひんは、わかいころのさくひんもさることながら、ろうねんはいってからのものもじつにすばらしい。

さいきんは、かいせいしゅうきょうもんだいもさることながら、じんけんもんだいおおくのひとちゅうもくあつめている。

接続 N+もさることながらFW

「~もできないが、あとことがらも」といたいときに使つかう。


What precedes pattern cannot be ignored, but fact that follows pattern is also true.


もしない

ぜんぜん~しない

without even

❶ わたしが「さよなら」とったのに、あのひときもしないでってしまった。

調しらべもしないでけつろんさないでください。

❸ わたしがせっかくつくったりょうなのに、かれべもしない。

こまっているときにずいぶんたすけてやったのに、かれぶんがよくなったらあいさつにもしない。

接続 Vます+もしない

「まったく~しない」とまんちをもってうときのかた


Dissatisfaction with someone who doesn't attempt to do something at all.


も~し、~も

both…and…

❶ このふくはデザインもいいし、いろもいいです。

❷ あしたはえんそくです。おべんとうつくったし、ものももういました。

❸ わたしのアパートはせまいし、えきからとおいし、たりもよくないです。けれども、ちんやすいです。

❹ きのうはやくしょへもったし、しょかんへもって、いそがしい1にちでした。

接続 Nも+〔普通形〕+し、Nも

1)どうるいせいしつのことをかさねてべるかた。「N1も~し、N2も…(こんしゅうもひまだし、らいしゅうもひまです)」というかたのほうが「N1もN2も…(こんしゅうらいしゅうもひまです)」というかたよりちをかさねるしきつよい。

2) ❸ のように、「Nも」がないかたちもある。

3) ❷ のようにじょ「は・が・を」のうしろに「も」がつくと、「は・が・を」はえる。そのじょは ❹ のようにそのままのこる。

4)「も~ば、~も・も~なら、~も」よりはなことてき

参照も~ば、~も


1)Complementary attributes in same category. N1 も~し, N2も (as in "I'm free this week and I'm free next") expresses stronger consciousness of comple-mentariness than N1もN2も (as in "I'm free both this week and next").

2)Can be used without the Nも, as in sentence ❸ .

3)When も follows particles は, が, orを, they disappear, as in sentence ❷ . Other particles remain, as in sentence ❹ .

4)More of spoken form than も~ば, も or も~なら~も.


もちろん

はもちろん


もって

をもって


もとづいた

にもとづいて


もとづいて

にもとづいて


もとづく

にもとづいて


もとで

のもとで



もとに

のもとで


もとに

をもとに(して)



もとにした

をもとに(して)


もとにして

をもとに(して)


もとより

はもとより


も~なら、~も

も~ば、~も


もの

から(だ)

because

❶ A:あたらしいごとはなしことわったんですか。
B:ええ、いまいそがしくて、9がつまつまでにはできないもの。

がくせいA:今日きょうじゅぎょうしゅっせきしてなかったね。

がくせい B:うん、あのせんせいこうつまらないもの。

あね:あっ、わたしのベストまたてる。どうして、だまってるの。

いもうと:だって、これ、きなんだもん。

❹ (おとうとものて)
あね:え、そんなにたくさんべるの?

おとうと:うん、おなかがすいてるんだもん。

接続 〔普通形〕+ものS

1)くだけたはなことぶんわりにつけて、じんてきゆうったり、わけをしたりするときに使つかう。

2)したしいあいだがらかいでは、 ❸ ❹ のように「もん」が使つかわれる。

3)「んだもん・だって~んだもん」のかたちがよく使つかわれるが、あまえたかんじのすることである。


1)Informal. Appends to sentence ending to express personal reasons or excuses.

2)In familiar circles, もん is used, as in sentences ❸ and ❹ .

3)Forms んだもん and だって~んだもん are often used but have feel of asking indulgence on part of listener.


ものか

けっして~ない

how could; who could; what could

❶ A:一人ひとりらしはさびしいでしょう?
B:さびしいものか。らくでいいよ。

❷ あんなしつれいひとと2はなしをするものですか。

れんきゅうゆうえんなんかひとおおくてつかれるばかりだ。もう、2くもんか。

❹ A:デジカメって、使つかかたふくざつでしょう?
B:ふくざつだって? ふくざつなもんか。ちょっとれれば、かんたんだよ。

接続 〔普通形〕(ナAな/Nな)+ものかS

1)しゃつよていちをひょうげんするときのかたで、はん使つかった、ややかんじょうてきかた

2)くだけたかい使つかう。

3)「ぜったいに・けっして」などとともによく使つかう。 ❸ ❹ の「もんか」は「ものか」よりくだけたかた


1)Strong negation on part of speaker. Slightly emotional rhetorical question.

2)Used in informal speech.

3)Often used with 絶対に,決して, etc. The もんか in sentences ❸ and ❹ is more informal than ものか.


ものか

ないものか


ものがある

とても~だ/なんとなく~かんじる

(deep emotion, enthusiasm) very; somehow feel

ちゅうがっこうふるこうしゃこわされるそうだ。おもこうしゃなので、わたしにとってざんねんなものがある。

❷ 10ねんまえゆうじんきょうどういたほんいまでも使つかわれていることにはかんがいぶかいものがある。

❸ あのわかさであのテクニック! かれえんそうにはすごいものがある。

接続 〔普通形〕(ナAな)+ものがある(げんざいけいだけ。Nにつくれいはない)

1)「~ものがある」のかたちで、しゃがあるじつからかんじたことやものごととくちょうひょうげんするときにかんじょうをもってひょうげん

2)「~」にはしゃかんじょうあらわことることがおおい。


1)Emotionally expresses speaker's feelings when discussing something felt about fact or characteristics of some matter.

2)Often words expressing speaker's feelings precede pattern.


ものだ〈かいそう

よく~したなあ

used to

どものころ、まえちちがよくむかしばなしをしてくれたものだ。

しょうがっこうだいきょうだいげんかをしてよくにしかられたものだ。

がくせいのころは、このよるおそくまでさけみ、うたうたい、かたったものだ。

接続 Vた+ものだ

1)むかしよくしたことをおもして、なつかしんでかんじょうめてうときのひょうげん

2)「よく~ものだ」のかたちでよく使つかう。


1)Nostalgic emotion about memory of something often done in past.

2)Used in pattern よく~ものだ.


ものだ〈かんがい

ほんとうに~だなあ

really…; truly something

らないくにたびして、らないひとびとうのはたのしいものだ。

❷ タンさんはぞくくし、ろうをしながら、今日きょうまで一人ひとりでよくきてきたものだ。

つきのたつのははやいもので、このまちしてたのはもう20ねんまえのことだ。

ちいさなどもがよくこんなむずかしいバイオリンのきょくくものだ。たいしたもんだ。

接続 〔普通形〕(ナAな)+ものだ(Nにつくれいはない)

1)こころつよかんじたことや、おどろいたりかんしんしたりしたことをかんじょうめてう。かんがいあらわす。

2) ❹ の「もんだ」はくだけたかいかた


1)Expresses emotionally something heartfelt, surprise, or deep impression. Deep emotion.

2)In sentence ❹ , form もんだ is used in informal speech.


ものだ〈ちゅうこく

~するのがとうぜん

should

げんわかひとものなかでおとしりにせきゆずるものだ。

びょういんのおいに、はちえのはなっていかないものですよ。

:もう10だよ。はやなさい。どもは10まえるもんだ。

接続 Vる・Vない+ものだ

1)じんけんではなく、どうとくてきしゃかいてきじょうしきについて「そうするのがじょうしきですよ・そうしないのがじょうしきですよ」とくんかいしたり、せっきょうしたりするときのひょうげんである。

2)はなことでは ❸ のように「もんだ」になることがおおい。

参照ものではない


1)Moralizes or exhorts that speaker's opinion to do or not do something is not personal but based on moral and social common sense.

2)Often becomes もんだ in spoken language, as in sentence ❸ .


ものだから

~ので

because

きょう:どうしてこくしたんですか。

がくせいましけいこわれていたものですから。

❷ いつもはけいなんか使つかわないものだから、えらひとまえるときんちょうします。

こんしゅういそがしかったもので、おへんするのがついおそくなってしまいました。

❹ わたしはしんじんなもんで、ここではらないことがおおいんです。

❺ (どうりょうと)
ひがし西にしさん、せんしゅう、あんまりわなかったね。

西にし:ええ、いもうとけっこんしたもんで、いなかにかえってたんです。

接続 〔普通形〕(ナAな/Nな)+ものだから

1)ゆうかたであるが、じんてきわけをしたいときによく使つかかた

2)あとぶんに、めいれいのあるぶんはほとんど使つかわない。

3) ❸ ~ ❺ のように「もので」というかたちもある。「もんで」はくだけたかいなか使つかう。


1)Gives reason, but is often personal excuse.

2)Clauses with commands or volition rarely follow.

3)Also form もので, as in sentences ❸ to ❺ . Form もんで is used in informal speech.


もので

ものだから


ものではない

~するのはじょうしきはんする

certainly shouldn't

づかいをするものではない。おかねたいせつにしなさい。

でんしゃなかでは、ものをべたりんだりするものではありません。

よわいものいじめをするもんじゃないよ。

接続 Vる+ものではない

1)じんけんではなく、どうとくてきしゃかいてきじょうしきによって「そうするのはしゃかいてきじょうしきどうとくはんしますよ」とくんかいしたり、せっきょうしたりするときのひょうげん

2)はなことでは ❸ のように「もんじゃない」となる。

参照ものだ〈ちゅうこく


1)Moralizes or exhorts that speaker's opinion to do something is not personal but is against moral and social common sense.

2)Often becomes もんじゃない in spoken language, as in sentence ❸ .


ものでもない

ないものでもない


ものともせず(に)

をものともせず(に)


ものなら

もしできるなら

if can

❶ できるものならとりになってくにかえりたい。

❷ A:ねえ、いっしょにりょこうきましょうよ。

B:ぼくもけるものならきたいんだけど、ちょっとそうだなあ。

❸ スケジュールがゆうになるものなら、ひろしまいっぱくしたいのだが、そうもいかない。

おとこ1:なぐるぞ!

おとこ2:なぐれるものならやってみろ!

なおるものなら、どんなしゅじゅつでもけます。

接続 Vる(のうどう)+ものなら

「~ものなら」のかたちで、「~」のまえにはのうふくどうる。そしてじつげんむずかしそうなことを、「もしできるなら」とていして、あとぶんぼうめいれいなどしゃあらわす。


Verbs of potentiality precede ものなら. Supposes being able to accomplish reality that is difficult to achieve. Speaker's volition, including hopes or commands, appear in clause following.


ものなら

ようものなら


ものの

~だが、しかし

although; notwithstanding

あたまではわかっているものの、じっさい使つかかたことせつめいするのはむずかしい。

あたらしいふくったものの、なかなかていくかいがない。

からだじょうなものの、さいきんみみこえにくくなってきた。

接続 〔普通形〕(ナAな・ナAである/Nである)+ものの

「~ものの、…」のかたちで、「~のことがらいちおうじつなのだが、しかし、じっさいはそのことからそうされるとおりにはいかない」という使つかう。


Something is certainly true, but result does not go as expected.


ものを

~のに

even though…how could

せんぱいがあんなにしんせつってくれるものを、かれはどうしてことわるのだろう。

っていればおしえてあげたものを。わたしもらなかったんです。

なつあいだにもうすこぎょうすすめていればよかったものを。なまけていたものだから、いまになって、りにわれてくるしんでいる。

❹ あのとき、くすりさえあればかれいのちたすかったものを。

接続 〔普通形〕(ナAな)+ものを(Nにつくかたちはない)

1)たいとはちがってしまったげんじつやんだり、まんおもったりしたときに使つかう。

2)しんまんうらみ・なんこうかいなどのちをめてうことがおおい。

3) ❹ のように、あとぶんしょうりゃくされるあいおおい。


1)Vexation or dissatisfaction about reality that differs from expectations.

2) Often describes such emotions as suspicion, dissatisfaction, bitterness, criticism, regret, etc.

3) Clause following pattern is often omitted, as in sentence ❹ .


も~ば、~も

~も~し~も

both…and…

❶ あしたはすうがくけんもあればレポートもていしゅつしなければならないので、こんばんられそうもない。

❷ あのひとせいかくもよければあたまもよさそうです。

❸ きのうのけんもんだいむずかしければりょうおおかったので、ろうしました。

❹ あのメーカーのせいひんだんごろなら、アフターケアもきちんとしていますね。

こんごとさんそくなら、スタッフもりない。せいこうのぞめそうもない。

❻ りんごにはいろいろなしゅるいがあります。あかいのもあれば、いろいのもあります。

らくもあればもあるのがじんせいというものだ。

接続 Nも+Vば/イAければ/ナAなら/Nなら+Nも

1)まえことがらおなほうこうことがらくわえる(プラスとプラス、マイナスとマイナス)。

2) ❻ ❼のように、どうるいのものやたいりつするものをならべてりょうほうある、というかたもある。


1)Adds like evaluations to what precedes it (positives with positives, negatives with negatives).

2)Also can be used as in sentences ❻ and ❼ to show parallels in contrasts.


もらう

receive from

❶ わたしはどものころ、よくおじにほんをもらいました。

❷ A:いいネクタイですね。ぶんったんですか、だれかにもらったんですか。
B:あににもらったんです。

❸ わたしはきんぞく20ねんかいしゃから30まんえんもらいました。

❹ わたしはせんせいにいいほんをいただいた。

ははなかせんせいからおがみをいただいてうれしそうだ。

接続 Nを+もらう

1)ものをけるひとしゅにしたじゅじゅかた。ものをけるひとは「わたし」、またはあたえるひとよりしんてきに「わたし」にちかひとである。

◆ × リカさんはわたしからプレゼントをもらいました。/
× あなたはわたしのいもうとにプレゼントをもらいましたか。

2)あたえるひとあらわじょは「に」でも「から」でもよい。ただし、あたえるがわひとではないあいかいしゃがっこうだんたいなど)には、 ❸ のように「から」を使つかう。

3)「いただく」は、 ❹ ❺ のようにあたえるひとうえあい使つかう。


1)Subject is receiver. Receiver can be speaker or someone psychologically close to speaker.

◆ × リカさんはわたしからプレゼントをもらいました。/
× あなたはわたしのいもうとにプレゼントをもらいましたか。

2)Particles indicating giver can be either に or から. When giver is not person (such as in cases of companies, schools, groups, etc.), から is used, as in sentence ❸ .

3)Form いただく is used when giver is social superior, as in sentences ❹ and ❺ .



もん

もの


もんか

ものか


もんじゃない

ものではない


もんだ

ものだ〈かいそう


もんだから

ものだから



もんで

ものだから


もんでもない

ないものでもない


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